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山本かおるの今日もいい天気
山本かおる
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Diary
4月11日
目から鱗の高齢化解消法
今日はちょっと真面目な話。
『高齢者の暮らしを考えるシンポジウム』の司会をさせていただきました。
朝は地震があり、更に雨が降って寒い中、早い方は1時間以上も前から足を運んで下さり会場はほぼ満員。
皆さん真剣にメモをとっています。
関心の高いテーマであることを改めて感じました。

それなのに、第二部のパネルディスカッション。
私がコーディネーターも務めさせて頂いたのですが、話があっちこっちに広がっちゃって
テーマを絞って進行することが出来ませんでした。
参加者の皆さんににきちんとメッセージが伝わったかなぁ…ちょっと不安です。

第一部は介護保険の分野の第一人者でいらっしゃる、名古屋学芸大学学長の
井形昭弘先生の基調講演。
“介護予防”を中心にお話されました。
恥ずかしながら、私はこの“介護予防”という言葉を、今回の仕事をするために勉強して
初めて知りました。
介護予防…文字通り、要支援や要介護の状態になることを予防すること。
つまり、いつまでも元気で、自分らしく、いきいきと暮らしていくための方策です。
健康を保つようバランスよく栄養価の高い食事をとり、
寝たきりの原因となる転倒・骨折をしない様に体力をつけ、
サークル活動や趣味などを通して社会に参加し生きがいをもつ…などなど挙げられます。

とっても元気で近所の人気者だったおばあちゃんが、うっかり転んで骨折し
寝たきりになったら、あっという間に認知症になった…なんて話、よく聞きますよね。
そう、決して他人事ではないのです。

井形先生のお話で印象的だったのが
今、高齢者の割合が総人口の19%、まもなく3人に1人が高齢者の時代がやってくる。高齢化社会、高齢化社会って深刻になってるが
そもそも高齢者65歳以上というのは、定義を決めるときにその場にいたお偉いさんが、たまたま65歳だったから、65歳以上を高齢者と決めた…という話もある。
それくらい当てにならないもので、同じ65歳でも、見た目や実際の体力は
前後10歳づつ、20歳位の開きがある。
だから、みんなが努力して若々しさを保ち10歳〜20歳ずつ若返れば
高齢者の定義を、75歳以上、あるいは85歳以上にできるではないか。
それなら、高齢者の割合はは8%になるのです。
一気に高齢化社会解消です(!)

かなり無茶ですが、でも、そうなんですよね。
目から鱗が落ちました。



4月 8日
夜桜のライト
今日も送別会。今度は後輩。
ラジオたんぱで私の後の契約アナウンサーになった千ヶ崎公子さん。
入れ違いなので、厳密には後輩とは言えないのかもしれませんが
お互いに以前仕事をしていたテレビ局が同じ系列だったことなどもあって
ずいぶん仲良くさせてもらいました。

彼女は、結婚して名古屋に行くことになったのです。
幸せいっぱいの反面、ちょっぴり不安だそうです。
そうなんです。
茨城出身の彼女にとって、これまで名古屋は縁も縁も無い土地。
知り合いもいないし、勿論、仕事の伝もありません。
2年半前、右も左もわからずに東京に出てきた私に重なります…。

名古屋にお知り合いのいる皆さん!
どうか千ヶ崎公子を宣伝してください。
ガッツがあって、明るくて、とても魅力的なアナウンサーです。
宜しくお願いします。

送別会をした後、そのまま東京駅に見送って、それから帰ってきました。
なんかしんみり。
またきっと会えるんだけどね、やっぱり別れは寂しいです。


さて、地下鉄の駅から地上に出ると、見事な夜桜。
階段を上って行くので、ちょうど下から桜を見上げた感じになるんですよね。

その地下鉄沿線の通りには4〜5メートル間隔で桜の木が植えられているんです。
夜桜ってやっぱり美しいな…なんて改めて思いながら歩いていくと
宵闇にひときわ輝く桜の木が一本。

なんでこの桜だけ特別に白く輝いているのだろう…?と近づいてみると
小さな照明が一個、桜の根元に置いてあるのです。
その照明器具のコードを辿っていくと、目の前の定食屋さんのお店の中に続いています。
びっくり!
白い桜の花が反射板のようになって、桜に当てた照明がそのお店を照らしているんです。

やっぱり人目を惹くのでしょうね。
私も思わず入ってみたくなりましたもん。お腹がいっぱいでなければ。
この夜桜日和にかかわらず、酒場でなくて定食屋さんにもかかわらす
お店の中は結構賑わっていました。
素晴らしいアイディアですよね。
拍手喝采です。



4月 7日
季節外れの買い物
今日は本当に暖かかったですね。
朝、猫たちを抱っこしてみたら、肉球が冷たくなかったです。

暖かくなると薄着してお洒落したくなりますよね。
今シーズン初めて袖を通したお気に入りのコットンのアンサンブルに
膝上ミニのタイトスカート。足元はハイヒールのパンプス。
春を通り越し、初夏の涼しげな服装で出掛けました。
ヒールの音をカツカツ鳴らして歩くの好きなんです。
女っぷりが上がったような気分になるんですよね。

