■今週(8/148/18)のテーマ:『パイナップル

 

8/14(月) 『パイナップルとは・・・』

 

パイナップルの原産地は、ブラジルを中心とする南アメリカです。

15世紀の終わり頃に発見されて、ヨーロッパに伝わった後、

世界中へと広まっていきました。

日本には江戸時代の終わり頃、幕末の時代にオランダから伝わって、

現在の沖縄や小笠原諸島で栽培されるようになりました。

その後、昭和の時代になって、缶詰の製造が始まると、

大量生産されるようになったそうです。

 

『パイナップル』という名前ですが、これは英語で『松』を意味する

『パイン』と、『リンゴ』の『アップル』を合わせた言葉です。

見た目が"まつぼっくり(松かさ)"に似ていて、

味が"リンゴのように甘酸っぱいところ"から

『パイナップル』と名付けられました。

 

パイナップルは、日本やアメリカ以外の地域、

例えばヨーロッパなどでは、『アナナス』と呼ばれているそうです。

『アナナス』とはパイナップルの学名で、『亀』という意味です。

見た目が亀の甲羅にも似ていることから、

この学名になったと言われています。

このように『アナナス』はパイナップルの別名ですが、

日本では『パイナップル科』の植物の中でも

観葉植物として栽培されているものを『アナナス』と呼んでいるそうです。

 

パイナップルですが、普段私達が頂いている黄色の果肉は、

実は果実ではありません。

これは"花びらや雌しべなどをつける部分"である

『花托(かたく)』と呼ばれるものです。

この『花托』が大きくなったものを、私達は頂いています。

そうなると、本当の果実の部分はどこにあるのか?と言いますと、

表面の固い、あのデコボコした部分だそうです。

(これは以前、イチゴのお話の時にもありましたが、

 イチゴも同じように花托の部分を頂いています)

 

 

8/15(火) 『パイナップルの種類』

 

"食用のパイナップル"だけでも、200を超える品種があると言われています。

その中からいくつかご紹介します。

 

『スムースカイエン』。

世界で数多く生産されているパイナップルで、

日本でも沖縄などで栽培されています。

酸味と甘味のバランスが良くて、果汁も豊富です。

そのまま頂くのはモチロンですが、缶詰やジュースにも最適です。

 

『ボゴール』。別名『スナックパイン』と呼ばれています。

果肉を手でちぎって頂くことが出来ます。

酸味が少なくて、芯の部分も他のパイナップルと比べると柔らかくて

さらに甘いのが特徴です。

 

『ピーチパイン』。正式な名前は『ソフトタッチ』です。

沖縄県で栽培されている品種で、1999年(平成11年)に登録されました。

甘味が強く、果肉が白っぽくて、甘い香りがすることから『ピーチパイン』、

または『ミルクパイン』とも呼ばれています。

 

『ゴールドバレル』。"黄金の樽"という意味で、

まるで樽のような見た目をしていることから、名付けられました。

沖縄のパイナップルの中でも、最上級のパイナップルだそうです。

 

『サマーゴールド』。こちらも沖縄で栽培されていて

2004年(平成16年)に登録されました。

ジューシーで酸味が少なくて、上品な味が特徴です。

 

他にも、ジュースなどでお馴染みの『デルモンテ』が

独自で改良した品種の『デルモンテゴールド』。

こちらは『ゴールドパイン』や『ゴールデンパイナップル』とも

呼ばれています。

 

さらに、フルーツでお馴染みの『ドール』のオリジナルブランド

『スウィーティオパイナップル』などがあります。

 

 

8/16(水) 『パイナップルの栄養』

 

パイナップルは糖質の分解を助けて、代謝を促すビタミンB1

多く含んでいます。

さらにビタミンB2やビタミンC、クエン酸などとの相乗効果によって、

疲労回復や夏バテなどに効果が期待されています。

 

パイナップルには『セラミド』という成分が含まれています。

『セラミド』は元々、私達のお肌にもある角質層の主成分です。

お肌を乾燥から守って、潤いをキープしてくれる働きがあります。

化粧品の保湿成分としても知られていますネ。

この『セラミド』には、シミの原因となる『メラニン』を作らせない

働きがあるため、美白効果が期待されています。

 

