古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2025.10.19

2025年10月19日放送『トレインソング』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第178回目のテーマは『トレインソング』。

行楽の秋、お出かけされる方も多いんじゃないでしょうか。

というわけで今回は、「鉄道」にちなんだ楽曲を集めてみました。

 

まず1曲目は、アン・ルイスさんで「恋のブギ・ウギ・トレイン」。

この曲、作曲とプロデュースを山下達郎さんが担当。

達郎さんは、コーラスにも参加しています。

達郎さんは、アンさんはディスコソングが似合うはずなのに、

「何でそういう曲を歌わないんだろう?」と思ってこの曲を書いたそうです。

作詞は、吉田美奈子さんです。

ちなみに、小泉今日子さんはこの曲が昔から大好きだったそうで、

去年「シン・コイズミックス プロダクション」名義でカバーしています。

 

2曲目は、TMNで「Love Train」。

この曲、カメリアダイアモンドのCMソングに採用されて、

53万枚を売り上げ、オリコン1位を獲得。

TM NETWORK時代と合わせて、一番売れたシングルだそうです。

この曲のPVには、当時TMNと同じエピック・ソニー所属だった

東京パフォーマンスドールが参加。

そのメンバーだった篠原涼子さんを小室哲哉さんが気に入って、

1994年に「恋しさと せつなさと 心強さと」を書き、

200万枚を超す大ヒットになっています。

 

3曲目は、藤本美貴さんで「ブギートレイン’03」。

この曲は、2003年2月に発売されたミキティの5枚目のシングルで、

つんく♂さんが作詞・作曲を手掛けています。

ソロで人気があったミキティですが、この年の1月、

モーニング娘。に新メンバーとして加入することが発表された直後に出た

シングルで、ファンにとっては複雑な思いだったかもしれません。

 

4曲目は、男闘呼組で「Midnight Train」。

男闘呼組は、1988年8月に「DAYBREAK」でデビュー。

このとき、B面の曲が違う4種類のシングルを出して話題になりました。

そのB面になった4曲のうちの1曲が、この「Midnight Train」です。

2022年に、期間限定で29年ぶりに再結成を果たして

話題になった男闘呼組ですが、音楽にも楽器にも真剣に取り組んだ

彼らのスピリッツは、後輩のTOKIOに受け継がれていきました。

 

お別れの曲は、宮本典子さんで「ラスト・トレイン」でした。

宮本典子さんは、1978年にデビュー。

当時ブームだった、女性ジャズボーカルの流れで出て来た方ですが、

1979年にユーミンが書いた「エピローグ」という曲がスマッシュヒット。

その次に出したシングルがこの曲です。作曲は筒美京平さん。

音域が広くて重厚な、宮本さんのボーカルを活かすように書かれました。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2025年10月26日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。