古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2025.08.03

2025年8月3日放送『真夏の太陽ソング』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第170回目のテーマは『真夏の太陽ソング』。

盛夏、猛暑、酷暑。もはや「夏」は謳歌する季節ではなくなりつつある昨今の日本ですが、

それでもやはり「夏」の暑さ、眩しさには、どこか向こう見ずなパッションがあります。

夏といえば太陽!ということで今回は、「夏の太陽ソング」をお届けしました。

 

まず1曲目は、橋幸夫さんで「恋と涙の太陽」。

いわゆる「橋幸夫・リズム歌謡」全盛期の曲で、メキシコの音楽マリアッチが、

ジャズやロックと融合した「アメリアッチリズム」と呼ばれるジャンルの和製版です。

66年の6月と言えば、ビートルズが来日した時期でもあり、

日本ではこのような「リズム歌謡」が爆発的な人気を博していた、

そんな今から約60年前の日本の若者の夏を感じて頂きました。

 

お次は、80年代、日本の夏がもっともキラキラ、

ギラギラしていた時代の「太陽ソング」を一気に聴いて頂きました。

この時代になると「太陽」という言葉は、特にポップスの歌詞では、

「サン」「サンシャイン」「サニーサイド」などといった英語に置き換えられることが主流になり、

あえて「太陽」と日本語で歌うと、何かより情熱的であったり、

妙にアダルトな雰囲気を漂わせる向きもありましたが、

一方で真正面から「太陽」と歌うことでしたたかな無邪気さを醸す、

そんな効果もあったように感じます。

まずは、EPOさんが86年にコカ・コーラのCMソングとして歌った「太陽にPUMP!PUMP!」、

さらには松本伊代さん83年のシングル「太陽がいっぱい」、

原田知世さん88年のシングル「太陽になりたい」、そしてセイントフォー85年のシングル「太陽を抱きしめろ」。

いずれも女性ボーカルによる様々な「太陽」をご堪能いただきました。

 

お別れの曲は、光GENJIで「太陽がいっぱい」。

ミッツさん的には、自分がなりたくてもなれなかった少年像が詰まった、そんな楽曲なんだそうです。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2025年8月10日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。