3分でポン:葛飾北斎はヘンな人!? 引っ越し93回、改名30回!
美術を面白おかしく解説する、アートテラー・とに~さんがスタジオで
葛飾北斎について教えてくれました。
▼とに〜さん(左)、八木さん(右、の手)
▼とに〜さんのネクタイ、とっても個性的です!
浮世絵師として知られる葛飾北斎は、
アメリカ「ライフ」誌で
「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」
に選ばれた、唯一の日本人です。
ただ、かなり変わった人物だったようで、引っ越しは93回。
これは、家が汚れると片付けるのが面倒なので引っ越したから、と言われています。
改名もすごくて30回。
有名な「富嶽三十六景」を描いた時は、
「為一(いいつ)」と名乗っていましたが、
北斎の名前が忘れられなかったのか
「北斎改(あらため)為一」と署名が入っています。
晩年の名前は「画狂老人卍(まんじ)」。
最近女子高生の間で「ヤンチャな人」を表す言葉「卍」ですが、
もしかして、北斎もヤンチャだったのでは…
というのは、とに~さんの説です。
また、弟子に名前を売ってお金を稼いだという話もあるそうです。
最後に、北斎通になれる話題もひとつ。
「富嶽三十六景」には、当時ヨーロッパから輸入されたブルーの絵の具、
「プルシアンブルー」が使われているんですが、
よく見ると、描かれている風景や人物の輪郭も藍色で描かれているんですよ。
とに~さんの公式ブログ「アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】」
http://ameblo.jp/artony/