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監督になったばかりの片岡安祐美に萩本欽一が送った言葉

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前回に引き続き、
社会人野球のクラブチーム・茨城ゴールデンゴールズの
選手兼監督・片岡安祐美さんとお送りします!


今回は、片岡さんの『相棒』「こだわりの用具」に迫りたいと思います!
野球は「グローブ」「バット」「スパイク」・・・など道具がたくさんありますが
その中で、片岡さんの相棒は『グローブ』



【グローブにはかなり注文をつけた】

守備が持ち味の片岡さんは「守備はノックを受けた本数だけ力になる」というのが持論だそうだ。
そんな片岡さんがこだわっているグローブのメーカーは『ベルガード』
その使用歴は9年!
「色々注文をつけましたね〜。」と語る片岡さんだが、どんなところにこだわったのか?

『フィット感』
手が小さい片岡さんは、グローブをはめたときに、抜けないように
「手の甲をきつくしてもらう」「指を入れるところを狭めにしてもらった。」

『重さ』
硬式グローブは皮も分厚いので、重くなりがち。
そうすると、グローブが動かしづらくなるため「結構、薄くしてもらった。」

そんな片岡さんがグローブにこだわるきっかけになったのが、
現在、楽天イーグルスで2軍守備走塁コーチの酒井 忠晴(さかい ただはる)さんの守備を見たとき。
「ボールがグローブの中に”ただいま!”って吸い込まれてる!」と衝撃を受けたそうだ。
それと同時に、「あんなグローブが欲しい!」と思い、酒井さんにグローブの注文方法を聞き、グローブにこだわるようになったとか。


【小学生で野球を辞めようと思った】
小学生の時から男子の中に混じり、野球をやってきた片岡さん。
実はそのことが原因で、「野球を辞める」と親に言った事があるそうだ。
公園でキャッチボールをしたり、その男子とゲームをしたりしていると
クラスメイトの女子から「私が彼を好きな事を知ってるのに、どうして仲良くするの?」と言われ女子の中で浮いた存在に。
4日間野球から遠ざかったが、やはり野球の好きな気持ちはおさえられなかったようで、
グラウンドへ飛び出し、そこで久しぶりにやった野球が「とっても楽しかった」「なんで野球を辞めようと思ったんだろう」と思い直したようだ。


『金子の深掘り!』

【監督になって、苦悩の日々】
当初、片岡さんが監督になった際、理想の監督に星野仙一氏、野村克也氏を挙げ、
「監督は堂々とするべきだ」と理想像を大きく設定し、グラウンドでは一切笑わなくなったそうだ。
しかし、それが結果として上手くいかず、選手からも「俺の打席で何やってんだよ!」と反発されることもあったそうだ。
その時期は、連日のように睡眠不足、吐き気、めまいが起き最悪の体調だったそうだ。

そんな辛い状況の中、監督を辞めようと思った事はなかったのだろうか?
「辞めれないと思っていました。監督を引き受けた以上は一年で辞めれるかって思っていた。」
そして、「私が監督になったのに、チームに残ってくれた選手達やトライアウトを受けに来た選手たちがいるのに、私だけできないくせに虚勢を張っていたらダメだ」と考え、”ダメな自分”を受け入れるようになったという。
その後、選手達の前で頭を下げた片岡さん。
「助けてください。茨城ゴールデンゴールズを強くしたいという気持ちはまだ消えていません。皆さんの知恵を貸してください。でも監督なので最終的な決断、責任は私が取ります。」
そこからはチームの環境は大きく変わり、就任4年目には「あゆみ監督を胴上げするために頑張ります!」「あゆみを男にするために頑張ります!」と選手からの声が聞こえるようになり、そして、就任4年目の「全日本クラブ選手権」には優勝を果たした。
その時、初めて「監督が楽しい」と思えるようになった。

そんな片岡さんの、「監督」としての夢を3つ語ってもらった。
「もう一度、クラブ選手権日本一奪還」「都市対抗出場」「女子野球選手を指導したい」
女子野球選手のパイオニア的存在の片岡さんだが、意外にもまだ女子選手の指導経験がないそうだ。
「やっぱり女子硬式野球にはお世話になったので、還元したいなって。還元できることはないけど(笑)」


そんな片岡さんが人生で忘れらない言葉とは?
「可愛がられる監督になりなさい」

この言葉は、監督になったばかりの頃、前監督の萩本欽一氏に言われた言葉。
当時は「なんで私が監督に指名したの?」と反発していたため、この言葉がすんなり自分の中に入ってこなかったという。
しかし、クラブ選手権で優勝した頃にふと「欽ちゃんが言っていた事ってこういう事なのかな?」と思ったという。


次回のゲストは元・DeNaベイスターズで活躍!
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