この機械の誕生によって、計算が本当に楽になりました。

『電卓』についてです。

 

■今週(3/203/24)のテーマ:『電卓

 

3/20(月) 『電卓の誕生』

 

大昔、人は手足の指を使って計算をしていました。

その後、古代ギリシャで"計算機の始まり"と言われている

『アバカス』というものが誕生しました。

テーブルに引いた線の上で、『カルクリ』と呼ばれる小石を

動かすことで、足し算や引き算をしました。

この『カルクリ』が『カルキュレーター(計算機)』の

語源になっているそうです。

 

その後、中国や日本などのアジアでは、『ソロバン』が、

そして17世紀には『計算尺』が誕生しました。

『計算尺』とは"計算の時に使う、物差しのような道具"で

いろいろな目盛りが書いてあります。

『ソロバン』と『計算尺』は、計算機が普及するまで、

各地で使われるようになりました。

 

さらに1642年、フランスの数学者のパスカルが

世界で初めての計算機を発明しました。

これは"歯車で動く、機械式の計算機"でしたが、

足し算しか出来ませんでした。

 

このパスカルの計算機をもとに、1694年にドイツの哲学者・ライプニッツが、

足し算以外に掛け算も出来る『手回し式計算機』を発明しました。

この『手回し式計算機』には"手で回すハンドル"と

"数やケタ数を表す溝が付いています。

例えば"2×12"を計算する時は"数を表す溝"に

2』をセットして、手でハンドルを12回まわすと、

24』と答えを出すことが出来るようになっていました。

 

そして1939年には『機械式計算機』が誕生しました。

こうして計算機はどんどん進化して、いよいよ電卓の誕生を

迎えることになりました。

 

 

3/21(火) 『電卓の歴史』

 

1957年(昭和32年)、発明家・樫尾俊雄(かしお・としお)さんが兄弟4人で、

世界初の小型の電気式計算機『14-A』を開発しました。

電気だけで動く、初めての小型計算機です。

この樫尾さんご兄弟が作られた会社が『カシオ計算機』です。

これが"世界に誇れる日本製の計算機"の歴史の始まりです。

 

1963年(昭和38年)、イギリスで小型化した電子計算機『アニタ』が

発表されました。

それまでの計算機はとても大きなものでしたが、

『アニタ』の誕生をキッカケに、机の上に乗るまでに小さくなりました。

その後、この計算機は『電子式卓上計算機』と呼ばれ、

略して『電卓』と呼ばれるようになりました。

 

そして1964年(昭和39年)には、現在の『シャープ』さんが

世界で初めての『トランジスタ電卓』を発売しました。

大卒の初任給がおよそ2万円の時代に、この『トランジスタ電卓』は

535000円もしたそうです。さらに重さは25キロもありました。

 

その後、トランジスタよりも、さらに優秀な頭脳を持った『IC』や『LSI』が

開発されると、電卓を作るメーカーさんで激しい競争が起こるようになりました。

それでもまだお値段は、3万円から5万円で、

一般家庭には手が届かない高価なものでした。

 

そんな中、1972年(昭和47年)には『カシオ』さんが

12800円という格安のお値段の電卓『カシオミニ』を発売しました。

サイズもそれまでの電卓の1/4以下の大きさで、

1000万台を超える爆発的なヒットを記録しました。

これをキッカケに、電卓は一般的な生活用具になりました。

 

 

3/22(水) 『電卓のボタン①』

 

電卓のボタンは、下から0123・・と並んでいます。

これはキャッシュレジスター、いわゆる"レジ"の数字の並び方から

来ているそうです。

"計算をする時、最も多く使う0が手前にあった方が使いやすい"という

理由からだそうです。

 

ところが最初からこの並び方だったわけではなく、

例えば1964年(昭和39年)にシャープから発売された、

世界で最初の『トランジスタ電卓』の場合、『フルキー式』と呼ばれる並び方でした。

『フルキー式』とは、それぞれのケタごとに10個のボタンが縦に並んでいます。

ところがこの『フルキー式』よりも、下から0123・・と並ぶ方が計算しやすいと

『フルキー式』の電卓は姿を消していったそうです。

 

実は同じ電卓でも、メーカーさんによって数字の並び方が微妙に違います。

例えば『カシオ』さんの場合、『0』が左の一番下にあります。

『シャープ』さんの電卓は、左の一番下には"クリア"を表す

C』のボタンがあります。

『カシオ』さんの電卓は『=(イコール)』のボタンが『+(プラス)』の左側にあります。

それに対して『シャープ』さんの電卓は『=(イコール)』のボタンが

『+(プラス)』の右側にあります。他にも微妙に違いがあります。

 

