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山本かおるの今日もいい天気
山本かおる
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Diary
11月24日
逆ぎっくり腰
友達から「どうしても出来ない仕事があるので代わりにやってもらえないか」と頼まれた
今日の仕事。
大きな財団の表彰式です。
司会かな…と思ったらどっこい、表彰式のアテンダントのお仕事!!
ステージ上で、表彰状やメダルトロフィーをプレゼンターに順序良く渡してゆくあれです。

表彰式の“司会”の仕事はよくやらせて頂きますが、アテンダントは初めて。
不安です…。
得意の“妄想こき”が始まりました。

ロボットみたいに手と足を揃い踏みしちゃったらどうしよう…。
ステージ上を歩いている時に、パンプスが脱げてポーンと飛んでっちゃったらどうしよう…。

見目麗しい若くてスタイルの良い女の子たちも大勢いたのに、何でわざわざ私が
この大役についたかというと、落ち着いて優雅に表彰式を行いたいから…だったそうです。
落ち着いて、優雅?はぁ〜???
私って、本当に見かけ倒しなんだから…自分を呪いたくなります。
この日記をご愛読いただいている方は、私が如何にそそっかしくて失敗を繰り返してばかりか
ということは、もうお分かりですよね。

いやぁ緊張しました。
タイミングよくプレゼンターにお渡しするのって、本当に難しいんです。
表彰状に、目録、メダルにトロフィー。
引きつりそうになるのを何とかこらえ、モナリザになったつもりで微笑みながら、何とか
失敗もなく終了しました。

ところがアクシデントはその後やってきたのです!!

つつがなく表彰式は終了し、解散した後に寄ったカフェで。
疲れた体を休めようと椅子に腰を下ろした瞬間、ピキーンって!!
よく、重いものを持って腰を伸ばした途端にぎっくり腰になるって言っていましたよね。
まさにその逆バージョン。
腰を曲げると痛いんです。
ステージ上で姿勢良くしようと頑張りすぎて、無理しちゃったみたいなんです。
普段は“にゃんにゃんバックル“(猫背)の私。
でも今日だけは、胸を張って、おなかを引き締めて、優雅にかっこよく…。

情けないですね。
姿勢を良くしてぎっくり腰なんて。

“這う這うの体(ほうほうのてい)”ってこういう状態をいうのでしょうね…。
腰をかばい、よろよろしながら青山のブルーノートへ。
クルセイダーズのジョー・サンプルとジョージ・デュークのピアノデュオ。
せっかくロマンティックなバラードや、楽しいラグタイムなど演奏しているのに
ちょっと体を曲げるとピキーン!
拍手をしようと伸び上がるとピキーン!
…ムード台無しです。
大人しくまっすぐ家に帰れば良かったなぁ…と思った矢先、客席にある人を見つけて一変。
一昨日、渋谷のBunkamura・オーチャードホールでコンサートをしていた
MJQ(マンバッタン・ジャズ・クインテット)のベース、チャーネット・モフェットが!
私の歩き方が変だったからか、余りにもじっと見つめすぎたからか
私が彼の前を通った時ニコっと笑ってくれたんです!!
きゃぁ〜!!
この腰の痛みにも感謝かも。



11月23日
大人の社交場はいかが?
東京駅の丸の内南口に先日オープンした、東京ビル『TOKIA』。
その2Fに、エンターテインメント・クラブ『コットンクラブ』がオープンしたと聞いて
今日早速、お邪魔してきました!!

名前からすぐにイメージされた方も多いと思いますが
そう、あのリチャード・ギアとダイアン・レインが主演した映画『コットンクラブ』の舞台
1920年代のニューヨーク、ハーレムを熱くした伝説のナイトクラブ。
デューク・エリントン、キャブ・キャロウェイといった超一流のエンターテイナーのショーに
最高級のお酒に料理。
当時セレブリティーと呼ばれた上流階級の人々や映画スターたちが
着飾って毎夜の様に集った…という様子は、映画をご覧になった方はわかりますよね。
あのゴージャスな世界に憧れた方も多いでしょう。

その『コットンクラブ』が、現代の東京に蘇っちゃった!という訳です。
昨日オープンしたばかり。ほやほやです。

コンセプトは“本物の大人の社交場”。どんな服装で出かけたらいいんだろう…。
小心者の私、ちょっと不安になって出かける前に確認してみたら
ドレスコードは特に設けていないとの事。
「お客様自身がショーの一部として自分をプロデュースし楽しんで下さい」と言われました。
無理にドレスやタキシードを着る必要はなくて、お洒落に着こなしてさえいれば
TシャツにジーンズでもOKなんですって!

