12月29日(日)の放送では30万部突破の話題の本、子供向けの法律書『こども六法』の著者山崎聡一郎さんに本を作るにあたって工夫した点をお伺いしました。
淵澤 私には小学校６年生の息子がいるんですが、
山崎さんの『こども六法』を家に置いていたら、
パラパラと読み始めたんです。そして息子が気になったのは36ページの
「気軽に死ねって言ってない？」のところです。
山崎 集団で死ねと（メールなどで）送っちゃう。
またコミュニケーションを取っている時、軽く言ってしまう。
淵澤 これは法律的に違法なんですか？
山崎 言われた側の人が「自分は死んだ方がいいんだ」
「死ななきゃいけないんだ」と思って自殺してしまう、または自殺をしよ
うとしてしまった場合、罪に問われる可能性があります。
言った側は「本当に死ぬとは思わなかった」と言うと思うんですけど。
淵澤 この本の特徴はイラストが多いんですよね。
漫画を読む感覚で子供は読めますね。
山崎 ただ実際に読んでみると、
意外と文章が多いなとオトナの方は思うかもしれませんが
文章の難易度を、あえて簡単にし過ぎないようにしているんです。
子供って興味のあるものは難しい文章でもちゃんと理解するチカラが
あります。例えば今流行りのカードゲームに書かれている文章は
実は『こども六法』より難しかったりします。
子供っぽく見せすぎないように作ろうということである程度、
難しい文章にしてあります。
淵澤 そういう工夫があるんですね。
