古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

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2022.03.10

2022年3月8日放送『アイドルソングのファンコール』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第17回目のテーマは『アイドルソングのファンコール』。

”コール”とは、イントロや曲の所々に歌詞やメッセージ、

メンバーの名前をファンが呼んで盛り上げる応援方法。

70年代・80年代に始まり、今現在においてもその文化は健在です。

今回は、懐かしのコール曲だけを集めてお送りしました。

 

まず1曲目は、ビューティ・ペアで「真赤な青春」。

女子プロレス界のアイドル的存在といえば、ビューティ・ペア。

試合の前に、リングで一曲歌って場を盛り上げる、という新しい見せ方を確率しました。

実は、彼女たちのデビュー曲「かけめぐる青春」は、

実際に歌った時にファンのコールが入ることを想定されて作られた楽曲なんだとか。

今回お届けした「真赤な青春」は、もう既にファンコールが入っている、という珍しい一曲でした。

 

アイドルの世界において、”ファンコール”が存在したのは70年代頃と言われています。

当時人気絶頂だった西城秀樹さんは、「登場しただけでファンが騒いで歌を聴いてくれない」という悩みが…。

そんな悩みに注目した作曲家の鈴木邦彦さんは、

「歌をしっかり聴いていないと、コール&レスポンスが成立しないような曲を作ろう」と、

1973年にリリースした、西城秀樹さん5枚目のシングル「情熱の嵐」を作曲。

見事作戦は成功し、曲も大ヒットにつながりました。

そんな鈴木邦彦さんが「情熱の嵐」を生み出す際に、参考にしたという楽曲、

にしきのあきらさんの「空に太陽がある限り」をお送りしました。

 

続いて3曲目は、ピンクレディー の「ウォンテッド」。

当時、事務所公認の「親衛隊」が100以上もあったと言われている、伝説のアイドル・ピンクレディー。

今回は、1978年夏に、後楽園球場で行われたコンサートの音源をお届けしました。

聴いているだけで、会場にいるかのような熱さを感じられる、熱狂的なファンコールに注目です。

 

お別れの曲は、小泉今日子さんで「迷宮のアンドローラ」でした。

1985年リリースのベストアルバムの中から、ライブバージョンでお送りしました。

キョンキョンといえば今、デビュー40周年を記念した全国ツアー中ですね。

ライブ中、声を出すことを禁止されているご時世になってしまいましたが、

きっとキョンキョンのファンも、心の中では沢山コールをしているんでしょうね!

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2022年3月15日(火)21:00〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。