冬によく食べる果物の代表、『ミカン』についてです。

 

■今週(12/312/7)のテーマ:『ミカン』

 

12/3(月) 『みかんの日&ミカンの名前の由来』  

 

123日は『みかんの日』です。

実はそれ以前にも『みかんの日』がありまして、113日です。

これは『11』を"いい"、『3日』を"みっか(3日)ん"と読む語呂合わせで、

『いい(11)みっか(3日)ん』=『良いみかん』で

『みかんの日』です。

同じように123日も語呂合わせでで

『良いみかん』=『みかんの日』としたそうです。

 

3日のことを"みっかん"と読んだのには理由がありまして、

元々、古くからミカンは"みっかん"と呼ばれていたそうです。

日本語をポーランド語に訳した、17世紀の辞書にも

ミカンは『miccan(ミッカン)』と表記してあったそうです。

このように本来は『ミッカン』と呼ばれていたものが、

小さい『ッ』が省略されて、『ミカン』となったそうです。

 

ミカンは漢字で『蜜柑』と書きます。

この漢字の由来ですが、室町時代に中国からミカンが伝わって来た時、

それまであった柑橘類とは違って甘かったそうです。

そこで"蜜のように甘い木"という意味で

『蜜柑』という漢字が誕生したと考えられています。

 

そんなミカンですが、ミカン科の柑橘類の総称で、

一般的には『温州(うんしゅう)みかん』を指す言葉として

用いられています。

『温州』とは中国の地名で、柑橘類の名産地として知られています。

そんな温州の柑橘類のように、素晴らしいミカン・・・ということで

『温州みかん』の名前が付いたといわれています。

 

 

12/4(火)  『温州みかん』

 

ミカンはインド・アッサム地方が原産地で、

中国を経て、日本に伝わったとされています。

そんなミカンの中で代表的な品種で、

一般的に"ミカン"と言われているのが『温州みかん』です。

 

今から400年から500年前、中国から伝わった柑橘類の種から偶然、

それを超える素晴らしい品種が発生しました。

それが『温州みかん』だと考えられています。

この新しい品種である温州みかんが発見されたのは、

現在の鹿児島県出水郡(いずみぐん)長島町(ながしまちょう)にあった

古い木だと言われています。

そんなところか温州みかんは、日本が原産とされています。

 

そんな中、2016年に国の研究機関が

"温州みかんは中国原産の紀州みかんと、

インドシナ原産の柑橘類『クネンボ』が掛け合わさって

出来たことが分かった"と発表しています。

それまで温州みかんの誕生の経緯は謎に包まれていましたが、

それが明らかになった・・・ということです。

 

江戸時代の頃まで、ミカンといえば『紀州みかん』のことでした。

紀州みかんは約700年前から、九州地方で栽培が始まったとされています。

現在では主に、鹿児島県や和歌山県で生産されています。

大きさは温州みかんよりも小さくて、香りと甘みが強くて、

種が入っているのが特徴です。

 

そんな紀州みかんですが、明治時代になると、

温州みかんの方が大きいこともあって、人気となったことから 

温州みかんの栽培が本格的に始まったそうです。

そのため現在では『ミカン=温州みかん』となっているそうです。

 

 

12/5(水)  『ミカンの種類』

 

日本原産の『温州みかん』には、4つの種類があります。

それぞれ収穫や出荷される時期によって、種類が分けられています。

1つめは『極早生(ごくわせ)』。

収穫や出荷の時期は9月から10月で、

外側の皮の部分に青みが残っていて、酸味がやや強いのが特徴です。

 

2つめは『早生(わせ)』。

収穫や出荷の時期は10月下旬から11月まで。

外側の皮の色が、ちょうど良い具合にオレンジ色になって、

柔らかな甘さと、控えめな酸味が特徴です。

 

3つめは『中生(なかて)』。

収穫や出荷の時期は、11月下旬から12月下旬まで。

酸味よりも甘さが感じられて、日持ちが良いのが特徴です。

 