この違いに気づかずに、ずっと使っていたメーカーさんの電卓を、

他のメーカーさんの電卓に替えた時、最初は違和感があるかも知れません。

どちらが使いやすいかは、使われる方の好みだそうです。

 

 

3/23(木) 『電卓のボタン②』

 

電卓には数字や『+(プラス)』『-(マイナス)』といった

『数学記号』の他に、アルファベットのボタンがあります。

普段はなかなか使いませんが、その意味を知っているだけで、

もっと計算を速く、簡単にすることが出来るそうです。

 

例えば『M』というボタンは、『メモリー機能』です。

これを使うと途中でメモを取ることなく、複数の計算が出来ます。

同じ『メモリー』でも『M+(メモリープラス)』は"直前の数値、または

計算結果をメモリーに足す時"に押します。

M-(メモリーマイナス)』は"直前の数値、または計算結果を

メモリーから引く時"に押します。

 

MR(メモリーリコール)』は"これまでのメモリー計算の結果"を

呼び出します。『RM(リコールメモリー)』も同じです。

MC(メモリークリア)』『CM(クリアメモリー)』は、

"これまでのメモリー計算の結果"をクリアします。

 

ここまでは、どこのメーカーさんの電卓も同じですが、

C』が付くボタンは、機種やメーカーさんによって機能が違います。

例えば『カシオ』さんの電卓の『AC』。これは『オールクリア』です。

"メモリーを含めた、全てを消去"します。

『カシオ』さん以外の電卓の場合、『CA(クリアオール)』と

表示されています。

 

"メモリー以外を消去"する時に使うボタンは

『カシオ』さんの電卓の場合、『AC』を使いますが、

他のメーカーさんの電卓は『C』です。

そして"直前に入力した数値を消去"する時に使うボタンは

『カシオ』さんの電卓の場合、『C』です。

これが他のメーカーさんの電卓ですと、『CE(クリアエントリー)』

または『CI(クリアインプット)』です。

 

 

3/24(金) 『電卓で数字遊び』

 

電卓や、スマホや携帯の電卓機能をお持ちの方は、

ぜひ一緒にやってみて下さい。

まず電卓に『12345679』と入力して下さい。『8』は除きます。

その数字に『1』から『9』の中で『お好きな数字』を掛けます。

さらにその数字に『9』を掛けます。

すると、入力した『お好きな数字』が並びます。

(例:好きな数字が『6』の場合、『12345679×6×9』=『666,666,666』)

 

続いては『誕生日の数字』を電卓に表示する遊びです。

まずは『生まれた月』を入力します。そこに『4』を掛けます。

その数字に『9』を足します。次に『25』を掛けます。

その数字に『生まれた日』を足します。

最後に『225』を引くと、『誕生日の数字』が表示されます。

 

例:『杏樹さんの誕生日(9/23)』の場合

9』×『4』=『36』。『36』+『9』=『45』。『45』×『25』=『1125』。

1125』+『23』=『1148』。『1148-225』=『923

 

例:『324日生まれ』の場合。

3』×『4』=『12』。『12』+『9』=『21』。『21』×『25』=『525』。

525』+『24』=『549』。『549-225』=『324』。

 

 

■杏樹さんの感想 

 

今では当たり前のように身近にある電卓ですが、

電卓をお持ちになっていない方でも

携帯電話やスマートフォンの電卓機能をお使いになることって

多いんじゃないでしょうか。

 

もしも電卓が生まれていなかったら、私達の生活は

ここまで進歩していなかったと思います。

電卓の発明、そして誰でも使いやすいように

改良して下さった方々の努力とご苦労に、本当に感謝です。

 

金曜日にご紹介した、電卓を使った数字遊びですが、

特に相手の方の誕生日をお知りになりたい時、

最後に『225』を引く前の数字、

私の誕生日でしたら『1148』を言ってもらうと

"誕生日は923日ですネ!"といったように

当てることが出来ます。

 

宴会などで活用できますネ(笑)

 

 

【お知らせ① 次週(3/27~)からのテーマ】

 

"シュワシュワするクチあたりの飲み物"『サイダー』について。

 

 

【お知らせ② 番組で使用しているBGM

 

◆オープニング 

SIMPLE THING(シンプル・シング) / ミニー・リバートン

 

◆エンディング