• Facebook
  • Twitter
  • LINE

スポーツ用義足開発の第一人者、臼井二美男さん。義足作りで、一番重要な部分とは?

  • LINEで送る

7月29(日)放送の番組では、義肢装具士の、
臼井二美男さんをお迎えして「義肢」を作るうえで重要なことについてお伺いしました。

淵澤:前回のお話では、大学を中退してフリーター生活を
   送っていたところ現在の奥様のご両親から「定職に就け」
   と言われ職業訓練校に行ったところ、
   「義肢科」の張り紙を偶然見つけた。
   その時、小学校の担任の先生が骨肉種で「義足」になった
   ことを思い出した…というところまでお伺いしました。

自見:きょうはどのようにして「義肢装具士」になられたのか?
   というお話をお伺いします。

臼井:現場を見学したくなり、電話帳で今務めている「義肢製作
   所」に電話をしました。
   そして、これから訓練校に通うんだけれども、
   その前に一度、現場を見せてほしいとお願いしました。
   それで仕事場を尋ねたら「あまりいい仕事ではないのでよ
   く考えなさい」と言われてしまいました。
   私は「そうは思っていません。どうしてもやりたいんで
   す」とお願いしたんです。
   すると、あしたもう1度来なさいと言われたんです。
   翌日、もう1度行ってみると「ちょうど欠員が出たので学
   校に通わずに、見習いとして働いてみないか」と言われた
   んです。
   
自見:「義肢装具士」の職業は、
    どのような修行を積むものなのでしょうか?

臼井:いまは国家資格があって3年間、基礎的な勉強をして、
   すぐに色々な義肢を作れるんですけど、
   私が入った当時は、3年間は「仕上げ」の所だけでした。
   4年目にやっと、足の型を取らせて頂いて初めて1から
   10まで自分で作れるようになりました。

自見:型取りが一番難しいんですか?

臼井:難しいですね。型を取って、削って、石膏をもって。
   足を入れる「ソケット」の部分を作るわけですが、
   それが合わないと、

自見:痛いですよね。
   擦り剝けたり、骨も変形したり。
   型取りは、一番大事な部分ですね。

臼井:はい。例え100万円の部品を下につけても、
   ソケットが合わないと全く使えません。

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >