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政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会のメンバーで、川崎市健康安全研究所・所長の岡部信彦さん「コロナ禍における、病院との付き合い方。病院に行く時は連絡を取るなど事前の相談が大切」

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8月23日(日)の放送では政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会のメンバーで、川崎市健康安全研究所・所長の岡部信彦さんに「コロナ禍における、病院との付き合い方」についてお伺いしました。

淵澤   感染を恐れて病院を訪れる患者さんの数が
     減っているという報道があります。

岡部 まあ軽い病気はそれでいいかもしれませんが、
             一見なんでもなくても急に悪くなる病気もあります。
   あるいは慢性の病気は定期的にチェックも必要です。
   なので予約システムなどを活用して、
            普段の健康を守っていただきたいと思います。
   
淵澤 オンライン診療が注目を集めていますよね。
    
岡部 オンラインは道具です。
   全部がオンラインだと血が通わない感じがします。
   何回に1回はオンライン診療、
   そして何回かは病院に行って話してみるなどがいいと思います。
   オンライン診療はあくでも「補うもの」です。
    
 淵澤 小さいお子さんがいる場合、予防接種の問題もありますよね。
   
 岡部 川崎市でも調査をやったことがあります。
   0歳児の予防接種は、みなさんこれは!と思って行かれるんです。
   でも年齢が大きくなると「今日じゃなくても」という心理が働くのか、
   予防接種をする方の人数が落ちてきます。
   そもそも予防接種は目に見えない病気、今ない病気に対する予防なので
   しっかりやっておかないといけません。
   例えばロックダウンが激しく行われた他の国々では、
   予防接種ができなくて。
            その病気が流行ってしまったということがあります。
   例えば「はしか」ですとか「ビフテリア」が
             流行しはじめたということもあります。

   日本は衛生状態がいいので「急に」ということはありませんが、
   積み重なっていくと具合が悪くなっていくと思います。

   かかりつけのお医者さんがいらっしゃる場合
   「混み具合」や「いつ行ったらいいですか」など、
   事前に聞いておくと、受け入れる病院側も対応できます。
   そのようなことを相談しながら、キチンとやっていただくことが
   大切だと思います。

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