先週の土曜日は大変な嵐でしたが、

そんな中、3月23日金曜日に

お越しいただいた日本画家の、

榊山敬代さんの個展に伺いました。

 

山瀬まみちゃんと、

いったい日本画というのは、

何をもってして日本画なのですか?

という質問に丁寧にお答えいただいた30分でした。

 

鉱石や貝や昆虫などを原料とし、

様々な色を作りだし、

それを膠(にかわ)で溶いて和紙に、

筆で塗りこんでゆくというものが、

日本画であるらしいです。

 

水墨画的な絵の題材をもってして、

日本画なのかなと考えていたのですが、

岩絵の具と言われる絵具の原料が、

日本画かそうでないかを決めるようです。

 

と理解したのですが、

違っていたらご指摘ください。

 

ですから榊山さんが描く日本画は、

指輪などのジュエリーや貴金属を、

精巧に、いわゆるスーパーリアリズムに近い、

表現方法で描かれていました。

 

そうか!これも日本画なのですねぇ。

 

背景は黒なのですが、

黒と言っても漆黒の闇的黒や、

光沢のある黒など表情は様々でした。

 

絵具の原料も展示されるなど、

ミニミニ博物館的雰囲気もある個展でした。

 

絵が描けなくなったスランプの時期に、

メモ用紙に書きつづった「髪の長い女の子」が、

姿を変え「ファンシー」という妖精?

のキャラクターが誕生したそうです。

 

メモ帳の女の子のスクラップ帳を、

見せていただきましたが、

これは面白かったです。

 

増山さんも私の話を聞きながら、

「そうなんですかぁ」と、

素敵な相槌を打ちながらも

進行表の隅っこに描きつづっている、

落書きの数々をファイルして、

発表すればいいのにと思った次第です。

 

榊山敬代さんの個展は、

今度の日曜日まで。

 

榊山敬代日本画展
  FINE JEWELRY

2012
323()-48()
GALELRIE AZUR


セルリアンタワー東急ホテル
ロビー階  11:00-18:00
東京都渋谷区桜丘町26-1 tel:03-6427-0025

 

「ごごばん!」リスナーの皆さんが、

結構足を運んでいただいているようで、

しかも日本画経験者の方が、

熱心にご覧いただいたようで、

なかなか懐の深い番組であるなぁと、

改めて思いました。

 

ニッポン放送

上柳昌彦