人気のスイーツから、『ソフトクリーム』について・・・

 

■今週(7/87/12)のテーマ:『ソフトクリーム』

 

7/8(月) 『ソフトクリームとは』  

 

ソフトクリームは簡単に言いますと"出来たてのアイスクリーム"です。

中に含まれている氷の結晶が少なくて、結晶の大きさも小さいため、

『なめらかでクチあたりの良さ』と『出来たてのフレッシュ感』が

大きな特徴です。

 

ソフトクリームとアイスクリームの違いですが、牛乳や乳製品といった

主な原料や作り方は、ほとんど同じだそうです。

大きな違いとしては『温度』です。

ソフトクリームの場合、ホイップしたクリームを、

マイナス5℃~マイナス7℃程度に冷凍したものを、そのまま頂きます。

それに対してアイスクリームの場合、マイナス30℃以下で急速に固めたものを、

マイナス25℃~マイナス30℃で保管します。

お店ではマイナス18℃以下で売られています。

 

『ソフトクリーム』という名前は『和製英語』です。

海外で『ソフトクリーム』という注文しても、"柔らかいクリーム"と

解釈されて、ハンドクリームなどと間違えられてしまうそうです。

英語でソフトクリームは『soft serve ice cream』です。

 

この『ソフトクリーム』という名前は、ソフトクリームの総合メーカー

『日世(にっせい)』の創業者、田中譲治(じょうじ)さんが考えたものです。

田中さんは、日本でソフトクリームを広めるために、

名前を出来るだけ短く、分かりやすいものにしようと考えました。

そして『soft serve ice cream』から『serve』と『ice』を省略して、

『ソフトクリーム』としたそうです。

 

 

7/9(火)  『ソフトクリームの歴史』

 

今から4000年以上前、紀元前2000年頃、

中国で家畜の乳しぼりが始まりました。

そして、採れたミルクを長時間煮てから雪で冷やして、

今で言う"シャーベット状の氷菓子"を作りました。

こうして出来た氷菓子が『アイスミルク』です。

 

13世紀、イタリアの旅行家、マルコ・ポーロさんが中国を訪れた際、   

この『アイスミルク』の作り方を知って、イタリアへ持ち帰りました。

それによって『アイスミルク』がヨーロッパに広まっていきます。

18世紀にはイタリアで、"ホイップクリームを凍らせた氷菓子"が

誕生しますが、これが"現在のアイスクリームの原型"とされています。

 

その後、アイスクリームはアメリカにも伝わっていきました。

ところが初期のアイスクリームは、庶民にとってぜいたく品でした。

しかし1846年、アメリカの主婦、ナンシー・ジョンソンさんが

樽の中に、氷と塩を入れて冷凍させる

『手回し式・アイスクリームフリーザー』を発明しました。

これによって、一般のご家庭でも、

アイスクリームが作れるようになりました。

    

19世紀になると、冷凍技術が急速に進歩して、アイスクリームは

大規模な工場で作られるようになって、さらに広まっていきます。

そんな中、"作りたてのアイスクリームを提供したい"という思いから、

1931年にアメリカで冷凍装置『オートマティック・ソフトサーブマシン』が

誕生しました。

このマシーンの誕生で、作りたてのアイスクリームが

食べられるようになったことで、ソフトクリームの伝説が始まりました。

 

 

7/10(水)  『日本のソフトクリームの歴史』

 

ソフトクリームが日本に初めて登場したのは、

1951年(昭和26年)73日。

東京・明治神宮外苑で行われた、進駐軍主催のカーニバルの模擬店で、

来場者の日本人に、コーンに載ったソフトクリームが販売されました。

 

この当時、"アメリカでソフトクリームが流行している!"という情報を

キャッチされた方がいます。

ソフトクリームの総合メーカー『日世』の創業者、田中譲治さんです。

田中さんは『ソフトクリーム』という名前を考えた方でもあります。

田中さんは"いずれ日本でもソフトクリームが人気商品になるはず!"と、

アメリカからソフトクリームのフリーザー(冷凍装置)を10台、

輸入することに成功しました。

 

そして、大阪の喫茶パーラーで、ソフトクリームを披露したところ、

とても好評で、その後、デパートの食堂や有名レストラン、

喫茶店でも販売されるようになりました。

 

