10月18日(日)の放送では教育評論家の尾木直樹さんに、子供の頃のお話をお伺いしました。
自見 お父様が気象予報官？
尾木 そうです。だから台風シーズンになると大変でした。
夜中の1時、2時にとんでいきました。
そして母は小学校の先生でした。
自見 小さい頃のご両親の印象は？
尾木 母は怒鳴ったことがありません。
そして父からも殴られたこともありません。
父は「なおき、お父さんはクチで言うからよく聞いてね」と
いうのが口癖でした。
でもまた僕は同じことを繰り返す。
すると父は「なおき、座りなさい」と。
僕は子供ながらに、今度は本気だな（笑）と。
自見 温かくも厳しいお父様。
尾木さんは学生時代、体罰を目の当たりにされたそうですね。
尾木 そうです。あれは中学校3年生の時。
僕は間違えて叩かれました。先生が勘違いして。
それで、うちの親父は怒ってしまって。
教育長にすぐに電話をしちゃって！
翌日、職員室で謝罪されました。
自見 その時、先生に対してどんな気持ちでしたか？
尾木 やはり不信感を抱きました。
教育長から電話が入ったら、すぐに謝るのか・・・と。
自見 子供は見てますからね。
尾木 子供は感じます。
自見 この番組では、
子供の頃、出会った一冊の本についてお伺いしています。
出会って影響を受けた一冊、お聞かせください！
尾木 高校時代に出会った「哲学者の三木清さんの人生論ノート」です。
これが僕にとって、人生の決め手になった一冊です。
自見 私も高校生の時に読みました。
尾木 素晴らしい本ですよね。
