3分でポン:お医者さんに聞く「マスクの常識・非常識」
医師たちで作るオンライン病気辞典「メドレー」の
監修を担当されている豊田剛一郎さんに
「マスクの常識・非常識」をうかがいました。
マスクの目的は、喉の保湿と花粉予防
マスクは、インフルエンザや風邪予防として使う人が多いでしょう。
実はインフルエンザウイルスは空気中を漂っているわけではありません。
人が話した時などにつばが飛び、
それが手について口に入ったりすることで感染します。
ですから、マスクはウイルスが口に入るのを防ぐ効果があります。
また、マスクをすることで喉が保湿され、
それがウイルスの予防にもつながります。
就寝中にマスクをするのも、
喉の粘膜を守るためには効果があります。
一方、花粉は空気中に漂うのでマスクはとても効果的。
たまに鼻を出してマスクをかけている人もいますが、
これだと花粉症対策としての効果が半減してしまいます。
マスクは鼻から顎にかけてぴったり覆うようにつけましょう。
目と鼻と口の粘膜に花粉触れるとアレルギー反応が出るので、
なるべく粘膜を覆いましょう。
マスクはどのくらいの頻度で交換?
花粉が多い日、風が強い日などは、
マスクの外側に花粉ついているので、
こまめに替えたほうがいいでしょう。
喉の保湿のためのだったら、
朝から晩まで同じマスクをつけたり外したりしていても大丈夫です。
ただ、飲みかけのペットボトルを放置するのがよくないように、
マスクも菌が繁殖するので、
1日使ったら新しいものに交換したほうがいいでしょう。