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数々のアスリートの練習を見てきた金子も驚愕した長野オリンピック金メダリスト・清水宏保の極限まで自分を追い込む練習の秘密とは?

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今回のゲストは
日本のスピードスケート界の第一人者、
長野オリンピック・スピードスケート
男子500メートルの金メダリスト
清水宏保さんです!




【清水宏保選手のプロフィール】

清水さんは、1974年、北海道帯広市生まれ。
幼い頃は、喘息で体が弱く、
体力づくりの為に3歳でスケートを始められました。

1993年には、ワールドカップに初出場し初優勝、
スピードスケート短距離界の第一人者として活躍し、
98年の長野オリンピックでは500メートルで日本人初の金メダル、
1,000メートルで銅メダルを獲得しました。

2001年の世界距離別選手権大会では、
500メートルの世界新記録を樹立。
2002年のソルトレーク・オリンピックでは、500メートルで銀メダルと、
オリンピックで3つ目のメダルを獲得されました。

 2010年、36歳で現役引退。
フィットネスジムや介護施設をオープンして実業家としても成功されています。

 


-子供の頃は喘息持ち
そうですね。
今でこそ治療法が確立されていますけど、
以前は治療法が確立されていない、
喘息と風邪の違いが
わからないような時代ですから、
喘息イコール運動すると命を失う
危険性が高いというリスクもあったので、
できれば運動は避けてくださいというのが
医師からのアドバイスだったんですけど、
父親がそうではなくて運動療法で治そうと!気合い!
それこそ真冬の寒風摩擦とか!

−大人になってくると身長もハンデに。
めげなかった?

よくめげなかったなというのはありますけど、
多分それがあったから何くそという
反骨心があったんじゃないかなと思いますね!
恵まれ過ぎていても、
自分自身がそんなに自分自身に厳しい方ではなかったので、
何かそういうハンデがあることで、
埋めていこうとか少しでも取り戻そう
ということで反骨心が芽生えて、
練習をしてというのが芽生え出したんじゃないかな
という風に感じますね!

−金メダルの長野にしても堀江さんの方が
注目度が高かった?

堀江さんの方が
やっぱり注目度が高かったですよ!
1998年が長野五輪で、
1997年の世界選手権は
堀江さんが総なめにしていたので、
一年ないうちにオリンピックと考えると
実際に堀江さんが大本命だったんですよね!

−その時の清水さんの心境は?
僕としては
自分もやってやるぞ!という気持ちと、
裏を返せばというわけではないんですけど、
堀江さんが先頭に立ってくれたので、
僕はすごい楽だったんですよ!
メディアであったりとか、
目立っていくという意味では、
堀江さんの方がダントツ目立っていたので、
僕の方がこっそり、虎視眈々と、
レースに向けて集中できていたのがあったので、
ほんとナンバー2でよかったな
というのはありますね!


そんな清水さんに、金子がより突っ込んで聞いていくコーナー!
『金子の深堀り!』

-色んな方の練習を見てきたが、
今でも忘れられないのは清水さんの練習。
追い込み過ぎて失神してバイクから転げ落ちてた。
あれは普通?
最近、僕も若手の練習見てないんですけど、
その当時では普通・・・いや!
おかしいですね!

-本当に自転車から落ちてた。
その体の持っている酸素とかエネルギーを
短時間で使いこなすのがどれくらい高いかって
選手によってそれぞれ違うんですよ!
僕は短時間の間に体の持っている能力を
瞬発的にバーンって一気に、
1リットルのガソリンをどれだけ短時間で使いこなせるかみたいな!
僕は誰よりも早く使いこなせるんですよ!
その代わり長持ちもしないし、
でも本当に一瞬で出すパワーは強いんです!
だから誰よりも追い込む練習は追い込めます。



そんな清水さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『我以外、皆我が師』

僕の言葉ではないんですけど、
ある著名な方の言葉です。
自分以外みんな師匠だよと。
長野オリンピックの前に聞いた言葉で、
自分の中で、言葉として、
自分が成長していく上で、
大切にしていきたい言葉だなと思いました。


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