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山本かおるの今日もいい天気
山本かおる
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Diary
12月 5日
イルミネーション
最近…というかここ2〜3日で、イルミネーションに目覚めてしまいました。
きっかけは、昨日の朝の『街角天気』の中継先取材。
7時台の中継を、池袋のメトロポリタンプラザからお送りしたのですが
本番は朝だから当日の朝だけ行ってもイルミネーションの真価がわからないかもしれない…と
金曜日の夕方に下見に行ったんです。

いままで、私にとってイルミネーションって単なる季節の風物詩という感覚で
たまたま行った先にあれば楽しむけれども、積極的に見に行こう…って程では
ありませんでした。
それなのに、すっかりはまりましたね。

陽も落ちて辺りは暗く寒さが一層身に沁みる中、パッと目に飛び込んできたピンクの輝き。
一人で居たにもかかわらず、思わず「うわぁ〜綺麗!!」と叫んでしまい
その後しばらくの間、寒さも忘れて見入ってしまいました。

珍しいですよね。ピンクのイルミネーションって。
今年の新色なんですって。
発光ダイオードで今年発明されたばかりの色なんだそうです。

高さ6メートルの四角垂のクリスマスツリー。
生木のツリーではなくて完全なオブジェタイプのツリーなのですが
中心に縦長のピラミッドみたいな芯があり、そこに白とピンクのポインセチアを螺旋状に巻き
その上を白とピンクのイルミネーションが覆っています。
まるできらめくベールでラッピングしたような感じ。
ピンク・オン・ピンク。
本当に愛らしいツリーです。

メトロポリタンの広報の方に伺ったら、イルミネーションの計画は、何とまだ残暑の厳しい
8月の下旬から始めるんだそうです。
何故なら、イルミネーションって日本ではまだ余り流通していなくて、殆どが海外からの
お取り寄せになるのだそうです。
なので、デザインを決めたり予算をたてたり…どうしても早めにならざるを得ないのだそうで。
見えない苦労があるんですね。

そんなことを知ってしまったから余計にイルミネーションに興味を持ってしまったのですよ。

実はこの日、もう一つ、新宿初台の『東京オペラシティー』のイルミネーションも
見に行きました。
こっちは対照的に大人のイルミネーション。
赤と金、大小様々な球形のオーナメントが飾られた大きなクリスマスツリー。
とても迫力があって、見た瞬間、思わず息を飲みました。

情報誌やインターネットで検索してみると、都内だけでもとても数え切れないほどの
イルミネーションスポットがあるんですね。
その一つ一つに準備した人たちの思いや苦労が込められているんだなぁって思うんです。

とても全部見て回ることは出来ないけれども、一つでも多く見ておきたいなぁ…。

そんな私が今、注目しているのが、立川市の昭和記念公園で9日(金)から始まる
『Winter Vista Illumination』。
7000個のシャンパングラスを使ったピラミッド型のクリスマスツリーで
上部から水が流れ落ち、いろんな色の光に反射してとても幻想的なのだそうです。
クリスマスまでの毎週土曜日の夜には花火も上がるんですって!!
う〜ん、日曜朝早い仕事の私には、土曜の夜は厳しいけれどぜひ見てみたいものです。



12月 2日
一番人気
寒くなりました。
最近、部屋にいる時の装いはユニクロのソフトフリース上下に、フリースの半纏、
そして厚手の靴下。
それでも寒いので、フリースのひざ掛けを使っています。
ホットカーペットの上でのひざ掛け…って、ベストパートナーです。
かなり温まります。

エアコンやヒーター?
まだ使っていません。
部屋の中で息が白くなったら使おうかと思っています。
ちなみに息が白くなる気温って、湿度によっても変わりますが
10度以下が目安といわれます。
私のファンヒーターの設定温度は11度ですから理にかなっているでしょ。
(注:空気が乾いている日はもうちょっと気温が下がらないと白くなりません。)

さてさて、そんな私の防寒対策に、また一つ強力なアイテムが加わりました!
モコモコのスリッパ。
100円ローソンで見つけたんです。
消費税もいれて105円!!
これがなかなかの物で、暖かいし軽いし、デザインもシンプルでよいのです。
足の裏があたるところは白熊みたいに白くモコモコ。
甲の部分はベロアのような光沢のある生地。色はワインレッドがかったあずき色。
105円とは思えない代物です。
いいもの買っちゃった〜。
今までは畳スリッパだったから余計に暖かく感じます。
さらに得した気分で、ほくほく、ほかほか…。

