阿部亮のNGO世界一周!
番組では、日本国内や世界各国で活躍するNGO(国際協力に携わる民間組織)を紹介。
NGOの代表や現地スタッフの方々をゲストに迎え、「なぜNGOに入ったのか?」
「現地はどんな悲惨な状況なのか?」
「どんな支援活動をしているのか?その成果は?」
「NGO活動の現場で目撃した現実とは?」「NGOは世界をどう変えたいのか?」
などの疑問に迫りつつ、世界を舞台に頑張っている日本人の姿を、
パーソナリティ阿部亮が紹介していきます。
↑ 世田谷子ども食堂・みっとさんの献立は・・・この日はハヤシライスにニンジンのサラダ!
「子ども食堂」、現在、全国各地で広がっています。みなさん知っていますか?
以前、番組ではこの「子ども食堂」の元祖とも言える「要町あさやけ子ども食堂」を取り上げました。
NPO法人豊島WAKUWAKUネットワークの活動の一つで、代表の栗林知江子さんに
お話を伺ったんです。
この「子ども食堂」の広がり、密接に関係しているのが「子どもの貧困問題」。
厚生労働省によると「社会の標準的な所得の半分以下の所得しかない世帯」、
これを「相対的貧困率」と定義していますが、
日本の18才未満の子どもの6人に1人がこの貧困状態にあるそうです。
その結果、子どもの食生活にも直接影響を及ぼすことになります。
「こども食堂」は 親の不在で、一人でご飯を食べる子どもや、
経済的な理由で、きちんとした食事をとることができない、
そんな様々な事情を抱えた子どもたちを地域で支えようと
低価格、または無料の食事や大人数で食卓を囲む楽しさを提供しています。
また一人親家庭で、大人数で団らんを囲む機会がなかなかない、という親子にも
いろいろな人と話せるいい空間になるようです。
世田谷子ども食堂・みっとさんは昨年11月から開催を開始。
世田谷線「松原駅」から徒歩1分のところにある
「シーマ・シーマ」というコミュニティ・カフェで月2回オープンしています。
5月9日の放送は みっとさんに取材した模様をお送りします。
世田谷子ども食堂・みっとさんの代表 村上由美さんと阿部亮さん。
村上さんは 育児や介護もひと段落し、このコミュニティカフェでお料理サークルを
時々行っていました。そこにこのカフェスペースの持ち主の方から
「子ども食堂やってみない?」と声をかけられました。
みっとさんは8人~10人座ったら、席がいっぱいになってしまうぐらい、
広いスペースとは言えないのですが、みんなが密接して話せる空間としては
ちょうどいい感じです。
近くにある大学生(福祉を専攻している)もボランティアで参加しています。
子供たちと遊んだり、学習支援の場も。
みっとが「コミュニティが生まれる場」「人とのつながりを大事にする場」として
広がっていくことも夢なんですよ・・・と村上さんは語っていました。