10月10日は いよいよ三陸鉄道へ。南リアス線の熊谷松一さんにインタビューした模様をお送りしますよ。:阿部亮のNGO世界一周! | 毎週月曜日 21:30~21:50 | ラジオFM93+AM1242 ニッポン放送

阿部亮のNGO世界一周!

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阿部亮

阿部 亮

北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周したことをきっかけに、2010年からニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のパーソナリティを務める。夕刊フジに毎週コラムを連載中。

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番組紹介

番組では、日本国内や世界各国で活躍するNGO(国際協力に携わる民間組織)を紹介。
NGOの代表や現地スタッフの方々をゲストに迎え、「なぜNGOに入ったのか?」
「現地はどんな悲惨な状況なのか?」
「どんな支援活動をしているのか?その成果は?」
「NGO活動の現場で目撃した現実とは?」「NGOは世界をどう変えたいのか?」
などの疑問に迫りつつ、世界を舞台に頑張っている日本人の姿を、
パーソナリティ阿部亮が紹介していきます。

インフォメーション

2013.Oct.03

10月10日は いよいよ三陸鉄道へ。南リアス線の熊谷松一さんにインタビューした模様をお送りしますよ。

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阿部亮さんとスタッフ。三陸鉄道盛駅につきました。

 

 

→白を基調に

赤・青の車体!

1両編成。

かわいい!

三陸鉄道の車両も震災の津波でほとんど使用できなくなりましたが、北リアスの1両だけは助かりました。

 

 

 今年のドラマは「半沢直樹」か「あまちゃん」の二大ドラマの話題で

しめてしまうくらい、2ドラマに共通するのは「伝えたい想い」が、

あふれていましたね。

そんな中、我が番組は「あまちゃん」の舞台になった三陸鉄道に取材に行ってきました。(偶然です・・・その理由は今後・・・・)

 

ということで、10月10日の放送は 

岩手の三陸鉄道 南リアス線の取材の模様をお送りします。

 

(あまちゃんの舞台は 北リアス線です。でもそれと関係なく、南リアス線にも観光客がたくさん来ているそうです。)

 

10日の放送で出演してくださるのは

三陸鉄道・南リアス線、運行部主任の熊谷松一さん。

なんと、一緒に乗車して頂き、座って車窓を見ながら 

お話を聞かせてくださいました!028.jpg

 

 

南リアス線は、

大船渡市の盛駅から最終駅・釜石市の釜石駅までの路線。

しかし今はまだ震災の影響で 途中の吉浜駅までしか走っていない状況。

全駅開通は来年の春。

 

車中40分間、熊谷さんにお話を聞くことができました。

 

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三陸鉄道って海沿いを走ってるイメージですが、

実は高台で、山の中をくぐり抜けたり、海は見えるけど、離れて見下ろす、

そういった構造。行ってみてはじめてわかります。

 

もともと三陸鉄道の前は、

国鉄の盛線が走っていて、その時に 地震・津波対策として高台に作ったそう。

そういった昔ながらの設計が功を奏して、ある意味 防潮堤の役割も 一部果たしたそうです。

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そうはいっても、震災での被害は相当なもの。

線路は曲がり、鉄道も流されてしまいました。

熊谷さんはそのとき、「もう三陸鉄道の復活は無理だろう」と。

そもそも

三陸鉄道は 第3セクターで、年々赤字続き。復興のための資金はありません。

けれど、三陸鉄道を日常で使う沿線の地元のひとが 

震災直後 物資をもとめて

線路を歩いてる姿を見て、社長が「走らせられるところから走らせよう」と

立ち上がったんですね。

南リアスは無理でしたが、5日後に北リアス線の一部が無料で運行を始めました。074.jpg

↑クェートから車両の支援がありました。

 

 

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↑ 途中駅「恋し浜」駅 地元のホタテ「恋し浜ブランド」にあやかり駅名も

変更しました(小石浜から)行くと3分間停車してくれるので、

ホタテの殻に願いをかけます。7000ほどのホタテの殻に願いが!071.jpg

  

 

 

 ↑ カップルの訪れも多いそう!

 

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40分にもわたりいろんなお話をしてくださった熊谷さん。

番組ではたった8分しか、その内容をご紹介することができません。

 

 

震災瞬間の話を熊谷さんからお聞きしました。

熊谷さんは 車で北リアス線の事務所に向かってる最中でした。

 

揺れる車の中のラジオから流れてくるアナウンサーの声やスタッフの声が

交錯して「大変なことが起こったな」と思ったそう。

必死で山まで逃げ切った熊谷さん。

そのあと、ご家族を支え、三陸鉄道社員としての心労も重なり、

ふと何日かたったとき車の中で、涙がとまらなくなったそう。

「心身、ともに限界でどうにかなってしまいそうだった」と。

 

三陸鉄道の車窓から見える景色に遠く目をやり、ポツポツと

けれどその言葉には熊谷さんにしかわからない想いがありました。

しっかりと話をしてくださった熊谷さんに 阿部亮さんは

思わず、涙ぐんでいました。

 

 

10日の放送はそういった話は放送しませんが、

これまでの三陸鉄道職員の方がたの

復興に向けてのお話や、今 話題の「震災学習列車」のおはなしも。

楽しい放送に?なっています!

ぜひ ラジオをお聞きのあなたも

三陸鉄道のみなさんの笑顔と海に会いに行ってくださいね。082.jpg

 

 

 

 

 

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