4つめは『晩生(おくて)』。

収穫の時期は『中生』と同じ頃、11月下旬から12月下旬ですが、

収穫してから基本的にひと月ほど貯蔵して、甘味を強めてから出荷されます。

そのため出荷時期は、1月から3月頃になります。

お正月の頃に頂くミカンのほとんどが、この『晩生』です。

 

それ以外に、ハウス栽培された温州みかんのことを

『ハウスみかん』といいます。

5月から9月頃、出荷されます。

 

 

12/6(木) 『ミカンの栄養』

 

一般的なミカン『温州みかん』には

ビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンCは、肌荒れや風邪の予防に効果があるといわれています。

そんなところから、ミカンはお肌が乾燥しやすく、

風邪をひきやすい冬にピッタリの果物です。

果肉の袋には便秘を改善する働きが期待される

『ペクチン』が多く含まれています。

 

ミカンの袋や白い筋の部分には、ポリフェノールのひとつ

『ヘスペリジン』が含まれています。

『ヘスペリジン』はビタミンCと協力して、

毛細血管のメンテナンスをしてくれる働きがあります。

この働きによって、風邪などの細菌が体内に入るのを

防いでくれるといわれています。

このように血管を強くすることで、免疫力を高めることに繋がります。

 

ミカンには爽やかな酸味がありますが、

これはミカンに大量に含まれている『クエン酸』によるものです。

『クエン酸』には、身体が疲れた時、身体の中で発生する乳酸を

分解する働きがあるといわれています。

 

ミカンの色素には『β(ベータ)クリプトキサンチン』という

物質が含まれています。

国の研究機関の研究の結果、『βクリプトキサンチン』が

骨の代謝の働きを助けて、骨の健康に役立つことが

明らかになっています。

温州みかんにはオレンジの約10倍の

『βクリプトキサンチン』が含まれているそうです。

 

 

12/7(金) 『網入りみかん&冷凍みかん』 

 

その名のとおり、網に入っている『網入りみかん』ですが、

誕生は1932年(昭和7年)です。    

神奈川県小田原市にあります、ミカンの販売・卸会社

『株式会社井上』の当時の社長さんが、破れた魚網を

漁師さんから譲り受けて、ミカンを網の袋に入れて販売しました。

中身がひと目で分かるのと、持ち運びが便利なことから

人気商品となりました。

 

『冷凍みかん』も『株式会社井上』が

現在の『マルハニチロ水産』と協力して開発したものです。

ミカンはそのまま冷凍させると乾燥して、パサパサになってしまいます。

そこで独自の技術で、ミカンの外側に氷の膜を作って乾燥を防いでいます。

 

こうして誕生した『冷凍みかん』は1955(昭和30)年に、

小田原駅の売店で販売が始まり、その後、全国の駅の売店に

広がっていきました。

さらに学校の給食にも『冷凍みかん』が登場するようになりました。

 

時は流れて、2010年(平成22年)、福岡県みやま市にあります

冷凍食品の製造・販売を手掛ける『株式会社八ちゃん堂』が

皮をむかずに食べられる冷凍みかんを発売しました。

その名も『むかん』です。

これまでの冷凍みかんは、皮をむかなければならないのと、

皮などのゴミが出てしまいます。

そこで誰もが簡単に美味しく食べられるように、皮をむいてあります。

 

 

■今週の感想 

 

お子さんから大人まで、幅広く愛されている果物のミカンですが、

今まで種類を気にして食べたことがありませんでした。

次回からは種類を意識して食べてみたいと思います。

 

これから寒さが本格的になりますので、

栄養たっぷりのミカンで、この冬を乗り切ってくださいネ。

 

 

【お知らせ① 次週(12/10~)からのテーマ】

 

"心理シリーズ"から『本音と建前の心理』について・・・

 

 

【お知らせ② 番組で使用しているBGM

 

◆オープニング 

SIMPLE THING(シンプル・シング) / ミニー・リバートン

 

◆エンディング

LARRY'S WORLD(ラリーズ・ワールド) / ラス・フリーマン