• Facebook
  • Twitter
  • LINE

スポーツ用義足開発の第一人者、臼井二美男さん。わずか5人ではじめて陸上クラブ。いまや五輪選手輩出!

  • LINEで送る

8月5(日)放送の番組では、義肢装具士の、

臼井二美男さんをお迎えして「スポーツ義足」についてお伺いしました

淵澤:臼井さんはスポーツ義足装具士の第一人者として
   パラリンピックは2000年のシドニー大会から
   5大会連続で、選手に同行されています。

自見:きょうは「スポーツ用義足」を持ってきて頂いております
   お名前が書いてあります。

淵澤:「谷 真海(旧姓 佐藤真海)」さん。

   あの東京オリンピック誘致の時に、スピーチされた
   「佐藤真海」さんですよね。

臼井:彼女は今はトライアスロンをやっているんですけど、
   2年前までは走り幅跳びをやっていました。

自見:スポーツ用義足を製作するようになって、
   「義足」の幅が広がったそうですね。

臼井:義足を付けて走ると、先端にかかる体重は5倍。
   それに対応する折れない、
   丈夫な義足を作らないといけません。
   合わせて軽さも考えなければならない。

自見:丈夫で軽い、難しそうですね。

臼井:そうすると、高齢者の義足も役に立ちます。

自見:臼井さんは1991年には「スタートライン」という
   陸上クラブを作られたそうですね。

臼井:それまでは義足で走る動作を出来る人がいなかった。
   とくに膝から上ですと、足を切断してから10年とか
   20年とか1度も走ったことがない。
   そういう人が多いと言う事に気づいて、
   陸上クラブを作りました。

自見:初めての時の反応、どうでしたか?

臼井:みなさんその場で泣いてしまうんです。
   それを見て、これは続けてやる価値があると思いました。

自見:最初は5人だった部員、いまでは?

臼井:181人

自見:すごい!その中から、
   素晴らしい選手を輩出されてるんですよね。
   前回のリオデジャネイロ・パラリンピックでは陸上女子走
   り幅跳びで6位に入賞された大西瞳さんも、そのひとり。

臼井:ほかにも、走り高跳び5大会連続パラリンピック出場の
   鈴木徹選手もそうです。

淵澤:そうような選手を間近で見て、どのような気持ちですか?

臼井:まず、カッコいいんですよね。姿が。
   (パラリンピックに)立ち会えるというのは、幸せです。

自見:「スポーツ義足」は、
   生活に必要な物よりも少し上の物として、
   なかなか国からの援助がないんですよね。

臼井:スポーツは趣味というか、嗜好というか。
   まだ支援がありません。

自見:ぜひ東京でパラリンピックありますので、
   このようなことを、みんなで後押ししていきたいですね。

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >