音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第161回目のテーマは『じゃない方ヒット曲』。
映画でもドラマでも、Part1がヒットすると、Part2・Part3…と作られていくものですが、
これは音楽も然りです。
ということで、今回は、元祖Part1…じゃない方のヒット曲を集めてお送りしました。
まず1曲目は、松田聖子さんで「風は秋色」。
「青い珊瑚礁」で大ブレイクした次のシングルでした。
イントロから完全に「青い珊瑚礁」を踏襲をしています。
当時まだ「青い珊瑚礁」がトップテン内にランクインしている最中にリリース。
いわゆる二番煎じの典型ですが、いまだに両曲とも親しまれているレアケースです。
この「風は秋色」で初の1位を獲得し、当時ここから14作連続チャート1位という記録を樹立しました。
2曲目は、田原俊彦さんで「ごめんよ涙」。
トシちゃん人気の起死回生でありながら、彼の代表作となったドラマ「教師びんびん物語」と、
その主題歌「抱きしめてTONIGHT」が大ヒット。
これにより「第二次・田原俊彦ブーム」を巻き起こしました。
その翌年に制作された「教師びんびん物語2」と、その主題歌「ごめんよ涙」は、
いずれも引き続き大ヒット!
昭和と平成を跨いで作られた「代表曲」と「じゃない方のヒット曲」です。
3曲目は、庄野真代さんで「モンテカルロで乾杯」。
異国旅情ポップスとして大ヒットした「飛んでイスタンブール」に続いて、
同じ布陣(作詞:ちあき哲也さん・作曲:筒美京平さん)で制作されたシングル。
典型的な「同企画・第二弾」的楽曲です。こちらもトップテンヒットとなりました。
4曲目は、石川さゆりさんで「能登半島」。
初の大ヒットとなった「津軽海峡・冬景色」に続き、
同じ布陣(作詞:阿久悠さん・作曲:三木たかしさん)で制作されたご当地ソングシリーズ第二弾。
昨年、久しぶりに紅白で歌唱された楽曲です。
通な演歌好きな人ほど、「能登半島の方が好き」というのは、もはやお約束ではないでしょうか。
5曲目は、ウルフルズで「それが答えだ!」。
出世作「ガッツだぜ!」は、70年代ディスコ調という本来のバンドの方向性としては異色の楽曲でした。
「ウルフルズ=ガッツだぜ!」という固定観念が払拭できない中、
敢えてもう一度ディスコ調を擦るというのは複雑なものだったと推察されますが、
「ガッツだぜ!」から2年後の97年にシングルリリース。
ミッツさん個人的にも「じゃない方楽曲」のフェイバリットソングだそうです。
お別れの曲は、岩崎宏美さんで「家路」でした。
宏美さんといえば、「聖母たちのララバイ」が、火曜サスペンス劇場の主題歌として大ヒット。
やはりこれにより、「次の火サス主題歌も岩崎宏美で行こう!」と、制作された楽曲が「家路」でした。
ミッツさん曰く「聖母たちのララバイよりも、家路の方が好き」と言うと、「君、通だね」と言われる、
まさに「じゃない方楽曲」の典型なんだそうです。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2025年6月15日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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