古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2024.12.01

2024年12月1日放送『PWL作品の日本語カバー』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第139回目のテーマは『PWL作品の日本語カバー』。

今回は80年代後半を席巻したユーロディスコの金字塔

PWL作品の日本語カバーを大放出しました。
 
 
まず1曲目は、和田加奈子さんで「LUCKY LOVE(I Should Be So Lucky)」。
 
PWLの女王といえば「カイリー・ミノーグ」。
 
彼女の最初の大ヒット曲といえば「I Should Be So Lucky」ですが、
 
こちらの日本語カバーを歌っているのが、和田加奈子さん。
 
1985年にデビューし、「きまぐれオレンジロード」の主題歌など、
 
コンスタントにスマッシュヒットを出していた、いわゆる80年代アイドルとは違う
 
シンガー路線で人気を博していた彼女が、88年5月にリリースした7枚目のシングルが
 
この「LUCKY LOVE」でした。
 
世界的大ヒット中であったカイリー・ミノーグのカバーということでしたが、
 
残念ながらそこまでのヒットとはなりませんでした。
 
結果、その後に大ヒットしたWINKの「愛が止まらない」が、
 
日本におけるカイリー・ミノーグの代表曲になりました。
 
 
続いては、BANANARAMAの楽曲カバー。
 
BANANARAMAのカバーといえば、長山洋子さんの「venus」が有名ですが、
 
他にもいくつか存在します。
 
まずは、87年に全英3位の大ヒットとなった「LOVE IN THE FIRST DEGREE」。
 
これをWINKがアルバムの中でカバーしています。
 
さらに日本語詩とタイトルを変えて、レモンエンジェルという3人組が
 
アイドルグループのデビュー曲としてもカバーされています。
 
順番的にはレモンエンジェルの方が先です。
 
今回は、WINKによる「LOVE IN THE FIRST DEGREE -悪いあなた-」と、
 
レモンエンジェルによる「第一級恋愛罪」を聴き比べてみました。
 
さらには、こちらも87年全英4位の大ヒットとなった「I Heard A Rumour」。
 
こちらの楽曲をカバーしたのは、真弓倫子さんというアイドル歌手です。
 
ドラマにも多数出演し、歌唱力も高かった彼女ですが、
 
勝負をかけ3枚目のシングルがこちらの曲でした。
 
 
続いては、黒人系PWL歌手の代表格「シニータ」。
 
アメリカ出身の彼女は、ハイエナジー系のヒット曲を出した後、
 
87年に「Toy Boy」が全英4位にランクイン。
 
こちらをカバーしたのは、KAYOCOさんというシンガーソングライターでした。
 
88年1月リリースのデビュー曲。ドラマ「ときめきざかり」の主題歌。
 
 
お別れの曲は、穴井夕子さんで「WE SHOULD BE DANCING」でした。
 

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2024年12月8日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。