上柳昌彦 ラジオの人

上柳昌彦
(うえやなぎ・まさひこ)
誕生日:1957年8月1日
星座:しし座
血液型:B型
出身地:大阪府
趣味:スポーツジム通い

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2020年2月29日

2月の終わりに
新型コロナウィルスに関して、高齢者のリスクが高いことや、もはや感染を完全に防ぐことは難しく感染した場合に重症化することをいかに回避するかを考えるべきだという見解が、数日前に盛んに報道されていました。

また初期の段階からあったインフルエンザが水際で食い止められないように、新型コロナウィルスも止められないという専門家の意見も記憶に残っています。

そして今回は小中高校並びに特別支援学校は春休みまで休校するようにという要請が政府から発表されました。

番組には共働きやひとり親あるいは教職員の方々から、どのように対応してよいのかが分からないというメールが数多く寄せられ「これは困った状況になりました」という感想を交えながら紹介しました。

またそれに対して「今までは国の対応が遅いと言っていたのに、対応したら今度は批判かよ」という意見もツイッターを中心に寄せられました。

番組リスナーの皆さんが、この状況に不安であったりイラついていることがよくわかりますし、私もいったい何が正解なのかはまったくわからないまま毎日の放送に臨んしまっている状態です。

それなら黙ってればいいだろうというご意見もあるでしょうが、お互いに不安を共有しつつ、様々な考え方があることもまた共有したいという気持ちがあるので、極端な意見を絶対的な正義として押し付けることはないように気をつけながらマイクの前に立っております。

要するに軸のないブレブレ野郎という事だけなのですが・・・

国の対応が遅いのかやりすぎなのかに対しては、専門家や識者の意見も様々ですし、政権に対する立場や考え方によっても反応は著しく変わります。

とにかく今後また同じような事案が発生した場合にどのように対処すべきか、さらに検証を深めていただきたいものです。

また、すでに検討されているようですが、子供をもつ保護者が休業した場合に企業が出す手当を補助する助成金など、休まざるを得ない保護者にも一定の収入が得られるなどの対策等々もお願いしたいものです。

今回の政府の要請に対して、各自治体の長の皆さんには各々裁量が認められているので、休校にしない判断や早い時期での休校解除という判断もあるでしょう。

2月13日の時点で東京都医師会感染症危機管理対策協議会が発表した文章には
「感染力はインフルエンザと同程度か弱い」
「重症度は通常のインフルエンザなどと同程度(高齢者や免疫力の低下した人は重症化して亡くなる場合がある)」
「簡易的な診断方法が現時点ではない」
「治療薬はない」
「感染しても多くは症状が出ないか、少し長めの呼吸器症状で完治」
「予防方法は『標準的な感染予防策』で十分」とありました。

あれから2週間以上たっているので状況が変化していると事もあるかもしれませんが参考になりました。

また「標準的な感染予防法」とは、連日アナウンスされている「手洗いとうがい」
「咳やくしゃみをしてい人はマスクの着用を」
「軽い感冒症状は自宅で休養」
「症状が長引いたり重くなったら医療機関に電話連絡の上受診」
「バランスの良い栄養と休養をとり体調管理を万全に」
「高齢者、乳幼児、体調不良の人は人ごみへの外出を控える」
などです。

つまりはインフルエンザ流行期と同様の対策をとのことでした。

2月29日夕方にこれを書いています。状況は日々変化しているので現状とそぐわない記述があることをお許しください。

とにもかくにも少しでも早くこの騒動が沈静化することを、今ははただ願うばかりであります