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福藤豊選手が好きなファッションブランドから影響された言葉

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ゲストは、
日本人初のNHLプレイヤーで、
栃木日光アイスバックス所属、
そして、日本アイスホッケー選手会 初代会長、
福藤豊選手です!

  


今回は、福藤豊選手
『相棒』=「こだわりの用具」に迫りたいと思います。

アイスホッケーはギア多いですよね。
 

そうですね。一つに絞るのにちょっと苦労しました。
今回はマスクになります。ゴーリーマスクですね。
ゴーリーの特権というか、
デザインを自分でデザインしてペイントしてもらうので。
ある程度のことは自由です。
もちろんキャラクターとか、チームのスポンサーの事情もあるので
個人のスポンサーの名前を入れたりとかってのはできないんですけど、
ある程度は自由に
デザインさせていただきます。
 

-アメリカ先住民のヘッドバンドみたいですね。

そうですね。戦いに出る時にかぶりもののデザインなんですけど、
4、5年前ぐらいからこういうネイティブ系のデザインをさせて頂いてますね。

 

-キングスでは?

何か日本人ぽい感じでしたね。
忍者とかそういうのをデザインしてました。

 

-デザインは自分で考える?

全部自分でする人もいるんですけど、
僕は昔からアメリカの人にペイントしてもらってるので、
その人とやりとりしながら、イメージでって何パターンか出して頂いて
そこで決めてく感じですね。
その人によってプリントの仕方のちょっと変わってきて、
タッチの感じも変わってくるので、
今回のはすごくかっこいいなと思ってます。
結構マニアが多くて、ゴーリーマスク集めてる人がいるので、
世界選手権とか行くと「そのマスク売ってくれ」って言ってくる人いますね。
大会中なのでそれ売っちゃうとなくなっちゃうから断りをするんですけど。

 

-ちなみに値段はいくらぐらい?

僕も自分で買わないので、
マネージャーに聞いたんですけど40万円ぐらいするらしいです。
ペイントだけで10万円ぐらいするので、
僕の場合は顔の型から取ってるので
もうちょっと高いのかなと思うんですけど、
市販のものならもう少しリーズナブルだと思うんですけど。

 

-高校時代は?

自分で買ってましたけど、
1回買うとそれはもうずっと使ってましたね。
10万円ぐらい。親には感謝しかないですよね。

 

-他には?スケートも違いますか?

違いますね。
プレーヤーとそこまで差はないんですけど高いものは高いですね。
あとスケートは歯がダメになりますね。
それは消耗品と言うか、
なくなってきちゃうので歯は交換しなきゃいけないですね。
ただ、足に馴染んだのが好きっていう人は長く履く人もいますし、
固いのが好きって人は、
どんどん買い替えて行かなきゃいけないんですけどね。

 

-あとはプロテクター?

そうですね。ゴーリーは足にレッグパッド付けて、
左手にはキャチング。
右手はブロッカーなので、かなり多いです。
プロテクターも他の選手よりはでかいので、
かなりの重量になります。
普段はリンクに置いておけるんですけど、
アウェーの場合は持ち運ばなければいけないんですよね。

 

-あとは?

スティックですよね。プレイヤーとは違うので、
あれが高くて3~4万するんです。フルカーボンで。
昔は木のスティックだったんですけど。
カーボンは、1回の練習で折れたりするんです。
ゴーリーの止めどころが悪かったりすると普通に折れちゃいます。
カーボンは結構すぐいっちゃいます。
常に3本持ってますね。

 

-今アイスホッケーをする子供達って増えてるんですか?

世界に比べると競技人口は多い方だと思うんですけど、
リンクの数も多いですし。
でも僕の地元の釧路市なんかは減ってるのかなと思いますね。
合同のチームを作ったりするので、
僕たちの時は小学校単体でできたんですけど、
今は合同になってきてるので、
競技人口自体減ってるのかなと思いますけど。

 

 

リクエスト曲は?

