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小児科医で「小児科オンライン」代表の橋本直也さん。心身共に健康が達成されているか?日本の小児医療は見た目ではわからない次のフェーズに来ている。

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7月26日(日)の放送では小児科医で「小児科オンライン」代表の橋本直也さんが委員を務める「成育医療等協議会」についてお伺いします。

淵澤  成育医療等協議会には、
    橋本さんが一番尊敬されている方が、会長を務めているそうですね。

橋本  国立成育医療研究センター理事長の五十嵐隆先生です。
    私が小児科医として国立成育医療研究センターで働いていた時から
    お世話になっている先生です。
    私が病院の中で、子供達との想い出を作ろうと、
    イベントを企画した時も「ぜひ、やりなさい」と
    応援してくださったり。
    また「小児科オンライン」を立ち上げる時にも
    「ぜひ、やりなさい」と背中を押してくださったり。
    いまの成育医療等協議会の中で、私は断トツで若いんですが、
    「若いんだから、しっかり発言しなさい」と
    発言の機会を与えてくださっています。

淵澤  改めて、成育医療等協議会について、お聞かせください。

橋本  成育基本法という法律の基本方針を決める協議会です。
          成育基本法は、簡単に言いますと子供達を大事に
    しましょうということを定めた法律です。
    その中で、どの分野を重点的に取り組んでいくのかという
    基本方針の部分がまだ決まっていないので、
    色々な有識者の方々が集まって話し合って決めています。

淵澤  橋本さんが感じる、成育医療の課題、お聞かせください。

橋本  これまでの日本の小児医療は世界に誇るものを作り上げてきました。
    しかし時代と共に子供たちが抱える問題が少し変化してきています。
    例えば細菌による病気は減りました。
    反対に発達障害だったり、虐待や不登校など
    生活環境に依存するものが、少し目立ってきています。

    一見、カラダは健康に見えるけど、
    心身共に健康が達成されているのか?

    これまでのいわゆる病気というものをしっかり克服してきた
    日本の小児医療は素晴らしかったんですけれども、
    じゃあ今度、次のフェーズとして
    そうした心身共の健康を守っていくことを
    もっとやっていかなくてはいけないと思います。

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