２００８年１２月３１日。晴れ。

激動の2008年も今日で終わりですね。
私個人にとってもこの一年は大きな変化の年でした。

プライベートでは大切な友人との別れ。
仕事では、今まで全くといっていいほど関心のなかった経済という分野への新たな挑戦。
幾つかの仕事の終了。
中でも『森田健作の我らニッポン人』の終了は、『中探』から５年間お世話になった
ニッポン放送とのお別れでもあって、私にとって大きな出来事でした。

そしてそれにともなって、この『山本かおるの今日もいい天気』も
今日をもって終了させて頂くこととなりました。

『今日もいい天気』がスタートしたのは５年前。
そう、お台場時代、中探のＯＡ終了後の朝食兼ミーティングの席でいきなり
「そうだ、１１月から日記を書いてもらうから」ってディレクターから宣告されたんです。
それまで日記なんて、三日坊主どころか三日続いた事がなかった私。
何を書いていいやら…面食らったものでした。

一日だけ時間を貰ってタイトルを『今日もいい天気』に決めました。
サザエさんのテーマ曲から拝借したんです。
サザエさんみたいに楽しんでもらえるような日記にしよう…と思いを込めて。

どうでしょうか。
５年と１ケ月、楽しんで頂けたでしょうか？

文章を書くのは苦手だとコンプレックスを持っていた私。
それなのに皆さんから応援いただいたお陰で
気がついたらこのブログを書くことが楽しくて仕方なくなっていました。

時には面倒になって何日も更新しなかったり
書くネタがない…なんて苦しんだ事もありました。

でも、こうして振り返ってみると
自分のあるがままを書き綴ってきたこの記録は、私のかけがえのない宝物になりました。
それだけでなく、ブログのネタを探そうとわざわざ出歩くなど行動的になったし
物事を注意深く観察したり、感じようとしたりする習慣も身についたみたいです。

本当にこのブログのおかげで、私自身が大きく成長する事ができました。
ちょっぴりだけど自信もつきました。
そして沢山のものを得る事が出来ました。
そう、このブログが縁結びとなって親友と思える友人まで。

ブログ終了という話になった時、本当に寂しい気持ちがいっぱいで…。
私の中でこの『今日もいい天気』がどれだけ大きな存在だったのか改めて認識しました。
私のアイデンティティーそのものになっていたんだな…と。

ありがたい事に、あと１ヶ月、２００９年の１月いっぱいは
ニッポン放送のホームページにも、携帯のコンテンツの方にも
データを残しておいて頂けるそうです。
よかったら皆様、過去の『今日もいい天気』も改めて読み直して頂けたら嬉しいです。

そして、せっかくここまで皆さんに親しんで頂くことが出来たので
これからは自分個人で『フリーアナウンサー・山本かおるの今日もいい天気』として
続けていこうかな…と今考えている所です。
どこのポータルサイトにするかも今考えている最中。
でも、なるべく近い内にスタートしようと思います。
ぜひぜひ探してみてくださいね！！

長い間本当にありがとうございました。
心から感謝と愛を込めて。
いつかまたニッポン放送でお会いできる日までさようなら。
山本かおるは今日も明日も、いつも元気です！！

今年は不思議な縁で夏から経済に携るようになり
そのため市場に合わせて大納会の今日が仕事納めとなりました。
こんな忙しい日に番組放送後にスタジオに顔を出してくれたリスナーさんもいらっしゃって
感謝でいっぱい。
大勢の方々に支えられているんだな…ってあらためて感じています。
本当に有難うございます！！


大したことはしていなかったんだけど、気持ちだけはずっと走り続けていたこの半年。
前しか見えていなかったのでこの年末年始のブレイクで
ちょっと落ち着いて周りを見回してみないとね。

・・・う〜ん・・・物の山。

本来は周りってそんな近くのことだけじゃないんだけど。

でもまあ、その辺からまずは片付けないとね。
散らかっている環境では、やる気はうまれないんだそうです。
確かに。
お礼状を書こうかな…と思って便箋と封筒を引っ張り出してきたものの
机の上が散らかっていたために…やっぱり後で片付けて後で落ち着いて書こう…とか
アイロンかけよう…と思ったけど
床に物が散らばっていて…後で片付けてから…ってよくありましたもん。
おまけに不思議なもので
すっきりキレイに何もない状態だと、人って何かをしたくなるんですって。
そう。キレイ、スッキリは意欲を生み出す原動力なんです。

