ニッポン放送 ラジオAM1242+FM93

防災一口メモ

≪地震≫【備え】

災害が起きる前に

災害が起きる前にできることがあります。
ハザードマップの確認、家の耐震補強、家具の転倒防止、水や非常食、携帯トイレなどの備蓄、
避難経路の確認等、いまできることを準備しておきましょう。

防災とは自分や家族の命を守るための準備

自分と大切な人を守るために、家の周りで危ないところがないか確認し、防災グッズを用意しましょう。
避難するときは慌てずに、安全な場所に逃げましょう。

家具の転倒防止

地震でケガをした人の多くは家具の転倒・落下によるものでした。
倒れた家具が避難通路を塞いでしまうこともあります。
倒れやすい家具は転倒防止器具などでしっかり固定しておきましょう。

非常持ち出し袋を準備しよう

非常用持ち出し袋は準備できていますか?
家族構成によって必要なものが変わってきます。
子どもがいる、高齢者がいる、ペットがいるなど状況は様々です。
必要なものを確認しておきましょう。

最低3日分の水と食料を

大きな災害が発生すると、道路が寸断されて物流が途絶え、支援物資はすぐには届きません。
いざという時に備え、飲み水と食料は最低3日分、できれば1週間分を用意しておきましょう。

防災バッグに入れておくと便利なもの

防災バッグには飲料水と食品、携帯トイレを用意しましょう。
缶詰などは、缶切り不要のものを選びましょう。加熱せずに食べられるものもおすすめです。
日用品のほか避難所で使えそうなスリッパや耳栓もあると便利です。
バッグには重いものを肩の近くの上に。軽いものを下に詰めると負担が減ります。

常備薬を持ち出せるようにしよう

過去には大地震が起きて、病院も大きな被害を受け、薬が手に入らなくなることがありました。
服用している薬などは、いつでも持ち出せるようにしましょう。
あなたの薬をどこでも手に入れられるとは限りません。

消火器の使い方を覚えておこう

消火器の使い方を知っていますか?
初期消火に威力を発揮するのが消火器です。
いざ火が出たとき、消火器があるのに使い方がわからない…と
慌てることがないように、使い方をしっかり覚えておきましょう。

捨てないで!風呂の残り湯

大地震発生の場合、断水による水不足に陥ります。
お風呂の水は消火器10本分の消火能力があります。
日ごろから、お風呂の残り湯はすぐ捨てずに溜めておく習慣をつけましょう。

ハザードマップを確認しよう

災害ごとに、避難経路や避難場所も異なります。
それぞれの災害での避難場所や経路をハザードマップでチェックし、家族と話し合っておきましょう。

帰宅支援マップを確認しよう

災害発生時には、自宅へ帰れなくなる帰宅困難者になることがあります。
事前に帰宅ルートを調べておくと慌てることがありません。
都市圏では「帰宅支援マップ」も用意しているので、確認してみましょう。

公衆電話の場所を確認しよう

地震のとき、公衆電話は優先して通話が確保されます。
また、災害指定された場合には、
被災地域にある施設の公衆電話は無料で使える措置がとられることもあります。
公衆電話の場所を確認しておきましょう。

自宅の耐震性を確認しよう

昭和56年以前の旧耐震基準で建てられた建物は耐震性が不十分なものが多く存在します。
自宅の耐震性を確認しましょう。まずは自治体に耐震診断のお問合せを。

停電への備えをしよう

停電が起きると冷蔵庫、エアコン、テレビなど、全てが使用できなくなります。
ソーラーパネル付きのライトや蓄電池の準備など、できることをできるうちにやりましょう。

災害用伝言ダイヤル171を練習しておこう

災害用伝言ダイヤル171は毎月1日と15日などに体験利用ができます。
30秒で伝言を残せるよう練習しておきましょう。
どの電話番号を入力するか家族で決めておくことも大切です。

また、インターネット上に伝言を残せる災害用伝言板(web171)もあります。
実際に体験して、使い方に慣れておきましょう。
災害用伝言板(web171)はこちら

≪地震≫【避難】

ニッポン放送では震度5強以上で緊急地震速報

ニッポン放送では、関東地区で震度5強以上の地震が予測される時のみ緊急地震速報を放送します。
緊急地震速報が流れたら、テーブルの下にもぐってください。
車はハザードランプをつけ、ゆっくりスピードを落としてください。

