2月27日は国境なき医師団の手術室看護師 白川陽子さんの3回目のご登場です。:阿部亮のNGO世界一周! | 毎週月曜日 21:30~21:50 | ラジオFM93+AM1242 ニッポン放送

阿部亮のNGO世界一周!

aberyo@1242.com

阿部亮

阿部 亮

北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周したことをきっかけに、2010年からニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のパーソナリティを務める。夕刊フジに毎週コラムを連載中。

facebook
radikoで聴く

番組紹介

番組では、日本国内や世界各国で活躍するNGO(国際協力に携わる民間組織)を紹介。
NGOの代表や現地スタッフの方々をゲストに迎え、「なぜNGOに入ったのか?」
「現地はどんな悲惨な状況なのか?」
「どんな支援活動をしているのか?その成果は?」
「NGO活動の現場で目撃した現実とは?」「NGOは世界をどう変えたいのか?」
などの疑問に迫りつつ、世界を舞台に頑張っている日本人の姿を、
パーソナリティ阿部亮が紹介していきます。

インフォメーション

2014.Feb.14

2月27日は国境なき医師団の手術室看護師 白川陽子さんの3回目のご登場です。

IMG_20131228_130215.jpg

「阿部亮のNGO世界1周 」

2月27日の放送のゲストは 国境なき医師団で

手術室看護師を行っている白川陽子さん。

3回目の放送は白川さんがご出演する最後の回。

今回のお話は 今 最も長く紛争が続き、大量の死者、難民が出ているシリア。

みなさんもニュースで その悲惨な状況を知ることもあるかと思います。

そのシリアに2012年、2013年に3ヶ月づつ 国境なき医師団の活動で入った

白川さん。

一度目に入ったときは「戦争はいつ終わるのだろうか」という印象を。

そして二度目は「戦争は終わらない」という雰囲気を感じたそう。

シリアでミッションは 現場ナースの育成と医療行為。毎日平均7~10人のオペに

立ち会う白川さん。

患者の数も多く、ベランダや屋上で寝かせるしかない状況も。

そんな過酷な毎日、2013年の6月から3ヶ月。病院内で 寝る場所を探し、寒い夜は

ペットボトルにお湯を入れて暖をとって寝たことも。

スタジオでお話する白川さんからは そんな緊迫した日常を送っていたとは思えないほど

明るく素敵な女性ですが、やはり、小さい頃から「国境なき医師団に入りたい」と決めて

入ったからでしょうか。

過酷な状況の中でも自分を見失うということはなかったようです。

そして 被害者の多いシリア、手術が多いということは、血液不足も問題になります。

でも、そこで白川さんは はじめてシリア人の 「人の絆」に触れたそう。

輸血をしに村人たちが協力し合うそうです。ほかの地域で毎度 血液不足に

悩まされたそうですが、シリアではそういうことがなかったそう。

長引く紛争で 苦しむ村人たちの中にも そういった人の心に触れた瞬間だったと

白川さんは語ります。

着実に 国境なき医師団で 実績を積み、困っている誰かのために

今日も、今 この瞬間も 世界のどこかで頑張っている白川さんに

教わることがたくさんありました。

これからの夢は?と聞かれたら

さらにスキルアップを目指して、災害現場の医療にも携わりたいと笑顔で

語ってくださいました。

国境なき医師団・日本 昨年の8月 合同出版より 本が出版されています。

国境なき医師団で働く 日本人スタッフ、医者、ロジスティシャン、看護師、

さまざまな立場で、その手記をまとめた本。

ぜひ読んで、国境なき医師団・日本の人達の活動を知って欲しいと思います。IMG_20131220_113907.jpg

平和な日本に暮らしている、医療をすぐに受けられること・・・・

そんな当たり前のようなことも 海外では 違った現実が。

知ることで、自分の何かが変わるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

前ページ
後ページ
PAGE TOP