長野県の北西部に位置する北安曇郡の町、白馬村。
国内最大規模の八方尾根スキー場を有し、長野オリンピックの会場にもなりました。
スキー客のピークは、平成 3 年の 280 万人。
それが若者のスキー離れ、さらに近年の雪不足もあり、平成 31 年にはスキー客は 100 万人を
割るようになりました。
そんな白馬をもう一度盛り上げようと、様々な取り組みに挑み続ける人達を取材しました。
今回白馬村にお邪魔して、3人の方にお話を伺いました。3人に共通するのは、白馬村出身ではない、「よそ者」であるということです。
その一人が、白馬に魅力ある観光スポットを作り続ける「再生の中心人物」、もう一人は市民の生活をバックアップする存在の村会議員、
さらにもう一人が、白馬にインターナショナルスクールを開校し世界で活躍する若者を育てる教育者です。
3人は何に惹かれて白馬に移住したのか?白馬の再生にかけた人々の思いはもちろん、白馬が持つもともとの魅力や課題も伺いました。
まず、一人目は「株式会社岩岳リゾート」代表の和田寛さんにインタビューさせていただきました!!
スキー場の課題は、「オフシーズンの活性化」。
通年で楽しめる観光施設を立ち上げることで、スキー客が来ない時期にもお客さんを呼び込もう
‥そんな「グリーンリゾート」「マウンテンリゾート」と言う考え方です。
こうした取り組みが実を結び、2005 年には2万 1216 人だった白馬村を訪れる
外国人の延べ宿泊者数が、2017 年には 11 万 3970 人と5倍以上に増加。
白馬村を、魅力ある町、集客力のある町に変え、
今、多くのスキー場、観光地から熱い視線を注がれています。その仕掛人が和田寛さんです。
国内有数のスキー場として知られた白馬村は、
どんな変貌を遂げているのでしょうか。
続いては…「白馬マウンテンハーバー」からだと車で5分、JR白馬駅からでも車で5分、「スノーピーク・ランドステーション白馬」に。
国内最大規模となるスノーピークの直営店と、地元で採れた食材を使った料理を提供するレストランや、スターバックス、
また気軽に宿泊できるキャンプ場があったり、とってもおしゃれなスポットです。
こちらでお話を伺うのは、白馬再生の2人目の仕掛け人、白馬村議員の田中麻乃さんです。
田中さんは沖縄県に生まれ、学生時代はスキーに没頭、旦那さまの夢だったペンション経営のため、2013年に白馬に移住されます。
その後、携わった町づくり会社などで住民と触れ合う中、白馬村の課題に気づき、2017年に村議会議員選挙に立候補、4月に再当選を果たし、
住民の通年雇用、子育てしやすい町作りなどに取り組まれています。インバウンドによる白馬村の抱える課題と通年雇用や教育についてお話を伺いました。
最後のインタビューは…来年9月に、中高一貫の寮制インターナショナルスクール「白馬インターナショナルスクール」の開校を目指して奮闘中の
白馬インターナショナルスクール設立準備財団・代表理事の草本朋子さんに「ノマド白馬」でお話を伺いました。
「よそ者」の強みを生かして、白馬の再生にかけた3人のストーリーはもちろん、白馬が持つもともとの魅力もたっぷり聞いています。ぜひお聞きください