特に寒いこの時期、出掛ける時に履く『ブーツ』についてです。

 

■今週(2/122/16)のテーマ:『ブーツ』

 

2/12(月) 『ブーツとは・・・』  

 

『ブーツ』を辞書で調べると

"くるぶしより上まである深い靴。長靴"とあります。

 

そんな『ブーツ』ですが、4世紀後半以降の『中世』のゲルマン人を

ルーツとする説があります。

ゲルマン人は、インドやヨーロッパに属する民族で、

狩りをして生活する"狩猟民族"でした。

各地を大移動して狩りをしていましたが、獲物を求めて

森や沼地を歩く時に、『ブーツ』は足を保護してくれました。

当時の『ブーツ』は現在の『ロングブーツ』のようなものだったと

考えられていて、動物の革を何枚も重ねて作られていたそうです。

水にも強く、さらに保温性にも優れていて、履くと温かかったそうです。

 

そんなゲルマン人の『ブーツ』ですが、便利な反面、

ひざ下まであるので歩きづらい・・とか、

履いたり脱いだりするのに不便!という声もあったそうです。

そこで足首よりも上の部分、ひざ下を覆っている部分を切り落としました。

これが"現在の靴の原型"とも言われているそうです。

 

この他にも、紀元前の古代ギリシャ時代に、

"編み上げて作った長い靴"をルーツとする説もあるそうです。

この長い靴も周囲の環境から、足を保護するために作られたとされています。

 

先程のゲルマン人もそうですが、元々『ブーツ』は

"男性の足を保護するため"に作られたのは間違いないそうです。

その後、軍隊でも『ブーツ』を履くようになりますが、

特に馬に乗って移動する時、足を保護するためにも

『ブーツ』は欠かせないものだったそうです。

 

このように本来は男性用だった『ブーツ』を

女性が履くようになったのは、ずっと後のことになります。

 

 

2/13(火)  『ブーツの歴史』  

 

元々『ブーツ』は狩りや戦争の時、男性の足を保護するための

いわゆる『安全靴』でした。

そんな男性用の『ブーツ』を、現在のように女性の方が

履くようになったのは、19世紀の終わり頃の

ヨーロッパだといわれています。

 

当時の"ヨーロッパの貴婦人"は、胸元が大きく開いた

ロングスカートの洋服を着ていました。

当時、"胸元は大きく開いても、脚は見せてはいけない"という

美意識のようなものがあったそうで、そんな貴婦人の方々が

履いていたのが『ブーツ』だったそうです。

 

"ケガなどから足を守るため"に履いていたのが

男性用の『ブーツ』だったのに対して、女性用の『ブーツ』は

"男性の視線から守るため"に履いていたことになります。

 

そんな女性用の『ブーツ』が、日本の女性の間でも広まったのは

1960年代後半だそうです。

キッカケは当時、海外で起きた"ミニスカートブーム"で、

それが日本にも伝わって来ました。

日本の女性も"ミニスカートを履きたい!"と思いましたが、

その反面、"脚をさらけ出すのはちょっと・・"という思いもあって

気持ちが揺れ動いていたそうです。

そんな女性心理をカバーしてくれたのが『ロングブーツ』でした。

 

『ロングブーツ』で脚を隠すことによって、日本の女性も

ミニスカートを履くことに、抵抗感がなくなったそうです。

 

さらに『ロングブーツ』を履くことで、脚のシルエットをより細く、

キレイに見せてくれることに気づきました。

こうして日本の女性の間に『ブーツ』が一気に広まったということです。

 

 

2/14(水)  『日本のブーツの歴史』

 

"日本人で最初にブーツを履いた人"とは誰なのか?

実は『坂本龍馬』さんだそうです。

"新しモノ好き"として知られた龍馬さんですので、外国の方が履いていた

『ブーツ』に興味を持つのも当然だったと考えられます。

実際に『ブーツ』を履いている写真が、現在2枚残っています。

1枚は『立っている姿』、もう1枚は『座っている姿』ですが、

実はこの時、履いている『ブーツ』は違うものだと分かりました。

 

『立っている姿』の写真で、龍馬さんが履いている『ブーツ』は

先端の部分が破れて、そり上がっています。

この『ブーツ』は長州藩の高杉晋作さんから贈られたものだそうです。

 

それに対して、『座っている姿』の龍馬さんが履いている

『ブーツ』ですが、これには2つの説があります。

1つめの説は、龍馬さんは幕末に商社『亀山社中(かめやましゃちゅう)』を作って、

外国と貿易を始めました。

この時、後ろ盾になって支えてくれたのが、イギリスの商人

トーマス・グラバーさんです。

このグラバーさんの長崎の住居が『グラバー邸』です。

龍馬さんはグラバーさんから『ブーツ』を購入したのでは・・・?

