阿部亮のNGO世界一周!
番組では、日本国内や世界各国で活躍するNGO(国際協力に携わる民間組織)を紹介。
NGOの代表や現地スタッフの方々をゲストに迎え、「なぜNGOに入ったのか?」
「現地はどんな悲惨な状況なのか?」
「どんな支援活動をしているのか?その成果は?」
「NGO活動の現場で目撃した現実とは?」「NGOは世界をどう変えたいのか?」
などの疑問に迫りつつ、世界を舞台に頑張っている日本人の姿を、
パーソナリティ阿部亮が紹介していきます。
1月23日 木曜日は米国NPO
コペルニク代表の中村俊裕さんをお迎えして送る2回目。
(左が中村さんです!)
コペルニクの活動の仕組み、前回の放送で初めて知った~という方も多いと思いますが・・・
改めて説明すると
発展途上国の「生活の向上」や「自立」の問題を解決できる企業や大学、現地のNGO、
さらに寄付してくれる人を、政府を介さずに直接結びつけ、途上国の貧しい人たちの所に、本当に役立つ技術製品を届けるNPO。
どんな技術製品かというと、
例えば、LED付きのソーラーライト、携帯用浄水器など、
シンプルで説明書を読まなくても使用できるもの。
↑こちらはLED付きソーラーライト。
みためはドリンクボトルのよう。
途上国では識字率が低い国も多く存在します。
誰が手にとっても使える必要な製品が、途上国の方の生活のスタイルを大幅に変えていくんです。
↓ こちらは 携帯用浄水器。
高い費用の灯油を使って、電気を発電、、、その分 生活も苦しく
なりますし、なるべく電気を使わないようにします。
そこへ、ソーラーライトが入ると、高い灯油を買わずにすみ、
夜も内職をしたり、子供たちが勉強もできるわけです。
そんなインパクトある活動のコペルニクですが、
やはり、はじめた頃は知名度をあげることが大変だったよう。
立ち上げて「クランド・ファンディング」形式で
一人あたり 少額な寄付を募り
ひとつの商品の必要金額に到達したら購入、その方法も
最初はなかなかうまくはいかなかったとか。
中村さんは もうとにかく地道に広めていくしかないと思ったそうです。
途上国にすこしずつコペルニクの便利な商品を届ける、
それを使った地域でコペルニクの商品が、評判を呼び、隣町に広がって・・・
実績を積み重ねることで、現地の政府の反応も変わってきました。
政府の人や国連が会議に招待してくれるように。
また現地の役人も「コペルニクのやっていることを取り入れよう」と言う意識になってきたそう。
本当に必要とされている人たち=ラストマイル
に必要なものを届けるコペルニクの活動は
今 まさに進行形です。