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尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さん。子育てで重要な言葉「どうしたの?」

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11月1日(日)の放送では教育評論家の尾木直樹さんに「子育て」についてお伺いしました。

自見  子育てについて質問されると「怒ること」と「叱ること」は違うと
    言うそうですね。

尾木 「怒ること」は感情的に怒っているだけで、
    子供への教育的配慮がないんです。「叱ること」は理性的で、
    ここでこの話をして諭そうとする意志が働く。「Aちゃんを
    見てごらん。あんなに辛い顔をしてるよ。傷つけちゃっている。
    こんなことしちゃいけないのよ。お詫びしようね」と。
    ちゃんと理を通す。

自見  感情をコントロールするという
    親なり大人なりの人間修行もありますね。

尾木  それもありますね。

自見  また子育てでは「どうしたの?」という問いかけも大変、
    必要だそうですね。

尾木  子供に「どうして弟を足で蹴ったの?」と尋ねる。
    「どうしたの?」と。すると子供は「弟に虫がついていたから、
    よけてあげようと思って、蹴ったんだよ」と弁解をする。
    そんな弁解の中にも少しの「いいこと考えているなあ」ということが
    見つかるんです。
    そこを「偉かったね」「大変だったね」「辛かったね」と
    共感できる部分が見つかる。

自見  一方的に「駄目だよ」というのではなく、
    「どうしてやったの?」と尋ねる。
    そして「この部分は素晴らしい」と認めてあげる。

尾木  頭でも撫でてあげればいい。
    すると子供は「でもねママ。僕、もっと丁寧に手で払えばよかった。
    僕がいけなかった」と。

自見  素晴らしい、導いてあげるんですね。

尾木  大人の僕たちが言おうかなと思っていたことを自分から言うので
    「あんた偉いね」と、今度は本気に褒めてあげる。

自見  そういった意味では子供が失敗する機会も必要ということですね。

尾木  ものすごく大切です。

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