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吉田義人さんがフランス挑戦から今も大切にしている言葉とは?

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今回のゲストは、
ラグビー元日本代表で、
ワールドカップに2度出場、
世界選抜にも日本人で唯一3度選ばれている
レジェンド・吉田義人さんです。
 



今回は、吉田義人さんの『相棒』=「こだわりの用具」に迫りたいと思います!

−お持ちいただいたのは…?

サポーターです。左足の太ももにずっと身に着けていました。
大学1年から引退するまでですね。
 
 
−ごく普通のサポーターにしか見えないんですが

大学1年の早明戦の1ケ月前に酷い肉離れをしまして。
回復も早くて、1週間前に練習に復帰したんですが、
不安があったので、ガッチリと筋肉を絞めて練習したいと。
白い布地のサポーターでは絞めることができなくて。
思い立ったのは、自転車のチューブで絞めたらいいだろうと。
良かったんですけどね、反対側の足と擦れて痛くて走れないんですよね。
明治大学のラグビー部に出入りしていたメーカーの方に相談したら、
出してくれたのがこの材質のサポーターなんです。
 

  
−バレーボールの選手たちが使っているサポーターは、
どちらかというと擦り傷防止ですもんね?

そうなんです。当時、テーピングも無い時代でしたから、
肉離れした個所は絞めるしかないんですよ。
このサポーターはしっくり来ましたね。
これを身に着けて、雪の早明戦といわれる伝説のゲームに出ました。
NHKで全国放送されたんですが、衝撃的だったようで、
その年の高校ラグビー、花園大会では、
選手の白いサポーターが、青いサポーターに変わっていました。
  
 
−でも、肉離れ治ったらもう要らないですよね?
そうなんです。
大学時代にしていたのは、
膝用のサポーターを太ももに無理やり上げて、
ギュウギュウにしてたんです。
あのサポーターを身に着けて、心に残るトライをすることができた。
そうすると、自分にとって、
サポーターも大事なウェアの一つになったんですよね。
肉離れが完治してからは、ゲン担ぎもかねて、
太もも用のサポーターをつけてプレーしていました。
 
 
 
−リクエスト曲は?
服部克久さんの「Friends Love Believing~ぬくもりをありがとうです。
伊勢丹を退社して、フランスのプロのリーグに挑戦することを決めたんです。
その時に、ドキュメンタリー番組が密着取材で、
これまでの軌跡を追いたいということを言っていただいて。
テレビカメラははっきり言って不必要だったんですが、
自分のチャレンジが一つのメッセージとして伝わればと思ったので。
その番組のエンディングで使われた曲だったんです。
このエンディングを見て、この曲を聴きながらずっと泣いていましたね。
今でもこの曲を聴くと泣いてしまうんですよ。


そんな吉田義人さんに、金子がより突っ込んで聞いていくコーナー!
『金子の深堀り!』

-吉田さんは、7人制ラグビー専門チーム「サムライセブン」代表も務められていますが、
15人制と7人制ラグビーの違いは?

グラウンドのサイズは、同じです。
大きな違いは試合時間。
1試合7分ハーフで、ハーフタイム2分、
合計16分間で1試合が終わります。
スペースがあるので、人もどんどん動く、
接触プレーが少ないので、人もボールもスピーディーに動きます。
 
 
-めちゃくちゃ走りますよね?

相手に当たっていくというよりも、
かわす、抜きにかかるスポーツですね。
スピードとアジリティと、フィットネス。
もちろんタックル、接触もありますからね、
強靭な肉体も必要ですからね。

やっているのは、バックスの選手ですか?
空中戦もあるので、
ロック、フランカー、バックロウの選手もたくさんいますね。
 
 

-世界的に、15人制と7人制、両方やっている選手もいるんですか?
ラグビーの強豪国は、分けていますね。
2016年のリオオリンピックの前年のW杯、
優勝したオールブラックスから7人制に選ばれたのは、
ソニー・ビル・ウィリアムズただ一人ですね。
 
 
-東京オリンピック、7人制の日本代表はどうなりますか?
日本ラグビー協会と7人制専門の選手として契約している選手が何人かいます。
その選手たちが中心になります。
その中に、15人制で活躍した選手たちが何人かは招集されると思います。
出たいと言っている福岡選手も15人制に集中してきたのは事実なので、
7人制を一生懸命やってきた選手たちと競争になります。
 
  
-来年の東京オリンピック、どのあたり狙えますか?
リオは男子が4位、3位決定戦で南アフリカに大敗しました。
前回大会を上回りたいですよね。
3位以上、金、銀、銅のどれかを期待したいですね。
 



そんな吉田義人さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『自分の気持ちに正直に、未来を歩んでいこう』

これは、自分で考えた、自然に生まれた言葉ですね。
人生の大きなターニングポイント、
フランスのプロリーグにチャレンジして、
10日間の試験を受けたわけですけどね、
その時に、自分の気持ちに正直に歩んでいけば、
道は開けるんじゃないかなと思っていましたね。
今でも初心の言葉だと思っていますね。
この言葉を持ち続けることで、純粋に物事をとらえて、
自分に何が大切なのかを認識させてくれる言葉ですね。



 

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