古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2024.09.15

2024年9月15日放送『嫌い特集』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第130回目のテーマは『嫌い特集』。

「嫌い」という言葉はネガティブな感情でありながら、

恋愛においては言葉通りの意味をなさないこともある、という、ある意味やっかいな単語です。

そこで今回は、「嫌い」が出て来る楽曲をご紹介しながら、

歌における嫌いの種類や使い方をチェックしていきました。

 

まず1曲目は、チェッカーズで「おまえが嫌いだ」。

1986年にリリースされた

10枚目のシングル「OH!! POPSTAR」のカップリング曲です。

相手への気持ちを認めたくない、そんな強がる様子が描かれていますが、

否定しすぎているせいか、相当好きなことが感じられてしまいます。

続けて2曲目は、モーニング娘。で「サマーナイトタウン」。

1998年にリリースされた2枚目のシングルで、

2期生である保田圭さん、矢口真里さん、市井紗耶香さんが、この曲から参加しています。

タイトルに「嫌い」という言葉は入っていませんが、

サビで連呼しているので、印象に残っている人も多いはずです。

 

続いての2曲は、先ほどのような裏腹な表現ではなく、

「もうキライ、これっきりにしたい」、と歌っているものです。

まずは、FAIR CHILDきらいだよ」

FAIR CHILDは、役者やタレントとして知られるYOUさんがボーカルを務めていたバンドです。

1988年にデビューし、1992年にこの12枚目のシングル「きらいだよ」を最後に解散。

当時この曲は、YOUさんも出ていたバラエティ番組

『ダウンタウンのごっつええ感じ』のオープニングテーマでしたので、

懐かしいと感じる人もいるかもしれませんね。

続いてお聴きいただいたのは、森高千里さんで「これっきりバイバイ」。

1989年リリースの4枚目のアルバムに収録されている曲で、

一番の歌詞で「ダイッキライ、イヤ」と言い続けています。

相当、キライのようです。

 

5曲目は、コンセントピクスで「」。

「コンセントピックス」は

国立音大付属高校の同級生で結成された4人組のガールズバンドで、

1984年に、この曲「顔」でデビューしました。

「あなたはいい人だけど、顔が嫌い」という内容で、そのぶっとんだ世界観で世の中に衝撃を与えました。

 

お別れの曲は、松任谷由実さんで「土曜日は大キライ」でした。

失恋したばかりの人間が抱く、

賑わう土曜の夜への想いが綴られています。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2024年9月22日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。