音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第51回目のテーマは『お酒のコマーシャルソング』。
今回はビールや焼酎、日本酒といった、
「お酒のコマーシャルソング」を集めてみました。
まず1曲目は、加藤登紀子さんで「酒は大関」。
1970年・昭和45年からお茶の間に流れ、大ヒットしました。
このお酒の主なターゲットが男性ということもあり、
出演俳優として起用されたのは、男性人気が高い田宮二郎さんでした。
彼の「着流し姿」に憧れる人も多く、
田宮さんはこのあと11年間も出演されていたそうです。
ザ・昭和の男感が漂う楽曲でした。
続いて2曲目は、SAYURIで「ウイスキーが、お好きでしょ」。
「サントリー角瓶」のコマーシャルでおなじみの曲ですが、
もともとは、1990年に、「サントリークレスト12年」という
ウイスキーのコマーシャルで使用された楽曲です。
ローマ字表記の「SAYURI」名義で石川さゆりさんが歌われていました。
エレガントな熟成感と
気品のあるコクが特徴という このお酒に合わせ、
さゆりさんは演歌とは違った歌声を披露し、話題となりました。
コマーシャルの内容と曲がマッチして評判となり
狙い通り、ハイボールブームも起こり、今に至ります。
ちなみにCMプランナーいわく、
この曲は最初の3秒で勝負が決まるため、
歌いだしは必ずボーカルだけで・・というのがお約束だったそうです。
ゴスペラーズ、竹内まりやさん、ハナレグミ、GLIM SPANKYなど、
多くの方々によって歌い継がれていますが、
今回は、原曲バージョンをお聴きいただきました。
3曲目は、菅原進さんで「時は今、君の中」。
ご紹介するのは「下町のナポレオン」として知られる
三和酒類の大分麦焼酎「いいちこ」の曲です。
ポスターやコマーシャルなど、
一貫したイメージ戦略をもつ「いいちこ」ですが、音楽面では、
1987年からビリー・バンバンの楽曲と、メンバーである
菅原進さんの楽曲を使用し続けているのをご存じでしょうか。
この36年間、「いいちこ」のイメージには、
彼らの歌声も含まれている、といってもいいのかもしれません。
今回は、1987年、菅原さんが
最初にてがけた「いいちこ」のコマーシャルソングをお聴きいただきました。
お別れの曲は、槇原敬之さんの「冬がはじまるよ」でした。
1991年に、女優の夏川結衣さんが出演された
サッポロビール「冬物語」のコマーシャルで使用された曲です。
この「冬物語」というビールは、サッポロビールが、
夏だけでなく、秋冬もビールに親しんでほしいと売り出した、日本初の冬限定のビールです。
1988年に誕生し、マッキーのこの曲が
「冬物語」第一号のコマーシャルソングとなりました。
人気があるためか、2000年代に入っても、時々流れています。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2022年12月18日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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