自分のセンスに自信のない私は、Tシャツ・ジーンズなんて無茶はできず
かといって完全フォーマルも気がひけて、無難にややドレスアップ…って感じで出かけました。

TOKIAのビル。
『おはよう有楽町』入りのため朝3時に前を通ると、白と青のイルミネーションが輝いていて
その一瞬が私にとって土曜の朝の密かな楽しみだったんです。
そのビルに初めて入ってみました。

エスカレーターで2Fに上がると、全体にお洒落なビルの中でも、更に、一段と洗練された
ゴージャスな空間が待っていました。
重たい厚いドアを開けると、まず目に飛び込んできたのは、大きな2つのシャンデリア。そしてたっぷりとドレープのとってあるカーテン。
フロアーには飴色の光があふれています。

心配していた服装も杞憂に終わりました。
ばっちりタキシードで決めている人もいれば、ブラックスーツの胸に鮮やかな色のチーフを
あしらっただけの人、流行のファーがたっぷり使われた可愛いワンピースの女性…
みんな人それぞれでした。
そういえばお店のスタッフも制服ではなくて、色はブラックに統一されていたものの
それぞれ違うスーツを着ていました。
それでも皆、お客ではない。スタッフだって一目で分かるんです。
“コットンクラブのスタッフです!”ってオーラをガンガン発しているんですよ。
カッコいい!

オープニングアクトは、本家コットンクラブで名を馳せたキャブ・キャロウェイのお孫さん
キャブ・キャロウェイ・ブルックス。
私はよく知らないのだけれども、お爺様のキャブ・キャロウェイとそっくりのスタイル。
ズート・スーツ(裾が極端に窄まったパンツスーツ…ボンタンみたい…ちょっと違う?)姿で
指揮棒を手に、踊り歌い、スキャットし、コミックバンドのようにおどけて笑いを誘います。
アンコールではやっぱりお爺様の十八番だったという『ハイディーホー』で客席とやりとり。
本当に楽しかったです。

で、次回11/29 (tue.)からのキャストは、あの『スタンド・バイ・ミー』の
ベン・E・キングなんです!!
それから『セレブレイション』の、クール&ザ・ギャングでしょ。
その後は、ソウルの大御所、ウィスパーズ!!
ウィスパーズの出演は丁度クリスマスの頃なんですよ。
うわ〜…ディスコ世代にはたまりませんよね。

一年中で一番街がきらめくこの季節。最も輝く場所で大人の時間を楽しんでみるっていうのも
いいですよね。
コットンクラブ…素敵な空間でした。オススメです。



11月21日
弥彦村人会
昨日の日曜日、弥彦村人会に出席してきました。
私の故郷、新潟県西蒲原郡弥彦村。
東京に住んでいる弥彦出身者が年に一度、集まっているんだそうです。

きっかけは先月のおはよう有楽町。
番組あてにリスナーの方からお誘いのメールを頂いたんです。出席しませんかって。
お聴きになっていた方、覚えていませんか?
塚越さんが「やひこむらびとかい(弥彦村人会)??」って紹介していたメール。
あれです。
正式には「やひこそんじんかい」って読むんだそうです。

ちなみに、“そんじんかい”って打ち込んで変換しても“損じんかい”としか出てきませんが
“むらびとかい”って入力すると“村人会”って一発で変換できます。
あくまでも参考です。

会場は御茶ノ水の、ホテル聚楽。
聚楽の偉い人が弥彦に縁があるとか…。
知らなかったんですが、レストランじゅらくって、東京のほかには新潟にしかないんですね。
ずっと全国チェーンだと思っていました。

だいたい、私にとって東京のイメージって、東京タワーとレストランじゅらくだったんです。
だって、上越新幹線がまだ東京駅まで乗り入れていなくて、東京の玄関口が上野だった時代。
東京に来て駅を出るとまずレストランじゅらくが迎えてくれる訳です。
東京=じゅらく。
納得でしょ。

…なんだかじゅらくの話ばっかりになってきましたね。

閑話休題。

同窓会とか同郷会って大切ですね。
なんだかとても元気になれました。
出席者は80人強。人口8000人あまりの村です。
1万人(そんなに居ないけど)に1人が、遠く300キロ離れた東京で集まっているんです。
凄いでしょ。
この広い東京に、こんなに大勢の弥彦人がいるんだって分かって力がわいて来ます。

しかし閉口したことが2点。

まず、私が来賓になっていた事。
なんと、ピンクと白のリボンで作られた来賓用の胸につけるお花が用意されていたんです!
これは丁寧に…というか、泣きそうになりながらお断りさせて頂きました。
だって、出席者の中で私が一番の若輩者。
私のすぐ上の人でも、おそらく10歳以上年上なんです。
それなのに偉そうにお花なんて滅相もない…。

もう一つが、すっかり身元が割れていたこと。
知らない人ばっかりだと思っていたのに、皆口々に「山本先生のお嬢さんでしょ?」
…狭い村ですからね。
村でたった一つの小学校に10年近く教員として居座っていたんです。私の父。
変人で有名だったもんなぁ…。



11月18日
ボージョレーヌーボーを世界で一番早く飲む会
今年のボージョレーヌーボー、もう飲みましたか?
私は、飲んじゃいました〜!!
17日深夜0時。そう、解禁の瞬間です。

ボージョレーヌーボーが世界で一番早く飲めるのが日本だとか何とかで
毎年11月の第3木曜日はお祭り騒ぎになるわけですが
どうせならぜひ、日付が変わった瞬間に飲んでみたいものだ…と
ずっと思っていたんです。
カウントダウンしながら針が真上に行った瞬間、カンパーイ!!って。

