ラジオを通じて健康について考える「ラジオ人間ドック」

3月20日(月)〜3月24日(金)は、

「その痛み、筋膜性疼痛症候群かも!?」

北里大学メディカルセンター整形外科の宮島玄陽先生に伺いました。

 

3月20日(月)

筋肉を包む膜の部分に痛みを過敏に感じる症状。筋膜性疼痛症候群という。

筋肉は大胸筋や広背筋など一つ一つにも膜があるが、筋肉の繊維にも、

細かく何層にも筋肉を包む膜の構造がある。

筋膜性疼痛症候群というのは、その筋肉を包んでいる膜が歪んだりシワができて痛みを生じるもの。

肩関節の専門外来をしている宮島先生は、診断名のつく肩の痛みとは別に

診断名のつかない痛みがあることから、筋膜性疼痛症候群との因果関係を研究。

筋膜は85%が水分。

 

3月21日(火)

スポーツなどの他、日曜生活でも同じ姿勢で長時間作業するなど、

反復する決まった動作などがある。これによって筋膜にシワや歪みが生じ、

痛みに繋がっていることがある。筋膜はレントゲンやMRIに写りこんでこない

場合があるので、ぎっくり腰などの異常が起こっても画像検査ではわかりづらい。

筋膜の診断は超音波エコーが注目されている。近年のエコーは体の浅い部分を

みることが出来るようになったため、筋膜の異常を発見することが出来るようになった。

エコーでみると異常な部分は膜が厚くなっていたり、

白黒の画像だが色が通常と違って見えるなどがポイント。

 

3月22日(水)

日本での筋膜研究の第一人者はペインクリニックの木村裕明先生。

痛みのある部分に薬ではない生理食塩水を入れたら、痛みが緩和。

さらに注射をしている最中にも、厚くなっている筋膜がハラハラと剥がれ落ちるように

シワや歪みが伸びていくのが超音波で確認できたという。

最近増加しているストレートネック。これは首の骨がまっすぐになっている状態。

骨を支えている周りの筋肉がシワや歪みのほか、癒着することも原因の一つ。

癒着した筋肉同士で無理な形で支えようとすると、痛みが生じる。

ストレートネックとはあくまで結果、原因は周りの筋肉の異常にある。

 

3月23日(木)

最近「肩甲骨はがし」「筋膜はがし」「筋膜リリース」という言葉を聞く。

筋膜性疼痛症候群の治療としては、痛みの部分に生理食塩水を打つほか、

体の表面から筋膜の異常が起こっている部分、癒着が起こっている部分を

手の平や指でずらす等がある。シワがよっている筋膜にアイロンをかけるイメージ。

あとはストレッチの仕方を指導している。

 

3月24日(金)

筋肉は一つ一つ膜に覆われており、筋肉ごとに働きがある。

その働きをそれぞれ阻害しないように、筋肉同士がスムーズに動くために、

筋肉の周りに膜が存在する。その膜にシワや歪みなどの異常が生じて、

痛みを過敏に感じる、これが筋膜性疼痛症候群。

例えば糖尿病などの患者が運動療法を行う場合があるが、運動療法の中でも

筋膜リリースを取り入れると、糖尿の症状に改善が見られた…という結果も出ている。

筋膜は皮膚と同じように全身を包んでいる。顔や肩回り、首筋など筋肉が繋がっていることを考えると、筋膜がうまく働くことがリンパの流れや静脈も、

皮膚と筋肉の間でうまく流れることに繋がる。

 

 

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