緊急地震速報が鳴ったときには

緊急地震速報が鳴ってから、実際に地震が起きるまでわずか数秒から数十秒しかありません。
速報が鳴っても慌てて外に飛び出さず、机の下に隠れるなどして、真っ先に体を守り、強い揺れに備えましょう。

火の始末をしよう

首都直下地震で怖いのは、火事です。
首都直下地震では、亡くなる人のおよそ7割が火災によるものと予測されています。
まず身の安全を確保し、揺れが収まったら、火の元を確認、元栓を閉めるなどしましょう。

津波情報が出たら高台へ避難

東日本大震災では、津波で多くの命が失われました。
津波のスピードは、想像以上に早いものです。
津波情報が出たら、絶対に海や川に近づかず、ただちに高台へ避難してください。

姿勢を低くして避難

大地震の際、地下街では、火事や煙に注意が必要です。
煙やガスの臭いを感じたら、速やかに地上に避難してください。
ハンカチなどで口と鼻を覆い、なるべく姿勢を低くして避難しましょう。

室内で地震に遭ったら

室内で地震が起きたら、ガラスが飛び散りそうな場所や、
背の高い家具から離れ、まずは頭と体を守って頑丈な場所に隠れましょう。
トイレやお風呂では、逃げ道を確保するためにドアを開けておきましょう。

エレベーターで地震に遭ったら

エレベーターに乗っている時、地震が起きたら、すべての階のボタンを押し、止まった階で降りてください。
閉じ込められたら、非常用ボタンで通報し、救助を待ちましょう。
また、地震のときは、エレベーターを使わず階段で避難しましょう。

駅のホームで地震に遭ったら

駅のホームで地震が起きた時は、
掲示板や案内板の落下に備えつつ、ホームから転落しないように気をつけましょう。
慌てて改札に殺到したり、線路に降りて逃げたりせずに、駅員の指示に従いましょう。

断水への備えをしよう

断水時は、泥や濁った水が水道管に入るのを防ぐために、水道の元栓を閉めましょう。
自治体などが給水所を開設することもあります。場所を確認しておきましょう。

災害時給水ステーションを確認しよう

東京都では、大震災に備え、いざという時に水を配る給水拠点が整備されています。
お近くの災害時給水ステーションを確認しておきましょう。
東京都では、お住まいからおよそ2km以内の距離にあります。

むやみに移動しない

首都直下地震が起きると、首都圏の帰宅困難者は最大800万人に上ると予想されています。
むやみに移動をせずに、職場や学校、近くの避難施設で待機し、状況を確認してから行動しましょう。

災害時帰宅支援ステーション

震災の時、帰宅困難者になってしまったら、「災害時帰宅支援ステーション」を探しましょう。
コンビニエンスストアやファミリーレストランなども同じ役割を担います。
水道水やトイレ、災害情報の提供を行います。

災害デマに注意

災害時、SNSなどネット上で流れるデマは人々を混乱させます。
災害デマを広める行為は、犯罪です。
デマに惑わされないよう、ラジオから正しい情報を得るようにしましょう。

車を運転中に地震に遭ったら

車を運転中に、地震が発生したら、
ハザードランプを点灯し、緩やかにスピードを落として道路の左側に停止させましょう。
車を置いていく場合は、盗難に備え、車検証は持ち出しておくとよいでしょう。

マイカーは使わない

避難は徒歩が原則です。
地震が発生すると、停電で信号機が消えたり、道路が寸断されたりして、
渋滞や立ち往生が発生しやすくなります。
緊急車両が通行できるよう、マイカーの使用はやめましょう。

交通規制が敷かれる

東京都心部で震度6弱以上の大地震が発生した場合は、大規模な交通規制が敷かれます。
環状七号線から都心方向への一般車両の通行は禁止されます。
ラジオで情報を確認しましょう。

≪風水害・ゲリラ豪雨≫

ラジオやスマートフォンアプリで豪雨予測を確認しよう

ニッポン放送では、ゲリラ豪雨の情報をお届けしています。
ラジオやスマートフォンアプリを使って、今後の豪雨予測を確認し、
被害を避ける行動をしましょう。
台風や大雨の危険が近づいてきたら、災害への備えをもう一度確認しましょう。
非常用持ち出しバッグは準備できていますか?家の補強などは大丈夫ですか?
避難場所までの道順も確認しておきましょう。

