この歌詞の ココが神ってる:きたやまおさむさんが語る「あの素晴しい愛をもう一度」
加藤和彦と北山修「あの素晴しい愛をもう一度」について、
作詞した きたやまおさむ さんにうかがいました。
歌詞に出てくる「花」はどういう意味を持っているのか…。
きたやまさんはこう話します。
「花は散るから美しいと言いますが、
来年もまた咲くから綺麗なんだと思う。
これが2度と咲かなかったら、あまりにも悲しい」
では、なぜ心が通わなくなったのに
「愛をもう一度」と歌っているのでしょう。
「ラブコールというのは
愛する人に向けて”会いたい”と思う気持ち。
会えなくならないと、呼ばない。
いつもすぐそばにいる人のことは無視してしまう。
心が通わなくなるから「会いたい」と思うんです」
きたやまさん、最後に、こんなことをおっしゃいました。
「2番3番と聞いていくと、
どんどん事態がひどくなってるんだよね」
八木さんも「明るく”あの素晴らしい愛をもう一度”
と歌っていたけれど、悲しいですね」と話していました。
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