1953年(昭和28年)、テレビの放送が始まりました。

特にプロレスラーの力道山さんの試合の中継の時は

たくさんの人が街頭や、お店にあるテレビの前に集まりました。

東京の下町の蕎麦屋さんにもプロレス中継を見に、

お客さんが来ましたが、放送が夜8時からだったので、

皆、夕食を済まされていて、蕎麦を食べなかったそうです。

そこで!ソフトクリームを売り出したところ、

これが飛ぶように売れたそうです。

これが"第一次ソフトクリームブーム"となりました。

 

 

7/11(木)  『ソフトクリームのコーン』

 

ソフトクリームのコーンの『コーン』とは

『円錐(えんすい)』という意味です。

つまり"円錐の形をした容器"ということになります。

よく"トウモロコシのコーン"だと思われる方がいらっしゃるそうですが

ソフトクリームの『コーン』のスペルは『CONE』で、

トウモロコシは『CORN』ですので、違います。

またソフトクリームの『コーン』の主な原料は、小麦粉です。

 

ソフトクリームの『コーン』ですが、こんなエピソードがあります。   

1904年、アメリカ・セントルイスで万国博覧会が開かれました。

そこにアイスクリーム屋さんが出ていましたが、当時、

アイスクリームは紙皿に載せて、提供されていました。

ある猛暑の日、アイスクリームが飛ぶように売れましたが、

そのため紙皿がすべて無くなってしまいました。

 

アイスクリーム屋さんが困っていると、隣のワッフル屋さんが

ワッフルを円錐の形に巻き上げて、

"これにアイスクリームを載せたらどうか?"と、提案しました。

このワッフルのコーンとの出会いが、形を変えて、

現在のソフトクリームのコーンへと続いていったそうです。

 

日本で初めて、国産のソフトクリームを販売した

ソフトクリームの総合メーカー『日世』ですが、

ソフトクリームの人気とともに、コーンが足りなくなったことが

あったそうです。

当時、コーンは輸入品でしたので、それならば輸入に頼らずに

自分の所で作ろう!と、専門の工場を造ったそうです。

 

 

7/12(金)  『ソフトクリームの雑学』

 

ソフトクリームのお店などで、『ソフトクリームを持った男の子と女の子』の

イラストをご覧になったこと、ありませんか?

これはソフトクリームの総合メーカー『日世』のイメージキャラクターです。

 

アメリカ・メリーランド州の出身の双子で、男の子の名前は『ニックン』、

妹の女の子の名前は『セイチャン』といいます。

日本に来たのは1950年代後半で、それ以来ずっと、

ソフトクリームの美味しさをアピールしているそうです。

 

実は『ニックン』と『セイチャン』の名前が付けられたのは、

2001年(平成13年)です。

この年は、ソフトクリームが日本に紹介されてから、

ちょうど50年目ということで、このイメージキャラクターの

男の子と女の子の名前を募集することになりました。

 

全国から5万件を超える応募があって、その中から最終的に

『ニックン』と『セイチャン』に決まったそうです。

 

ソフトクリームがここまで人気となったキッカケのひとつに

1970年(昭和45年)の『大阪万博』があります。

この時、会場には200台ものソフトクリーム用のフリーザーが設置され、

ソフトクリームを食べながらパビリオンを回る人たちがたくさんいました。

さらにその姿がテレビで放送されると、全国からソフトクリームに

注目が集まったそうです。

 

 

■今週の感想 

 

ソフトクリームの第一次ブームが昭和30年代の初めの頃、

第二次ブームが、1970年(昭和45年)の大阪万博の頃と

いわれていますが、それじゃあ第三次ブームはあったの?と

疑問に思ったので、個人的に調べてみました。

 

そしたら1996年(平成8年)頃、北海道の牧場のソフトクリームが

人気となりましたが、これがどうやら第三次ブームでは?と

考えられるみたいです。

 

私はソフトクリームが大好きなので、ブームに関係なく、

いつでも食べたいです。

ソフトクリーム屋さんを見つけると、つい入りたくなります(笑)

 

 

【お知らせ① 次週(7/15~)からのテーマ】

 

世の中には同じように思えても、実は違うものが、たくさんあります。

中には同じものでも、言い方が違うものもあります。

そこで『似ているけれど、違うもの』について・・・

 

注:7/15(月)、ニッポン放送は開局記念日スペシャル番組のため、

  放送休止。

 

 

【お知らせ② 番組で使用しているBGM

 

◆オープニング 

SIMPLE THING(シンプル・シング) / ミニー・リバートン

 

◆エンディング

LARRY'S WORLD(ラリーズ・ワールド) / ラス・フリーマン