ところが、電車で座席に座り、ふと見た自分の脚に、ギョギョギョッ!
冬の間はロングブーツに隠れていたのであまり気にならなかったのですが
私の脛、傷だらけなんです。
そそっかしいので、すぐテーブルやらその辺の柵やらにぶつけてしまうのですよ。
とほほ。
この脛ではどんなに気合の入った格好していても台無しです。
しかも季節を先取りしたお洒落が、後々仇に…。

今日は午後イチで『塚越孝のおはよう有楽町』の打ち合わせ。
夜は新宿のピットインにライブに行くので、それまで時間が空きました。
有楽町界隈をウィンドウショッピングしたり、公園で桜をみたり。
だいぶ歩き回ったら疲れたので、お茶をすることにしました。

コーヒーを飲みながら本を読んだりしてると、いつの間にか辺りは暗く良い時間に。
よし、出陣!

ところが一歩外に出ると、おっとびっくり。結構寒いんです。
そうだよね。お日様沈めば気温は下がるんです。
いくら暖かいといっても、この季節に初夏の格好は行き過ぎでした。
しまった。羽織るもの一枚持ってくるんだった…。

悩んだ挙げ句、日比谷シャンテに行って、ストールを一枚買いました。
だって風邪ひく訳にいかないもん。

はぁ〜ため息です。
実はこの春になって買った二枚目のストールなんです。

3月9日も、昼間とても暖かでしたよね。
あの日もコートを着ないで出掛けたら、夕方突然強い北風が吹き始めたのです。
やはりシャンテへ。
春向けの色のきれいなストールを横目に、ワゴンに入ったバーゲンのコーナーへ。
色やデザインなんて言っていられません。
寒いんだもん。
なるべく厚手で大判の!
ありましたよ。どんよりとした曇り空のようなねずみ色のストール。
何で今更こんなものを・・・。
何だかひどく損をした気分で落ち込みました。

同じこと繰り返しちゃいました。
学習能力ないなぁ。
二度あることは三度あるっていうけれど、もうこれ以上はダメですよね。
反省しながら、厚手のストール、冬物の引き出しに仕舞いました。



4月 6日
別れの季節
今日は先輩の送別会でした。
東京を離れ、新潟で事業を始めるのだそうです。

O先輩。
彼女は新潟のテレビ局時代の先輩で、私よりも先に新潟の局を辞め、東京で活動を始め
私が上京してからは、東京に何のつてもない私を心配して、今の事務所を紹介してくれた
大恩人です。
何の仕事も無くて困っていた時には、仕事を回してくれたこともありました。

歳が近いので、一緒の職場で働いていた時は、喧嘩したり、反抗したこともありました。
愚図な私に腹を立てて、生放送中にQシート(進行表)を見せてもらえなかったことも
ありました。

でも、でも、何だかんだ言って、アナウンサーとしての仕事を私に一から教えてくれて
一番可愛がってくれたのは、彼女、O先輩なんです。

4月4日の私の日記に「髪の毛一本分でも前進」という言葉を書きましたが
これは彼女が、新潟の局を辞める時に私に残してくれた言葉です。
この言葉は、これまで私をずっと支え励ましてくれました。

とても寂しいです。
心細いです。
だけど、お互いどこにいても、一生この関係を保って行ける…って自信もあるんです。

今まで彼女から受けてきた恩に、まだ何も酬いていません。
でも、いつの日か恩返しをしたいのです。
そのためには、今目の前にある仕事に一生懸命に取り組むしかないですね。
力をつけて、人脈も作って。

寂しいです。
でもいつかきっと…頑張ります。



4月 5日
買い食い?
マズイ…!久々にはまっちゃいそうです。
ブラックタピオカ入りのマンゴーミルク。

今日は朝早くから遠方で仕事だったので、疲れたのかなぁ…。
地下鉄の駅から家に向かう途中、妙に甘いものが欲しくなって
コンビニエンスストアに寄って物色。
そこで見つけちゃったのです。

本当は家に帰ってから飲むつもりだったのですが、我慢できなくなって
お行儀悪いのですが、お店を出るなりストローを伸ばして、ブスッっと容器に突き刺して
チュルチュルチュル・・・・・おいしい!

特に中に入っている“ブラックタピオカ”。
漢字で“珍珠”って書くんですね。
とにかく大きいんです。直径1センチ位あるんじゃないかな…。
ぷにゅぷにゅっていう舌触りも楽しい。
「安曇野食品工房」って所が作っている商品なんですが、マンゴーミルク以外にも
抹茶とかミルクティーとか、タピオカ入りのドリンク、
いっぱいラインナップがあるようです。

どうしよう。全部制覇したい!
これから毎日コンビにに通ってしまいそう…。

それに、買い食いっていうのも、ちょっぴりワクワクしちゃいます。

夜の10時過ぎ。
コンビニを出てから家にたどり着くまでのおよそ5分間。
少年が運転する自転車にすれ違っただけで、あとは誰も歩いていない暖かな春の夜道。
マンゴーミルクをちゅるちゅるしながら、鼻唄をうたったり、見事な桜を楽しんだり。
昼間だったら近所の町内会の世話役のオバサマに出くわして眉をひそめられそうですが
夜ならそんな心配、なんにもありませんからね。

夜遅くなった帰り道の買い食い…しばらくやめられそうもありません。