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教育研究者の山崎聡一郎。30万部突破の『こども六法』出版のきっかけとなった小学生時代の原体験とは?

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12月15日(日)の放送では教育研究者の山崎聡一郎さんに『こども六法』を出版されたきっかけについてお伺いしました。

淵澤 山崎聡一郎さんは埼玉県のご出身、現在26歳。
   わたしの手元には山崎さんが書かれた
   子供向けの法律書『こども六法』がございます。
   いじめや虐待に悩む子供たちに法律の知識や考え方を身につけて
   もらうために難解な法律用語を軟らかな文章やイラストで
   紹介されています。
   ことしの8月に弘文堂から出版され、発売2日で初版の1万部は完売。
   現在30万部を突破、いま大変話題の本なんです。
   表紙、かわいらしいですね。

山崎 これは伊藤ハムスターさんという方に
   お願いして描いていただいています。
   人間で描写すると少しグロテスクになってしまったり、
   読みにくくなってしまうシーンも、
   親しみやすいイラストで描いていただいています。

淵澤 人間ではなく動物なんですよね。かわいい象さんなど色々います。
   本の中を見ると、本文すべてに「ルビ」がふられていますよね。

山崎 大変だったポイントのひとつでもあるんですが、
   すべての人が読めるために、読み仮名を付けています。

淵澤 この本はご自身の体験によるものが大きかったそうですね。

山崎 僕自身も小学校の5年生から6年生にかけて
   2年間、イジメの被害に遭っていたんです。
   今思うと暴力や暴言は犯罪に相当するイジメだったわけです。
   それを犯罪だったと知ったのは、
   中学校に入学してから図書館で六法全書を見つけてから。
   法律のことを当時の自分が知らなかったから
   自分自身で身を守れなかったんだと。
   それが原体験としてあって、
   大学生の時に誰でも読める六法を作ろうじゃないかと思い
   『こども六法』を作り始めました。

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