古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2022.02.22

2022年2月22日放送『五輪テーマソング』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第15回目のテーマは『五輪テーマソング』。

様々なドラマを生み、幕を閉じた冬季オリンピック北京大会。

「オリンピック」といえば「テーマソング」がつきものですよね。

あの大会のあのテーマソングを聴くだけで、試合の名場面がふと連想される、

なんて方も多いのではないでしょうか。

今回は、懐かしいあの大会この大会の「五輪テーマソング」を特集しました。

 

まず、1曲目にお届けしたのは、イーグルスの「走れ!ゴーインBoy」。

これは1984年夏季ロサンゼルス大会、TBSの五輪テーマソングになった曲です。

大会公式マスコットだった「イーグルサム」のアニメがTBSで放送され、

その主題歌を担当したのが、当時ジャニーズJrだった中村繁之さんをはじめとした、

期間限定5人組グループ「イーグルス」でした。

「走れ!ゴーインBoy」は、筒美京平さんが作曲しており、

超初期の少年隊やマッチなどにも通ずる、伝統的なジャニーズらしさ溢れる楽曲です。

 

続いて2曲目は、ミッツさんが「冬季五輪テーマソングの中でも、

最も好きな楽曲」と語るあの名曲、高橋真梨子さんの「遥かな人へ」。

こちらは、1994年リレハンメル冬季大会のNHKのテーマソングとしてヒットしました。

「当時はまだ新しかった、ハイビジョン放送で観る北欧ノルウェーの雪山と街並みが、

高橋真梨子さんの優雅な歌声と相まって、とても美しかった」と語るミッツさん。

同じ思い出を抱えている方もいるのではないでしょうか。

 

3曲目にご紹介したのは、今回ミッツさんも初めて知ったという、

ある意味「幻の五輪テーマソング」、西城秀樹さんの「俺たちの時代」。

1980年のモスクワ夏季大会、

旧ソ連とアメリカの「冷戦」真っ只中の時代でした。

アメリカの「参加ボイコット」に促され、開会式直前、日本も「不参加」を決め、

まさに「幻の五輪」となってしまったモスクワ大会。

放送規模の縮小、視聴率はもちろん低迷…。

そんなモスクワ五輪の、テレ朝系列五輪番組テーマソングとしてリリースされたのが、

西城秀樹さんの「俺たちの時代」でした。

この背景を知っているか否かで、曲に対するイメージもまた変わってきますよね。

 

「五輪テーマソング特集」、お別れの曲は、「虹と雪のバラード」でした。

1972年札幌冬季大会のテーマソングとして制作された「虹と雪のバラード」。

トワ・エ・モアが歌ったバージョンが有名ですが、

今回はかなりマニアックな、ザ・バーズ&ヤング101による歌唱でお別れでした。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2022年3月1日(火)21:00〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。