 You and Your Heart /Jack Johnson 

 

僕、趣味でサーフィンをやるんですけど、
泳ぎも上手くないんですけど、3年4年前ぐらいから。
それでJack Johnsonの曲ってずっと聴いてられるっていうか、
Jack Johnson自体もサーフィン好きですし。
自然な流れで聞くようになりましたね。
車の中でずっとかけながら聞いてる曲なので。

 


そんな福藤豊選手に金子がより突っ込んで聞いていくコーナー!

『金子の深堀り!』

   

日本人選手は世界で活躍できる?

チャンスは昔に比べて大きくなってると思いますね。
ルールも変わって、
もちろんフィジカルの必要なスポーツですけど
サイズの小さい選手でも入っていけるような環境になってます。
スケーティング技術だったり、
自分の持っているスキルっていうのが
思う存分活かせるルールになってきてるので。
NHLを見ても日本人と変わらないサイズの選手が活躍してますし。
そういった意味でもチャンスは十分あるかなと思いますね。

 

 

-なぜ福藤さんに続く選手がいない?

最近はジュニアから入ってる選手も多くて、
今は安藤優作選手が
NHLからドラフトにされるかもって言われています、
アメリカのジュニアリーグでプレーしてます。
今まではあまり考えられなかった、
大学に行く選手だったりとか、
徐々にプロではないですけど、
そういうことから変わり始めてるのかなと思うので。
今すぐに結果をって多分なかなかいないと思うんですけど、
こっから5〜6年経った後に当たり前になっていることを
目指す選手が増えてきたらいいなと思ってますね。

 

-日本代表と世界の距離感というのは?

離されてるんじゃないかなあと思いますね。
問題に向き合おうとしないと言うか、
日本のアイスホッケー界全体見た時に、
例えばじゃあオリンピックに出たい、
世界選手権の結果を出したいと結果を求めてくるんですけど、
それに対してのアプローチは何かしてるのかって言ったら、
そこは疑問なのかなと思います。
じゃあこの大会でいい結果を出すためにどうしてこうとか、
「この大会で結果を出せ」ではなくて、
ここに向けて何ができるかとか、
今まで結果が出ないとこで何を改善しなきゃいけないかっていう、
その問題点にはしっかりと向き合ってないんじゃないかなと僕は思いますけどね。
結果が出てないんだったら今後どうしていかなきゃいけないか、
もう少し目を向けた方がいいのかなって思いますね。

 

-まだゴーリーとして衰えは感じてないですか?

いやー、どうですかね。衰えているのは感じますけど、
今の方がすごく楽しいですね。
試合を楽しめるようになってきたと言うか。
もちろん試合ってそんなに楽しくないんですよ。
勝つためには頑張らなきゃいけないので。
勝った時なんですよ嬉しいのって。
試合中はそんなに楽しくないんですよ。
でも苦しいことも楽しめるようになりました。
前だったら逃げたいなというか、この試合、
緊張するなぁみたいな感じだったんですけど。
それ自体も今は楽しめるようになりました。
やっぱり衰えてくるのもわかるので、そこに向き合うのもすごく楽しいし。
この年齢になるとその新しいことにチャレンジするってことが楽しみになりました。

 


福藤豊選手が今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
 

「温故知新」

これは10年前ぐらいなんですけど、
知ったというのはあれですけど何か響いたというか。
もともと僕は洋服が大好きで、
好きなブランドのコンセプトが「温故知新」だったんですけど。
着るものそうですけど歴史みたいのが結構知りたいタイプなので。
「トニータイズサン」って言う、
清水泰さんがデザインしているブランドなんですけど。

 

-ヘアスタイルってカート・コバーンを意識してます?

そこの影響は抜けないですね。
トレーニングに関してもそうですけど、
新しい技術とかっていっぱいあるんですよ。
追わなきゃいけないのもわかってるんですけど、
そこに振り回されたくないと言うか。
新しいものには何かしらのきっかけとなるものがあって、
そこを見ることによってシンプルに済むこともあるので、
そういう意識でいますね。

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