でも、このモコモコ感が“猫にゃんず”のお気にも召したようで
私の留守中に玩具にして遊んだり、あるいはカーペット代わりに上に乗っているらしいのです。
帰宅して玄関を開けると、三和土に落ちていたり、
片方だけパソコンのラックの下にもぐりこんでいたり。
甲の部分も、買った時はまあるいトンネル型になっていたのに
最近はだんだんペシャンコになってきたし、
白熊部分には猫毛がいっぱいくっついています。

昼間、寒い思いをさせているので怒るに怒れないし。
家電製品に乗られるよりマシだし。
105円だしなぁ…。

いろんな理由を考えて諦めようとしている私です。



11月30日
昭和の時代の光と影
今日は水曜日。映画はレディースデーで、1000円とお得に観ることができる日。
そこで、評判の『ALWAYS 三丁目の夕日』を見てきました。
ラジオたんぱの元同僚、3人で。

最近は中々それぞれのスケジュールを合わせて会うことも難しいのですが
女3人、年齢も近く、皆独身。よく食べ、よくしゃべる…などなど共通項が多く
とても気の会う仲間です。
たんぱ時代は、仕事帰りに美味しいと評判のラーメンを食べに行ったり
手に入れた割引サービスチケットで近くのビルのラウンジにケーキセットを食べに行ったり。
いつもお腹がはちきれんばかりに昼ごはんを食べてしまい、会社に戻ってきてから一緒に
胃薬を飲んだり…。
(腹痛がおきた時の為でなく、食べ過ぎることを前提に、机の引き出しに胃薬をストックして
いたのです。何か間違ってますよね…。)

さて、『ALWAYS三丁目の夕日』。
期待以上でした。
限りなく温かく優しく、そしてまっすぐにたくましく生きている人々。
エピソードの一つ一つが心に沁みて、思わず、じわ〜っと涙がでてしまいました。
悲しいシーンなんてほとんどないんです。
心が温かくなって涙になるんです。

ストーリーはもちろん、キャスティングも素晴らしい!!
どの登場人物をとってみてもこの役者さん以外にはありえないんじゃないか…と思えるほど
いきいきと魅力的でした。
私が特に好きなのは、昭和の典型的なお父さん・お母さんなんだろうな…と思わせる
堤真一・薬師丸ひろこ演じる鈴木夫妻。
お人よしでおちゃめで温かいんです。

それから、セットも見所の一つですね。
昭和30年代は全く知らない時代ですが、テレビや写真で知るその時代の姿そのままです。
よ〜く見なければ分からないような場所も徹底的に30年代に仕上げてあるんですって。
このような所がこの作品の厚みになっているんでしょうね。

奇しくも昨日見てきた『力道山』と同じ年代を描いた映画です。
『ALWAYS』の中にも、初めて家にテレビがやってきたシーンで映し出されたのが
力道山の試合。
町内の人がみんな鈴木家の茶の間に集まって、空手チョップの真似をしながら夢中になって
応援していました。

戦後の日本を支えてきた明るくたくましい街の人々。
その人々に夢と元気を与えてきたヒーロー、力道山。
街の人々と対照的に、
そしてヒーローとしての輝きの裏側に
力道山は底の見えない深い悲しみを抱えているんです…。

昭和の時代の光と影。
『ALWAYS 三丁目の夕日』をご覧になった方は、ぜひ『力道山』も観てください。
きっと、より深い感動を得られると思います。
『力道山』は2006年3月4日公開です。



11月29日
悲しきヒーロー
7月に亡くなられた橋本真也さんの遺作となったことでも話題になった『力道山』。
日本にプロレスを広めた偉大なる英雄“力道山”の生き様を描いた映画です。
韓国と日本の合作で、韓国では一足先に昨年公開されましたが、このたび日本版も完成して
来年3月の公開に向けて今、試写会が行われています。
これを今日観て来ました。

実は、塚越さんが先にこの映画を観てきたのです。
塚越さん、大変感動したようで、そりゃあもう熱く語る語る。
そのせいで、観たくてたまらなくなってしまった作家のKさんと私。
これ以上塚越さんにストーリーをばらされる前に観て来ようということになったのです。
実は私、けっこうプロレス好きなんですよね。
以前は新潟で新日の興行があると結構足を運んでいました。うふ。

さて、試写会場のソニーピクチャーズの前に、12時50分頃到着。
1時から上映開始です。
Kさんは仕事の関係でギリギリになるとのことだったので、少し待つことにしました。

12時59分。まだKさん現れません。
やや不安になってきました。
そして1時。時間です。入り口の明かりが落とされました!Kさんはまだです。
まずい!!どうしよう…。
その時ドアが開いて係の人が声をかけてくれました。
「上映が始まります。この後は中に入れなくなりますがどうされますか?」
「!済みません!一本だけ電話させてください!!」
Kさんに電話すると
「ごめんごめん、もう駐車場に車を停めたところだからすぐ行くから。先に入っていて!」
すぐに来れるなら何とかなるだろう。
二人で遅れてこそこそ入るより、一人でも先に入っていた方が迷惑かからないよね。
そう判断した私、係の方に案内されて席に着きました。