これが1つめの説です。

 

もう1つの説は、『亀山社中』のすぐそばに

『トンプソン靴店』という靴屋さんがあったそうです。

その『トンプソン靴店』のカタログに、龍馬さんが履いていたのと

同じ型の『ブーツ』が載っていたことから、ここで龍馬さんは

『ブーツ』を購入したのでは・・・と言われています。

 

 

2/15(木) 『ブーツの種類①』

 

『ブーツ』と聞くと、一般的には『ロングブーツ』を

イメージされる方が多いそうです。

"丈の長さが、ひざ下ぐらいまでの長さ"の『ブーツ』のことですが

同じ『ロングブーツ』でも、さらに種類があります。

例えば『ニーハイブーツ』。

ニーハイ"とは"ひざ上までの丈"という意味です。

 

この『ニーハイブーツ』のさらに上を行くのが『サイハイブーツ』。

丈が太ももの真ん中ぐらいまであります。

"サイハイ"とは" 太ももくらいまでの高さ"のことです。

 

『ブーツ』にはたくさんの種類がありますが、長さだけでも

『ロング』以外に、『ミドル』や『ショート』があります。

『ミドルブーツ』は、ふくらはぎの半分程度が隠れる長さで、

『ハーフブーツ』とも呼ばれています。

『ショートブーツ』は、丈が足首ぐらいまでの長さです。

『ロングブーツ』や『ミドルブーツ』の場合、履いたり脱いだりする時に、

ちょっと大変ですが、その点、『ショートブーツ』は楽ですよネ。

 

女性の場合、『ブーツ』の長さによって脚の見せ方を

変えることが出来る楽しさがあります。

脚のラインをより引き立てるのが『ロングブーツ』ですが、

『ショートブーツ』の場合、見せ方次第ではセクシーにも見えるそうです。

足首よりちょっと上の部分から脚が出ることで、より脚の細さを

見せることが出来るのと同時に、足首を隠すことで

そのアンバランスさから、セクシーに見えるそうです。

 

確かに同じ『ブーツ』でも、『ロング』『ミドル』『ショート』では

それぞれ履いた時に見える印象が、大きく違ってきますネ。

これも『ブーツ』の魅力の1つです。

 

 

2/16(金) 『ブーツの種類②』 

 

"ブーツ=女性用"というイメージをお持ちの方、

いらっしゃるかも知れませんが、

元々は男性の足を保護するための『安全靴』ですので、

男性の方にもオススメです。

 

例えば『サイドゴアブーツ』。

両サイドのくるぶしの辺りに、ゴムを含んだ伸縮性のある生地で出来た

『ゴア(Gore)』、つまり"マチ"を施した『ショートブーツ』です。

ブーツの入口部分に、ゴムのような生地が見える『ブーツ』がありますが、

それがこの『サイドゴアブーツ』です。

この『ゴア(Gore)』のおかげで、履いたり脱いだりが楽です。

 

『サイドゴアブーツ』は1830年頃、イギリス・ロンドンの靴屋さんが、

即位されたばかりのヴィクトリア女王のために考えた・・・とされています。

ですから元々は、女性用でした。

その『サイドゴアブーツ』を、ヴィクトリア女王のご主人、アルバート公も

大変気に入られて、議会など公式の場に履かれて行ったそうです。

 

このように『サイドゴアブーツ』は、フォーマル用でしたので、

明治時代の日本でも、礼装時に使われていたそうです。

 

一時期、『サイドゴアブーツ』は姿を消したそうですが、1960年代に

ビートルズやローリング・ストーンズが『サイドゴアブーツ』を

履いていたことで、再び注目されるようになりました。

そして男性・女性問わず人気となって、フォーマル以外でも

使われるようになりました。

そのブームの中心が、イギリスのチェルシー地方だったことから、

『サイドゴアブーツ』は『チェルシーブーツ』とも呼ばれています。

 

 

■今週の感想 

 

私が小学生の頃、初めて買ってもらったブーツが

Kickers』のブーツで、多分『サイドゴアブーツ』だったと思います。

履いたり脱いだりするのが、楽しかった記憶があります。

 

今ではブーツは冬の防寒のためなので、

脚の見せ方など意識したことがなかったので、

これからはブーツを履く時は、意識してみたいと思いました(笑)

 

 

【お知らせ① 次週(2/19~)からのテーマ】

 

『アルバイト』と『パート』など、『似ているけれど、違うもの』について・・・

 

【お知らせ② 番組で使用しているBGM

 

◆オープニング 

SIMPLE THING(シンプル・シング) / ミニー・リバートン

 

◆エンディング

LARRY'S WORLD(ラリーズ・ワールド) / ラス・フリーマン