パイナップに含まれる『セラミド』には、お肌の新陳代謝や

お肌の生まれ変わりである『ターンオーバー』を

促進する働きがある・・と言われています。

 

さらにパイナップルには、食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維には、お腹の調子を整えてくれる働きがあって、

便秘の解消にも効果的とされています。

 

他にも『ブロメライン(ブロメリン)』という、

タンパク質を分解する酵素が含まれています。

『ブロメライン』には、消化を助ける効果があるとされています。

食後にパイナップルを頂くことで、胃もたれを防ぐ効果が

期待されています。

 

パイナップルは南国のフルーツですので、

身体を冷やす働きもあります。

 

 

8/17(木) 『パイナップルの雑学』

 

817日は『パイナップルの日』です。

フルーツの生産や加工、販売でお馴染みの会社『ドール』が定めたもので、

『パ(8)イ(1)ナ(7)ップル』の語呂合わせです。

パイナップルの美味しさを、広く知って頂くのが目的です。

 

これとは別に『パインの日』がありまして、こちらは81日です。

8(ぱ)1(い)ん』の語呂合わせで、

沖縄県や農林水産省などが定めたそうです。

この『パインの日』の81日から831日までの期間を

『パインの消費拡大月間』としているそうです。

 

パイナップルですが、一般に食用として栽培されている種類の

パイナップルにはタネがないそうです。

タネが無いのに、どうやって栽培するのかと言いますと、

パイナップルはタネから育てるのではなくて、

『株分け』という方法が使われています。

 

パイナップルの実の上にある葉の部分を『冠芽(かんが)』といいます。

この『冠芽』を切り落として土に埋めておくと、新しい葉が出て来ます。

それが育っていくとパイナップルの葉となって、実が成ります。

この実が成るまでは、およそ2年かかるそうです。

 

他にもパイナップルの株には『えい芽(が)』や『吸芽(きゅうが)』と呼ばれる

小さな芽があります。

この『えい芽』を植え付けても、実が成ります。

『吸芽』は植えても実が成らないので、

乾燥させてから苗として使います。

 

 

8/18(金) 『パイナップルにまつわる、ある疑問』

 

中華料理の『酢豚』に、パイナップルが入っていますよネ。

"何でフルーツのパイナップルが入っているの?"と思われる方、

いらっしゃるかと思います。

 

酢豚にパイナップルを入れるようになったのは、

中国がまだ『清』の時代のこと。

欧米の方々が暮らしていた上海で、料理人の皆さんが

"高級感のあるお料理"というのを考えたそうです。

その結果、当時はとても貴重だったパイナップルを

酢豚に入れることを思い付いたそうです。

 

実際にパイナップルを入れたところ、甘酸っぱさが増して

味に深みが出たそうです。

さらにパイナップルは、豚肉とも相性が良いということで、

その後も定着していきました。

 

"酢豚にパイナップルが入っている理由"としてよく誤解されるのが

"パイナップルの成分が、お肉を柔らかくしてくれるから"というものです。

確かに、パイナップルに含まれる成分『ブロメライン』には、

お肉を柔らかくする働きがあります。

ところが『ブロメライン』は熱に弱いため、60℃以上の熱を加えると

その効果が無くなってしまうそうです。

缶詰のパイナップルを使うにしても、缶詰も熱処理されています。

パイナップルを入れる時は、仕上げの餡の段階で入れると良いそうです。

    

『ブロメライン』は熱に弱いですが、調理する前のお肉を

パイナップルに漬けておくことで、その効果が期待出来ます。

 

 

■今週の感想 

 

身近なフルーツの1つ、パイナップルですが、

意外と知らないことばかりで、とても勉強になりました。

 

個人的には特に栽培の仕方ですとか、

美肌効果が期待できる・・・といった点に

とても興味があります。

 

まだまだ残暑が続きそうですので、

パイナップルを頂いて、残暑を乗り切ってみたいと思います。

 

 

【お知らせ① 次週(8/21~)からのテーマ】

 

心理シリーズの中から、『片付けられない心理』について・・・

 

 

【お知らせ② 番組で使用しているBGM

 

◆オープニング 

SIMPLE THING(シンプル・シング) / ミニー・リバートン

 

◆エンディング

LARRY'S WORLD(ラリーズ・ワールド) / ラス・フリーマン