大雨に備えよう

台風や大雨の危険が近づいてきたら、災害への備えをもう一度確認しましょう。
窓や雨戸の補強や非常用持ち出しバッグを準備しましょう。

ハザードマップを確認しよう

ハザードマップは、「命を守るための地図」です。
洪水、土砂災害、火山、津波などの危険区域や避難場所の情報がまとまっています。
自治体の窓口や、国土交通省のHPなどで確認できます。

日頃から掃除を

自宅周辺の道路わきにある、雨水の集水口や側溝は、落ち葉やゴミでふさがっていませんか?
台風やゲリラ豪雨など大雨の時に道路が冠水する原因になります。
日頃から掃除をしておきましょう。

排水口を塞いでおこう

大雨が降ると、浸水のおそれがあります。
大量の雨水が下水道を逆流し、トイレや浴室の排水口からあふれ出すことがあります。
猛烈な雨が降っている時は、ビニール袋で作った水嚢などで、排水口を塞いでおきましょう。

ゲリラ豪雨の予兆

黒い雲が近づいてきたり、冷たい風がピューッと吹いたりしたら、急激に天気が変わる恐れがあります。
少しでもおかしいと思ったら、建物の中に避難しましょう。

土砂災害の予兆

ゲリラ豪雨のように、短時間で一か所に大量の雨が降ると、地盤がゆるんで土砂災害の危険が高まります。
いつもと違う音やにおいがしたら注意してください。

雨が降っていなくても注意

川の上流で激しい雨が降ると、下流で雨が降っていなくても、急に増水し、流れが速くなることがあります。
特に山や川では注意しましょう。

自動車での非難は危険

雨で道路が冠水したあとに、自動車で移動することは危険です。
水圧でドアが開かなくなり、エンジンやモーターが停止し、移動できなくなる恐れがあります。 
自動車での避難は極力避けましょう。

≪熱中症≫

こまめに水分を取ろう

喉が渇いていなくても、こまめに水分をとりましょう。
スポーツドリンクなどは水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分も補給できます。

室内を涼しくしよう

部屋の温度は28℃を超えないように、エアコンや扇風機を上手に使いましょう。
節電を気にしすぎて「この程度の暑さなら大丈夫」とガマンしないでください。

室内でも熱中症の危険

熱中症で緊急搬送された人の約4割が住居です。お部屋の中でも油断は禁物です。
エアコンを適切に使いましょう。エアコンの点検や掃除も大切です。

子どもの熱中症対策

子どもは体温調節機能が未熟です。
大人よりも地面の照り返しを強く受けます。
こまめな水分補給や休憩を充分にとりましょう。

高齢者の熱中症対策

高齢の方は暑さを感じにくく、汗をかきづらいです。
室内でも、夜間でも熱中症の危険があります。
喉が渇いていなくても、こまめに水分を補給しましょう。

冷却グッズを活用しよう

冷たいペットボトルや氷枕などを上手に利用しましょう。
首元やわきの下など太い血管(=頸動脈)が通っているところを冷やすと、
効率よく体を冷やすことができます。

衣服を工夫しよう

暑い日は、麻や綿など風通しの良い服装で
下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選ぶとよいでしょう。
体に熱がこもるのを防いでください。

運動で熱中症になることも

運動後に熱中症で亡くなる事故が多く起こっています。
また海やプールに入っていても脱水のため熱中症になることも。
夏の運動は朝や夕方など、比較的暑さの厳しくない時間に行いましょう。

子どもが車内に取り残されたときのために

子どもがひとり車内に取り残されてしまった場合、
クラクションを鳴らして外に助けを求める対処法を伝えておきましょう。
子どもの力で難しそうであれば、水筒の底で押す、ハンドルを両手で握ってお尻で押す。
といった方法を教えておくとよいでしょう。

≪雷≫

室内に避難

雷は、木や鉄塔などの高いところや突き出たもの、
グラウンドやゴルフ場、屋外プール、砂浜など、開けた場所にも落ちやすいです。
雷が鳴り始めたら、いそいで室内に避難しましょう。

≪火山噴火≫

富士山が噴火すると

富士山は活火山です。
富士山が噴火し灰が降ると、首都圏でも交通機関が止まり、物流が混乱する可能性があります。
発電ができず長期の停電の発生、広域で断水の恐れもあります。

灰が降ってきたら

火山灰は呼吸器や目の角膜を傷つける恐れがあります。
灰が降ってきたらドアを閉め、湿らせたタオルを隙間に詰めるなど、
火山灰が入らないように対策をしましょう。