ラジオを通じて健康について考える「ラジオ人間ドック」

8月7日(月)〜8月11日(金)のテーマは、「楽しい夏は危険もいっぱい!」 

現役医師で医療ジャーナリストの森田豊先生に伺いました。

 

8月7日(月)「ヒアリ」

南米、中国、オーストラリアなどに棲息していたヒアリが、今年は日本でも発見された。

大きさは2.5mm~6mmぐらいで、日本にいるアリとほとんど変わらない。

普通のアリは口で噛むが、ヒアリはお尻の針で刺す。

蜂は一度刺すと針がおしりから抜けて体内に残るが、ヒアリの針は一度刺しても

抜いて何度も刺すという特徴がある。

刺された部分だけが痛かったり痒かったりするが、

酷くなるとそれがアレルギーショックを引きおこす場合もある。

放っておくと息が苦しくなったり、血圧が低くなったり、意識をなくすなど、

アナフィラキシーショックを起こす可能性があるので、その場合はすぐに医療機関へ行くこと。

 

8月8日(火)「紫外線対策」

紫外線を多く浴びると白内障の発症率が高く出たり、膠原病の皮膚筋炎が悪化したりする場合がある。

紫外線には、肌の奥の方に入りシワやたるみに関係してくる紫外線A波(UVA)と、

肌の表目に影響して、色素細胞を活性化させる紫外線B波(UVB)とがある。

日焼け止めのクリームなどには「PA」や「SPF」という明記がされており、

これの数値によってUVA、UVBをカットする度合いが示されている。

また目から入ってくる紫外線の対策も大切!サングラスなどで対策をすること。

ビタミンDは紫外線を多少あびないと活性化しないというが、

これは両手の甲を15分程、日にあてる程度でOK。

とにかく紫外線を浴びすぎないように注意して夏を過ごそう。

 

8月9日(水)夏型過敏性肺炎

夏型過敏性肺炎は、夏になると咳が出る。家から外にでると楽になるが、家に帰ると咳込むという症状。

この原因はカビ!トリコスポロンと言うカビが肺に入り込んで起こる肺炎。

夏型過敏性肺炎はカビによるアレルギーなので、アレルギーの元を遠ざけることが大切。

浴室、エアコンのフィルター、畳など、カビの生えていそうな場所を徹底的に掃除する!

最近は血液検査で診断することができるので、夏場咳が止まらない場合は受診すること。

 

8月10日(木)三大夏風邪

「手足口病」はエンテロウイルスが原因で、手足や口の中に水泡ができる病気。

子供に多い病気だったが、最近は大人でも増えてきた。

エンテロウイルスの中にも色々なウイルスがあり、一度かかってもまたかかる可能性がある。

「ヘルパンギーナ」は水泡が口のまわりではなく、扁桃腺の周辺にできる。

喉の奥に水膨れができ、38~40度の高熱が2~3日続く。

こちらも様々なウイルスが関わっているため、同じ年の夏に何度も感染する可能性もある。

その他「プール熱」も夏風邪の一種。3つとも特別な特効薬はない。

気をつけることは「下痢止めは飲まない」「きちんとお風呂に入る(皮膚をきれいにしておく)」

「抗生物質はほとんど効果がない」「汗をかいて治そうとするのはダメ」

しっかり水分補給をして、自己免疫力を高めることが大事!

 

8月11日(金)夏の冷え性

これまで夏バテは、暑さによって食欲がおちたりすることを言っていたが、

最近の夏バテは冷房病や夏の冷え性をさすことが多くなってきた。

個人差はあるが、女性は皮下脂肪が多いので一度冷えたら温まりにくいという。

またきついストッキングを履いている場合、血液の流れが悪くなりやすい。

症状としては、手足が冷える、体が冷えて眠れない、腹痛や下痢を起こしやすい、

トイレが近い、頭痛・肩こり・腰痛など。

冷えと言う症状で「心不全」「閉塞性動脈硬化」「貧血」「甲状腺機能低下」など

色々な病気が潜んでいることがあるので、冷え性だと軽く見ず、医療機関に相談すること。

 

 

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