音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第172回目のテーマは『〇〇マン特集』。
「人」や「男性」という意味の「マン」が、ひとたび日本語的な「〇〇マン」になると、
いわゆる「正義の味方」になってしまう。
というわけで、今回は色々な「〇〇マン・ソング」を特集していきました。
さっそく「〇〇マンソング」立て続けにお聴き頂きました。
女性の曲が多いです。やはり自分の彼氏や恋人をヒーローに見立てつつ、
「彼は私にとっての〇〇マンよ」といった傾向の歌詞世界は、
特にガールズロックとの相性が良いようです。
聴いて頂いたのは、GO-BANG’Sで「アイスクリームマン」、
高橋由美子さんで「急げ、ピッツァマン!」、
そして奥居香さん、プリプリ解散後のファーストシングルでもあった「ハッピーマン」。
いずれも90年代ガールズロック感満載です。3曲続けてお聴き頂きました。
英語の曲で「〇〇 Man」というと、
ほとんどの場合それは「〇〇な人」「〇〇な男」という意味になります。
ビートルズの「Nowhere Man」という曲も、非常に哲学的でシニカルか曲ですが、
あれは「居場所のない男」「存在感のない男」という意味であって、
決して「正義の味方ノーウェアマン」ではありません。
「Man」のアクセントをどこに置くかで、それは違ってきます。
しかし、中には「これっていわゆる〇〇マン的な曲なのでは?」という洋楽もなくはありません。
それが、David Bowieの「Starman」。
1972年にリリースされたアルバム「ジギースターダスト」に収録されている曲です。
このアルバムのコンセプトは、「5年後に迫る人類滅亡の危機に、
救世主として異星より来たバイセクシャルのロックスター「ジギー・スターダスト」の物語」というものであり、
ジギーは、ラジオを通して「スターマンにより人類は救済される」というメッセージを伝え、
それを地球の若者たちが聴いているという、まさに「正義の味方スターマン」な楽曲なのです。
お別れの曲は、平山みきさんで「サンタモニカ マッチョマン」でした。
「マッチョマン」といえば、とんねるずの「嵐のマッチョマン」も有名ですが、
1979年リリースの「魅嬉環劉嬲 -MIKI WORLD-」に収録されている、
この曲を聴かないことには、「〇〇マン」特集は終われないでしょう。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2025年8月24日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
2025.08.17
2025年8月17日放送『〇〇マン特集』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.08.10
2025年8月10日放送『タイトルに西暦が入った曲』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.08.03
2025年8月3日放送『真夏の太陽ソング』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.07.27
2025年7月27日放送『ザ・男の熱唱』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.07.20
2025年7月20日放送『ピアノイントロ楽曲』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...