そう、新しいものを生み出す為にもここは頑張りどころ。
頑張ろうっと！！

年賀状買いました。
黒豆を冷やかし（水に漬けること）ました。

でも、“やった”ことはこれだけ。
”やってない”ことが、山と積もって
今、私の上に雪崩のように襲い掛かっています。

一番の重圧が部屋の片付け。
大掃除？当然してませ〜ん。
だって、こんな状態なんだもん。

仕事の資料の山。
切り抜いた新聞のスクラップ。
切り抜いてもいない新聞の山。
いつか必要になるかも…と溜まっていった資料のコピー。

押入れに仕舞いきれずに溢れ出た漫画の山。
実家の漫画図書館（庭にある漫画収納専用の小屋）に入れてもらおうと思っていたのですが
たまればたまるほど送料が大変だ…なんて思うようになっちゃって。
今年こそは捨てようと去年の暮れに心に誓ったはずなのに、まだ紐もかけていません。

化粧品も。
ちょっとだけ残ったアイシャドウとか貰い物の口紅。
何年も前のものなんて劣化して使えるはずもないのに
特に貰ったものだと思うとどうしても捨てられなくて
今年一度も開く事のなかった化粧ポーチがゴロゴロあるんです。

すべてにおいてこんな感じ。

考えを切り替えました。
年内は30日まで仕事なので忙しいけど
年明けの仕事始めは5日からとお正月はゆっくりなんです。
だ・か・ら、お正月を利用して徹底的に捨て捨て大作戦遂行します！！

普通、年明けに何かすると、一年中そのことに追い立てられるよ…っていいますよね。
年明けに買い物すると一年中お金が出て行くとか
年明けから仕事すると一年中仕事してなくちゃいけないとか
だったらそれを逆手にとっちゃおう！！

宣誓！！
私、元日から、物を捨てます。
要らないもの使わないもの、徹底的に捨てることにします。
現実的にはゴミ回収はしてもらえないけど
袋につめて、紐かけて。
そうしたら来年は一年中物を捨てていって、来年の年末はスッキリだよね？
素敵！！
私、身軽な女になります。

来年の目標は『ためない』です。

所変わればっていうけど驚きました。
アメリカの最新結婚式事情。
合理性と慣習が入り混じってとんでもないことになってます！！

来年披露宴の司会を担当させていただく新郎新婦。
新婦の希望は、バージンロード宜しく父と腕を組んで入場するシーンを設けて欲しい
ということ。

あれ？確かこのお二人、夏にラスベガスの教会で式を挙げて来たって言ってたのに？？
教会での結婚式といえば、父と腕を組んで厳かにバージンロードを歩く花嫁…って
定番イメージですよね。

「私達、観光のついでに教会で式を挙げちゃったので、両親呼んでないんです」
立ち会ったのは一緒に旅行をしていたお友達のみなんですって。

そんなに簡単に式って挙げられるものなの？？

「電話しておくだけで大丈夫です。
予約していた時間に行ったら、教会のドアが開いて曲が流れ始め
祭壇の前で神父さんが手招きするので歩いて行って。
リハーサルどころか説明もなかったんです（笑）」

ひえ〜っ。
でも、こんなんで驚いていてはいけません。
「ドライブスルー挙式っていうのもあるらしいですよ」

は？
「車に乗ったまま神父さんの前で愛を誓うんですって」

ハンバーガーのごとく夫婦も一丁あがりって？
いかにも合理性を求め、自動車産業先進国のアメリカらしい。

でも、実はそこには宗教的な理由もあるそうです。
日本だと、挙式や披露宴なしでも、入籍さえすれば結婚はできますが
アメリカでは挙式が必須。
神様の前で愛を誓う事は絶対はずせないんですって。
だからこそ、ギリギリのところで合理性を追求したらこんな形になっちゃった？

本当に所変わればです。
面白いですよね。

週末は忙しい私ですが
さすがにここまで歳の瀬が押し迫ると
午前中に打ち合わせなどの予定が入らず
今日はお昼にゆっくり家を出ました。

薄暗い家の前の細い小路を抜けて通りに出ると
明るい日差しと共にいきなり私を襲って来た鮮烈な香り！
ミカンの香りです。

道路に車に轢かれた大きな蜜柑が潰れていました。
たった一つだけ。
これが辺り一面に爽やかな香りを放っているのです。

目の前の家の玄関先に大きな蜜柑の樹があって、今、たわわに実を結んでいるんです。
グレープフルーツ位の大きさで、色もそう、目にも鮮やかなレモン色。
収穫されている様子がなく、ずっと樹に実ったままなんです。

どんな味なんだろう？？

いつも下から眺めているだけなので、どんな種類の蜜柑なのかも分からないのですが
今日初めて嗅いだこの香りからすると、そうとう酸っぱそうです。
そういえばカラスも食べていませんね。

どうして一個だけ地面に落ちてしまったのか分かりませんが
鮮やかなレモンイエローの実は飾り物ではなくって
しっかりとこの爽やかな香りが詰まっているのよ…って
蜜柑が精一杯自己主張しているような感じがしました。

ピーンと張り詰めたような冷たい空気
青い空とレモンイエローが目にまぶしくって…

慌しさを一瞬忘れさせてくれる
爽やかな冬の午後です。