アベノミクスの影響からか、これまでコスト削減のために抑えていた人事異動が活発になり、
さらに増税前の駆け込み需要もあいまって
今年の3月~4月は例年に増して引っ越しが増加!!
2000年代に入って最も多いとか。
あまりの予約件数の多さに、全日本トラック協会は「引っ越しをズラして!」と異例のお願い。
ということで、今日のテーマは「失敗しない!引越し物語」!!
引越しには様々なドラマがつきもの。
皆さんも一度は引越しの経験があるかと思います。
失敗しない引越しの秘訣、とは。
■16時台ゲスト:たかくら引越センター
吉本に所属する芸人さんでありながら引越し会社の社長という、"引越しの達人"。
午前中に1件引越しを済ませ、さらに放送終了後も引越しがあるという
1年で最も忙しい時期にお越しいただきました。
▼引越会社を立ち上げるまで
大手引越し業者でのアルバイト経験から、
先輩芸人の引越しを手伝っていたら、その手際の良さが口コミで広がる。
最初に手伝ったのは今田耕治さん。
もともと引越しそのものが好きで、喜んで手伝っていたら報酬をもらえるように。
現在は社員5人を抱えるまでに。うち1人は女性社員さん。
▼収入は?
芸人としては1万円いけばいいかな、くらい。
引越し業では最高月収が150万円ほど。
引越しが少ない月でも、サラリーマンと同じぐらいは稼いでいる。
▼芸人さんの知ってはいけないことも知っちゃうんじゃない?
芸能人のカップルを見かけることは多い。
たとえば、オリエンタルラジオ中田と福田萌のことについては、
フライデーされる前にフライデーしていた。
秘密を守れるから頼まれているので基本的には言わない。(たまにネタにする)
▼引越しで大変だったことは?
モンスタークレーマーのようなお客さんがいた。
食卓にカレー粉が付いていて、「ここでカレー食っただろ!拭くか弁償しろ!!」
と、わけのわからないクレーム。
芸人さんの場合は、見た目には汚いものを大事にしている人が多く、
フィギュアなど、価値がわからないものを少し雑に扱っただけで怒られる。
また、雨の日、金庫を運んでいて、階段から落ちてしまい肋骨を折ったことがある。
貧乏芸人さんはかなり奥まったところに住んでいてトラックが入れないことも。
その点では、坂や階段の多い鎌倉は、引越し業界では難所とされている。
▼印象的な引越しは?
新築物件に、ある新婚夫婦が引越したが、
2、3日後に奥さんから電話かかってきて、奥さんだけがその家から再度引越しをした。
実はこういうケースは最近増えていて、業界用語では「Y」という。
(1本の枝が2本に別れるように見えるところから)
▼運びにくいものベスト3
3.海外の家具。やっぱり海外のサイズなので入らないこともある。
2.高価なもの。見るからに高そうな壺などはちょっとビビる。
1.その個人の大切な物。扱うのに緊張する
▼引越すうえで物件をうまく見つけられる時期は?
情報がいっぱい出る時期は10月、11月。
5月は物件はあまりがない。
曜日でいうと火曜日、水曜日には不動産屋さんに新情報が入る。
▼引越し料金を安くするコツは?
荷物を段ボールにまとめきったタイミングで見積もりをお願いするとよい。
ものが散乱していると荷物がたくさんあるように見え、高くなってしまう。
▼引越し屋さんの仕事としての魅力とは?
力、頭、接客。全部使わないといけないから「キングオブ職業」だと思う。
▼失敗しない引っ越しとは?
やはり口コミが最強!会社ではなく作業員で選ぶのが失敗しない秘訣。最後に運ぶのは人。
サービスはどこも大きくは違わないので、いい作業員を派遣してくれるところ
と考えたほうがよい。
■17時台ゲスト:三ツ矢雄二さん
過去10回を超える引越しを経験、芸能界きっての"引越しマニア"。
▼実際今までどれぐらい引越したの?
今まで10か所以上...。
阿佐ヶ谷→井ノ頭公園→笹塚→渋谷→恵比寿→武蔵小山→長原→麻布→板橋→代々木上原→北区某所(※現在)
▼なんでそんなに引っ越すの?
地元愛知から東京へ。阿佐ヶ谷で、4畳一間、銭湯デビュー。
グレーゾーンのパートナーと一緒に住むようになって笹塚へ。
そのパートナーが資産家で所有物件だったためこの時は家賃なし。
その後お別れをして、友達が「うち越さない?」ということで恵比寿へ。
その方が亡くなり遺産整理ということでまた次の引越し。
期間限定の約束で長原へ。
劇団の近くということで麻布に越して多額の家賃を払っていたら、
「買っちゃいな」と言われ板橋で3階建てを建てる。
稽古場のすみに住んでいたが、生徒が増え、代々木上原へ。
南の方角は脚光を浴びるとも言われており、引越し後バラエティに出始めた。
▼引っ越しは大変じゃない?
最近の引っ越し屋さんは何でもやってくれて助かる。
不要なものは引き取ってくれ、立てつけの棚を作ってくれたりも。
ちなみに、引っ越しの荷造りは劇団の子たちがやってくれるので、
自分は指示を出すだけ。
▼印象的な街は?
武蔵小山の商店街は便利で感動した。
板橋区や北区も最高。徒歩10分圏内ですべてが揃う。
▼間取りのこだわりは?
あんまりない。基本的には一発で決める。
重視するのは、やっぱり日当たりがいいことと、周りに買い物する場所があること。
▼失敗しない引っ越しとは?
部屋に入ってみて違和感を感じたらやめた方がいい。
間取りとかいうよりも、相性じゃないかと思う。
いかがだったでしょうか。
引越しには様々なドラマ、物語があるんです。
この春、多くの人に新たなストーリーが生まれるはずです。
どうか、失敗しないお引越しを。
2014年03月15日