2016.09.02体験談
映画「シン・ゴジラ」にも使われた指令基地「東京臨海広域防災公園・そなエリア東京」に潜入してみました。 【ひろたみゆ紀・空を仰いで】
9/1は防災の日。
地震大国日本。台風も数多く飛来し、集中豪雨も増えています。
災害安心報道のニッポン放送では、怖い!とうしよう!と手をこまねいていないで今すぐできる第一歩「ちょっとだけ意識しておくこと」をご案内します。
天災は忘れた頃にやって来る!!でもその前に“もしも?!”を体験してみましょう!4日間の短期連載の3日目、私ひろたが体験してきた、今すぐあなたにも体験していただける身近なスポットをご紹介します。
★東京臨海広域防災公園・そなエリア東京
お台場有明に東京臨海広域防災公園・そなエリア東京が出来たのは、今から6年前の2010年。
13.2ha(ヘクタール)の東京臨海広域防災公園は、国の災害応急対策の拠点として整備されました。
首都圏で大規模な地震災害などが発生した時は、ここに国や地方公共団体等の緊急災害現地対策本部が設置され、公園全体が広域的な指令機能を受け持つ場所になります。
普段は広々とした芝生に花と木々の緑あふれる公園。軽い運動やピクニックが楽しめますよ。
緊急災害現地対策本部となるこのオペレーションルームは映画「シン・ゴジラ」にも使われたそうです。
災害時に重要な役割を果たすこの公園の中にあるのが、防災体験学習施設「そなエリア東京」です。
1年間でなんと27万人以上が訪れています。
特に体験して頂きたいのが「東京直下72hTOUR」。
被災した後、国や自治体などの支援体制が十分に整うまでは、自力で生き残らなければなりません。
その目安が3日間、72時間だと言われています。
まず入り口で1人ずつタブレット端末をもらいます。
私達は架空の駅ビルにいます。
お買い物や映画が終わってエレベーターで下降中にマグニチュード7.3、震度7の都市直下地震が発生!
ここからが72時間のスタートです。
非常灯を頼りに真っ暗な駅ビルを抜け、被災した街を歩いて、避難所まで辿り着くコース。
タブレットのクイズに答えながら生き抜く知恵を学ぶ防災体験学習ツアーです。
ここで体験することは現実ではないけれど、それでも、被災するということはこういうものなんだと感じることができます。
特に、再現された避難所の段ボールの仕切りはとてもリアルで、新聞やテレビで見てきた光景と違う物のように思え、被災された方々へ思いを馳せる時間でした。
そなエリア東京では「東京直下72hTOUR」をはじめとして生き残るための工夫生き抜く力を学ぶことが出来ます。
いつ起きるかわからない災害への備えはとても重要ですが、今あるものを上手に利用することもそれ以上に生きる力になります。ここにはそんな知恵が溢れているのです。
東京臨海広域防災公園・そなエリア東京では、イベントも随時行われています。
9/11には、災害時に欠かせない車両が勢揃いする「ぼうさいモーターショー」が開かれます。
そなえ寄席も時々開かれますよ。「防災落語 三遊亭鳳志独演会」笑いの中にちょっぴり涙!防災の知識も身に付きます。
9/3と10月にも開催される予定です。
レポート:ひろたみゆ紀
★東京臨海広域防災公園 そなエリア東京
入場料 無料
開館時間 9:30~17:00
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)・国民の祝日
http://www.tokyorinkai-koen.jp
気になるしゃべりを掘り起こす「ニッポン放送 しゃベル」より引用
https://www.1242.com/lf/articles/15447/