ちょっと馬鹿馬鹿しくて面白くない?って何人か声をかけてみたところ話に乗ってくれまして
とうとうやっちゃいました。
“ボージョレーヌーボーを世界で一番早く飲む会”

青山のお洒落で美味しいと評判のレストランに予約を入れ
ボージョレーを少なくとも2本は確保して欲しいを念を押しておき
女の子は帰りが遅くて危ないので、ええい!みんなで泊まっちゃえ!!ってことで
人数が増えても大丈夫なようにお店から歩いて行けるホテルの和室の部屋を予約し…。
準備万端。

さて、スタートの9時を回るとぽつぽつと集まってきました。
一人揃う度にカンパーイ!!ってやっていたから何回乾杯したんでしょうね。
お料理も美味しかった(と思う。)
ワインも美味しいワインを選んだ(と思う。)
メンバーもみんな楽しんでいた(と思う。)
・・・・・・・・・あんまり覚えていないんです。私。

メンバーは基本的に私の友人を誘ったので、お互いに知らない同士も多いわけです。
皆がちゃんと楽しめるように、一人でもつまらない思いをする人がいないように
…そんなことばっかり考えていたらテンパッちゃって、かなり飲んじゃったみたいで。

翌朝起きたら頭は痛いし、記憶は飛んでるし。
生まれたての子馬のようによろよろしながらお風呂に入りました。
おまけに一日置いた今日になって何故かお尻が痛い…。
全く覚えていないんだけれど、尻餅をついたのか、何かにぶつけたのか。

まぁ、こんなハチャメチャな会になってしまったのですが、メンバーからの評判は上々で
楽しかった、良かったと電話やメールを頂いたので、どうやら成功だったようです。

肝心のボージョレーは、みんな酔っ払っちゃって、0時を回ったのに気づかず
3分ほど遅れて乾杯しちゃったんだけれどね。
ボージョレーだけでも3本ボトル空いてたし、きっと美味しかったんでしょう。
ま、いっか。



11月15日
キティちゃん
引っ越してきたときに封も開けずに押し入れに突っ込んでいた段ボール。
押入れ整理の為に引っ張り出され、3年4ヶ月ぶりに日の目を見ることになりました。

中には、使いかけのノート、メモ帳、バインダー、コンパスや三角定規のセット。
そして懐かしのデザイン定規!!
カラフルな定規にギザギザの大きな穴が空いていて、そこに小さな歯車みたいのをセットして
歯車の穴に鉛筆の芯を突っ込んでぐるぐる回すと綺麗な模様が描けるやつ!!!
キャー懐かしい!!!

どうやら小学校時代からの文房具類をぐちゃぐちゃと突っ込んであったみたい。
その中に、キティちゃんの缶ペンケースがありました。
蓋を開けると、中からも新品のキティーちゃんの鉛筆3本、消しゴム、鉛筆キャップが
入っていました。

缶ペンケースも傷一つ付いていない所から、おそらく誕生日のプレゼントか何かで貰ったけど
勿体無いので新学期から使おう…と思ってそのまま使いそびれていたものと思われます。

このまま使わなかったらそれこそ勿体無い。
缶ペンケースはちょっと恥ずかしいけど、鉛筆とキャップ位は使ってもいいかも…。

鉛筆削りで削ってキャップをはめたら、長すぎて筆入れに収まりません。
そうだった。鉛筆っておろしたての時はキャップすると筆入れに入らないんだった!!
新しい鉛筆を削るのは久しぶりだったので、そんなこと忘れていました。
仕方なくちょっとはみ出させたまま筆入れのチャックを閉めて使っています。
じきにちゃんと収まるようになるでしょう。

ところで、このキティちゃんの鉛筆を見て、作家のKさんが
「これ削らなかったら高く売れたかも…キティちゃんコレクターって居るんですよね」って
いうんです。
そう言えば、今のキティちゃんって、立体的だったり、正面を向いていたり。
耳にはリボンでなくてお花や星をつけていたり。
それからご当地キティなんかも流行っていますよね。
しかし!
昔のキティちゃんは、体は完全横向きで長座していて顔だけが90度ひねって正面向いている
1ポーズのみでした。
服装はオーバーオールで…。

そっか…惜しいことしたなぁ。
一体いくら位の値が付いたんだろう…。
インターネットのオークションで、“キャラクターもの”“キティ”で検索すると
出てくる出てくる。キティちゃんグッズ。
おお!さすがキティちゃん!!
しかも古いデザインのキティちゃんは殆ど見つからないんです。
これは貴重だったのかも。

悔しいなぁ。
使わなきゃよかったよ…ちぇ。
がっかりしながらも、改めて使い始めた鉛筆や消しゴムを見てみると
あれ??
キティちゃん。正面向いてる!
何故??

キティちゃんの公式ホームページで調べてみると、私の鉛筆や缶ペンケースはどうやら
90年頃に流行ったデザインらしいのです。
……思い出しました。
デパートの福袋に入っていたんですよ。このセット。
な〜んだ。
この年代のものはオークションでも殆ど入札なしです。
これで心置きなく使えます。