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小児科医で「小児科オンライン」代表の橋本直也さん。オンライン診療はお母さんの手のひらで、小児科医や産婦人科医、助産師と接点を持てる。

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8月2日(日)の放送では小児科医で「小児科オンライン」代表の橋本直也さんに「コロナ禍におけるオンライン診療」についてお伺いしました

淵澤 これまでお話をお伺いすると、
   橋本さんは大変アイデアマンだなあと感じました。
   国立成育医療研究センターでの「折り紙ツリー」の企画も
   橋本さんだそうですね。

橋本 これは同期の利根川先生と一緒にはじめたものです。
   クリスマスを病院で過ごさなくてはいなけい子供たちがいるというのが
   子供病院の現実です。心身の健康を考えた時に、
   病院で過ごすクリスマスを少しでも
   「いい思い出」にしてもらえたらというのが根底にありました。
   あとは年齢に関係なく、お子さんみんなで参加できるものをと、
   考えました。
   折り紙ならみんなが折れるかなと思いました。
   小さいお子さんなら、手でぐしゃってしてもらうだけでもいいです。
   それを集めまして、巨大な「折り紙ツリー」を作ろうと。
   大きさは7メートルぐらいです。
   その折り紙に願いを書いてもらって
   病院のエントランスのところにクリスマスに飾りました。
   そして絵ハガキにして、みなさんに配って
   自分たちの作品がこんな風になったんだよと、お知らせしました。

淵澤 お話を聞いていても、橋本さんのやさしさが伝わってきます。
   今年は新型コロナの影響で「オンライン診療」が注目されました。
   橋本さんが5年前から行っています「小児科オンライン」。
   今後の目標や計画、お聞かせください。

橋本 医療とは、聴診をして人に触れるというのが原則にあって、
   5年前に始めた時は、
   オンラインだと足りないことがあるのではないか?という、
   ご指摘もありました。でも今回の新型コロナの影響で、
   「オンラインでできること」にスポットライトが
   当たってきているなあと、感じています。
   オンラインでできることは、「お母さんの手のひら」にあるところに、
   小児科医、産婦人科医、助産師が接点を持てるということです。
   病院に行きたくない。ちょっとふさぎ込んでいるお母さん達、
   ちょっと外に出にくい方々に、こちらからリーチできる、
   接点を持てるということだと思います。

   病院で待っているだけでは届かない、不安や孤立に
   しっかりとリーチできるということを、実感しています。

   「小児科オンライン」「産婦人科オンライン」が
   みなさんに届くような規模の事業になればいいと思っております。

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