最初の内は、Kさんのことが気になってちょっと落ち着かなかったのですが
いつの間にか映画の世界に引き込まれてしまった私。
Kさんのことをすっかり忘れて映画に見入ってしまいました。

力道山。
人気プロレスラーで、チンピラに刺されてその傷がもとで死んだ人…位の知識しか
ありませんでした。
ヒーローなんだから、華やかで陽のあたる人生を歩いてきた人だと思っていたのに。
こんなに悲しい人だったなんて…。
悲しくて悲しくて、寂しくて寂しくて、たまりません。
幸せってなんなんだろうな…ってことを考えさせられてしまう映画でした。

そうそう、力道山を演じた韓国のソル・ギョングさん、すごい俳優です。
もともとは体重64キロだったのに、力道山を演じるために5ヶ月で28キロ増やしたのだ
そうです。
そして、クランクインの半年前から日本語とプロレスのトレーニングを始め
日本語も吹き替え一切なし、激しいプロレスシーンも全て自分で演じきったんですって!
すっごい迫力でしたよ。
もともとレスラーの人をキャスティングしたのかと思ったほどです。

ところでKさんですが、結局車を中々停めることが出来ずに、ようやく辿り着いたも
やはり、扉は閉ざされていて中に入ることが出来ませんでした。
ガーン!!
だからとっくに帰ったんだと思っていたのに、何と上映が終わるまで待っていてくれたのです。

あんまり可哀想だから、コーヒーをご馳走してあげました。
その前に遅刻したお詫びとして、鍋焼きうどんをご馳走してもらったんですけれどね。
へへ。



11月25日
一番の幸せ
逆ぎっくり腰、昨日よりはだいぶ良くなりました。
それでも不安なので、そろりそろりと出かけた原宿のブルー・ジェイ・ウェイ。
ジャズクラブです。

今週はライブ三昧でした。
聴きたいもの続きだったんですよね〜。
火曜のMJQ。水曜のキャブ・キャロウェイV。木曜はジョー・サンプル。
そして今日、市原ひかりちゃん!

市原ひかり。22歳のジャズトランペット&フリューゲルホルン奏者。
私が、「今、妹にしたいNo1」の女の子です。
だって可愛いんだもん。
初めて会ったとき、挨拶もそこそこ「カワイイ〜!!:」って思わず手を握ってしまいました。
(私って…オヤジ??)

でも、ルックスだけでなく中身も負けずに可愛いのです。
素直で、のびのびとしていて。
何をきいても、自分の言葉で、一生懸命に答えてくれます。
ああ、本当に愛情をたっぷり、可愛がられて育ってきたんだなぁ…って感じです。

若い女の子でラッパを吹いている…なんていうと
“イメージを裏切り、強烈なブローでバリバリ吹きまくる…”っていう図式がありがちですが
彼女の音は違います。
限りなくやさしくて、温かくて。
“市原ひかりという光”で、聴いている人をほんわりと包み込んでくれる感じ。

今日は彼女のデビューアルバム『一番の幸せ』の発売記念ライブツアーの初日でした。
頭に大きなお団子を作って、Tシャツにミニのデニムスカート、膝上までのロングブーツで
現れた彼女は、本当に本当にキュートでした!

しか〜し。楽しみにしていたんですが、明日は早起きしなくてはならないので
1stセットだけ聴いて泣く泣く帰ってきたのです。
でも、このあと大阪、京都とツアーがあって、その後12月3日には
横浜のモーションブルーでライブがあります。
今度こそ、2ndセットまで思う存分楽しみたいのです。
皆さんもいかがですか?
ぜひぜひ一緒に応援しましょう。

ライブはちょっと行けないわって方は、アルバム『一番の幸せ』いいですよ!
私の今年のオススメの5枚に入ります。
ジャズアルバムっていうと、スタンダード曲や名曲のカバーが多いほうが売れる傾向が
あるのですが(やっぱり知ってる曲が多いほうが買いやすいもんね…)
でも、この『一番の幸せ』はデビューアルバムにもかかわらず、10曲の内8曲が
彼女のオリジナル。
ひかり色のアルバムになっているんです。
またこれがみんな良いのですよ。
特にタイトル曲の『一番の幸せ』と『星空の旅』。
大好きです。
某テレビ局の午前中の番組のお天気コーナーでBGMに使われていたから耳にしている人も
多いと思いますよ。

市原ひかりの『一番の幸せ』
ほんとにほんとにオススメです。