7月28日夜7時40分~『阿部亮のNGO世界一周! ~長野県白馬村再生の仕掛け人たち』をお送りします。

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長野県白馬村岩岳リゾート ゴンドラ乗り場

長野県の北西部に位置する北安曇郡の町、白馬村。
国内最大規模の八方尾根スキー場を有し、長野オリンピックの会場にもなりました。
スキー客のピークは、平成 3 年の 280 万人。
それが若者のスキー離れ、さらに近年の雪不足もあり、平成 31 年にはスキー客は 100 万人を
割るようになりました。
そんな白馬をもう一度盛り上げようと、様々な取り組みに挑み続ける人達を取材しました。

今回白馬村にお邪魔して、3人の方にお話を伺いました。3人に共通するのは、白馬村出身ではない、「よそ者」であるということです。

その一人が、白馬に魅力ある観光スポットを作り続ける「再生の中心人物」、もう一人は市民の生活をバックアップする存在の村会議員、
さらにもう一人が、白馬にインターナショナルスクールを開校し世界で活躍する若者を育てる教育者です。
3人は何に惹かれて白馬に移住したのか?白馬の再生にかけた人々の思いはもちろん、白馬が持つもともとの魅力や課題も伺いました。

まず、一人目は「株式会社岩岳リゾート」代表の和田寛さんにインタビューさせていただきました!!

スキー場の課題は、「オフシーズンの活性化」。
通年で楽しめる観光施設を立ち上げることで、スキー客が来ない時期にもお客さんを呼び込もう
‥そんな「グリーンリゾート」「マウンテンリゾート」と言う考え方です。
こうした取り組みが実を結び、2005 年には2万 1216 人だった白馬村を訪れる
外国人の延べ宿泊者数が、2017 年には 11 万 3970 人と5倍以上に増加。
白馬村を、魅力ある町、集客力のある町に変え、
今、多くのスキー場、観光地から熱い視線を注がれています。その仕掛人が和田寛さんです。
国内有数のスキー場として知られた白馬村は、
どんな変貌を遂げているのでしょうか。

岩岳マウンテンリゾート前 OPの収録です 梅雨時期ですが、奇跡的に快晴!

景色が緑一色

ゴンドラに乗っておよそ8分。頂上につきました~

白馬村を一望できるデッキ、いいですね 標高1,289m

白馬村を一望できる景色に阿部さんも感慨深い様子…

絶景が見える白馬マウンテンハーバーの入口です…(^^♪

ブナの木の小道を歩いて収録、小鳥のさえずりに、かすかな風の音、、、 森にはWi-Fiも通っているし、いたるところにテーブルやいすが、、、森の中で仕事もできますよ

ニューヨークで人気のベーカリー「THE CITY BAKERY」も信州初出店。美味しいコーヒーを飲みながら この先の絶景を楽しめます

絶景、マウンテンビュー

素晴らしい景色に阿部さんも感動。左がこの岩岳マウンテンリゾートの仕掛人の和田寛さんです。 東京に生まれ、東京大学卒業後、農林水産省を経て、世界的コンサルティング会社に 転職するなど、エリートコースを歩まれます 白馬の自然に魅せられて、スキーで通った白馬への移住を決意されます。

山の上のほうが気温が少しだけ下がりますが、この日は結構な暑さです

阿部さんも挑戦!!残念ながら、この様子は放送ではカット…(時間の関係上)

ヤッホースイング、アルプスの少女ハイジのBGMに乗ってGO! 実はここは使わなくなったリフト乗り場だったそうです。

一通り案内していただいてから 本編収録です。仕事がはかどりそうな環境ですね(^^)/ 和田さんがおっしゃるには 「世界の10本の指に入るマウンテンリゾートになることが、1つのゴール。 山と雪、スキー場は、世界と戦えるものがあるので、あとはいかに 統一感のあるプランに仕立て上げられるかという話だと思っています。」 今後さらに盛り上がる岩岳マウンテンリゾート楽しみですね

続いては…「白馬マウンテンハーバー」からだと車で5分、JR白馬駅からでも車で5分、「スノーピーク・ランドステーション白馬」に。
国内最大規模となるスノーピークの直営店と、地元で採れた食材を使った料理を提供するレストランや、スターバックス、
また気軽に宿泊できるキャンプ場があったり、とってもおしゃれなスポットです。
こちらでお話を伺うのは、白馬再生の2人目の仕掛け人、白馬村議員の田中麻乃さんです。
田中さんは沖縄県に生まれ、学生時代はスキーに没頭、旦那さまの夢だったペンション経営のため、2013年に白馬に移住されます。
その後、携わった町づくり会社などで住民と触れ合う中、白馬村の課題に気づき、2017年に村議会議員選挙に立候補、4月に再当選を果たし、
住民の通年雇用、子育てしやすい町作りなどに取り組まれています。インバウンドによる白馬村の抱える課題と通年雇用や教育についてお話を伺いました。

30代女性議員は田中さんが初!白馬に新しい風が吹こうとしています。 インバウンドで白馬村の土地をかなりの外国人が購入したそうですが…

建築家・隈研吾さんが設計 「スノーピークランドステーション白馬」

北アルプスをバックに。雄大ですね

最後のインタビューは…来年9月に、中高一貫の寮制インターナショナルスクール「白馬インターナショナルスクール」の開校を目指して奮闘中の
白馬インターナショナルスクール設立準備財団・代表理事の草本朋子さんに「ノマド白馬」でお話を伺いました。

 

「ノマド白馬」は、もともとは大学の施設で、リニューアルし、 今はセミナーや合宿といった目的で、学生やビジネスマンに 利用されていて、草本さん自身も「白馬インターナショナルスクール設立準備財団」の サマーキャンプなどで使用したりもするそうです。

白馬インターナショナルスクール設立準備財団・代表理事の草本朋子さん おしゃれな「ノマド白馬」カウンターの席があります。

草本朋子さん。熊本県に生まれ、2009年、オーストラリア人の夫とともに 子育てのため白馬に移住します。来年秋には、白馬インターナショナルスクールを開校するために、 準備を進めています。なぜ、この地で インターナショナルスクールの開校をしようと考えたのか、 そのために今、準備していることは何か?白馬から世界に通用する生徒の輩出にむけて その思いを語っていただきました。

2014年に地元唯一の公立高校・白馬高校が生徒の減少で廃校の危機に陥り 白馬高校魅力化委員会を立ち上げるときに、メンバーとして声をかけられ、手伝うことに。 2019年から様々な委員会や協議会にも参加。白馬高校の立て直しに尽力する中で インターナショナルスクールの構想が生まれていきました。

「よそ者」の強みを生かして、白馬の再生にかけた3人のストーリーはもちろん、白馬が持つもともとの魅力もたっぷり聞いています。ぜひお聞きください