古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2022.05.31

2022年5月29日放送『睡眠』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第28回目のテーマは『睡眠』。

先日、ボロボロのくたびれたタオルケットを顔に当てないと眠れない・・

と話していたミッツさんですが、

睡眠に関しては、意外と人それぞれの習慣やこだわり、悩みなどがあるようです。

今回はそんな「眠り」に関する曲をお届けしていきました。

 

まず1曲目は、オフコースで「眠れぬ夜」。

冒頭の歌詞は・・

『たとえ君が目の前に ひざまづいてすべてを「忘れてほしい」と 涙流しても』とあります。

いったい、なにがあったのやら。

お相手が、なにかをやらかした・・ということですよね。

何を想像するかは、聞き手の恋愛経験によっても変わってきますが、

この「何かが原因で眠れない」という苦しさは、理解できるのではないでしょうか。

「眠れぬ夜」という、少し暗めのタイトルが示すように、

もともとはバラード曲としてつくられたようです。

それが一転、明るめの曲調に。

それはそれで、事態の深刻さが伺えるような気もします。

 

続いて2曲目は、堺正章さんで「さらば恋人」。

睡眠そのものをテーマにした歌ではありませんが、

相手が寝ている隙に「置き手紙」をして出ていく、という男の歌です。

これを「最善の策」とみるのか「卑怯」とみるのか・・・

あなたはどう思いますか?

 

3曲目にお届けした曲は、高岡早紀さんで「眠れぬ森の美女」。

1988年に歌手デビューした、高岡早紀さんの2枚目のシングルで、

モチーフは、童話『眠れる森の美女』です。

バレリーナになりたかった美少女・高岡さんにピッタリと言われた一曲です。

 

お別れの曲は、中原理恵さんで「東京ららばい」でした。

1978年リリース、松本隆・筒美京平コンビによる1曲。

午前3時から始まる「性欲」の「寝る」系のこの曲。

東京の中にある大人たちの寂しさが、胸にしみます。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2022年6月5日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。