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尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さん。子供省、子供庁を作ってほしい!

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11月8日(日)の放送では教育評論家の尾木直樹さんに「子供に関する様々な問題」についてお伺いしました。

自見  少子化の問題について、どうのようにお考えですか?

尾木  少子化の問題はなかなか難しいです。
    色々な問題が複合的に絡み合っていますので、
    単に産めよ増やせよではありませんね。

    不妊治療の保険適用など、やれるいいことはどんどんやるべきです。
    総理からそのような意見が出るということは女性側、
    そして男性側にとって、たいへんありがたいことだと思います。
    
自見  そうですね。
    妊娠期からの切れ目のない支援というのがとても重要で、
    私の個人的な夢は「子供家庭庁」があるといいなあと思っています

尾木  僕も、それ、前から言っているの。
    「子供省」を作って横に貫いた組織を作ってほしい。
    「子供庁」でもいいです。

自見  厚生労働省の中に、数年前に「子供家庭局」が出来ました。
    それと内閣府がやっている「子供、子育て」が
    行政的には二重行政になっている部分があります。
    それと文部科学省の一部。
    なので「子供」という文脈と、「家庭」という文脈を一元化すると、
    医療だけではなく、療育、教育、福祉、
    全人格的に子供をみれると思います。
    これが私の目標なんです。

尾木  僕、応援します!
   
自見  ありがとうございます。
    もうひとつ、尾木ママにお伺いしたいことがあります。
    最近増えている「親の虐待」については?

尾木  心理的な虐待なんですよね。
    虐待する親御さんの気持ちになると、
    おそらく子供のことは考えているんですよ。
    子供を怒鳴ったり、叩いたり。
    そして間接的に、夫婦間のDVを見せることも虐待になります。

自見  傷つきますよね。

尾木  家庭の努力も必要ですが、社会的なつながりの中で子育てをする、
    地域作りが物凄く重要だと思います。
    締め付けではなく、自由につながりあっていける多様なもの。
    ある部分ではつながっている。
    別の部分では、つながっていなくてもいい。
    私はそれで、いいと思います。

自見  最後になりましたが、子育て中のママやパパへ
    メッセージお願いします。

尾木  あまり頑張らないでね。
    「ありのままに、今を輝く」というのが僕の座右の言葉なんです。
    ありのままに、その時、その時を、精一杯、生きていきましょう。
    それが必ず未来を切り開くだろうと確信しています。

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