音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第19回目のテーマは『卒業』。
今年も日本各地「卒業シーズン」と呼ばれる季節になりました。
日本の音楽シーンにおいて「卒業」は、
「クリスマス」に次ぐ超鉄板コンテンツでもあります。
今夜は、数多ある「卒業ソング」の中から、多少マニアックな曲、
懐かしい曲をいくつかご用意しました。
まず1曲目は、山口百恵さんの「中学三年生」。
この曲は、同じ「中3トリオ」で一足先にトップアイドルになった
森昌子さんの3枚目のシングルをカバーしたもの。
見事に「マチャコ節」を自分のものにしている百恵さんの歌唱も必聴です。
百恵さんに続けてお送りしたのは、森川美穂さんの「制服世代」。
「あなたをください」「ささえにしたいの 卒業までの」という歌詞について、
「処女を捧げる」ことが、どうして「卒業までのささえ」になるのか…
男性のミッツさんは何が何だかよく分からなかったそうです。
そして、作曲はあの小森田実さん。
ミッツさん曰く、「間違いなく40~50代の集まるゲイバーで盛り上がる一曲」とのこと。笑
3曲目の卒業ソングは、織田裕二さんの「歌えなかったラヴ・ソング」。
1991年、当時 ドラマ「東京ラブストーリー」のカンチこと永尾完治役が
社会現象になっていた織田裕二さんの初のヒット曲。
ほんのりバブルの残り香と、若者特有の青臭さを漂わせながら、
「ゼミ」や「就職」といったリアルな言葉が奇をてらわずに散りばめられ、
どこかその先の不景気を予言しているような、
まさに「90年代の幕開け」を象徴する一曲でもあります。
4曲目には、ちあきなおみさんの「花吹雪」をセレクト。
今まで中学、高校、大学と来ましたが、
この曲は、昭和的歌詞世界の中に「卒業」という要素を盛り込み、
見事に色っぽくもせつない情景を描いた一曲。
大学生の男子と恋仲になった主人公は、駅の路地裏で小さな店を切り盛りしている女性。
しかし、大学卒業と同時に男を町を離れてしまい、恋も終わる。
そして主人公の女性も、時を同じくして店を畳んで地元へ帰ることを決める。
そんな春の別れを、しっとりと歌っています。
ミッツさんは、「歳を取るにつれ、この曲が染みて染みて仕方ない」とのこと。
お別れの曲は、森高千里さんの「コンサートの夜」でした。
ミッツさんのフェイバリット卒業ソングのひとつなんだそうです。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2022年4月3日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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