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放送時間:毎週土曜日 8:30~10:50

3分でポン:アートテラーとに〜さんに聞く「入場者数15万人突破! 奇跡の展覧会『ミュシャ展』とは」

現在、国立新美術館で開催されている『ミュシャ展』について、
アートテラーとに〜さんにうかがいました。

ミュシャの本当の名前は「ムハ」

チェコ出身の芸術家、ミュシャ。
日本では「ミュシャ」という名前で知られていますが、
実はこれ、「Mucha」のフランス語読み。
「ミュシャ」と呼ぶのはフランスと日本くらいで、
世界各国では「ムハ」と呼ばれているんです。

巨大な作品をくるくる巻いて運んできた!

現在、国立新美術館では
チェコ文化年事業『ミュシャ展』が開催されています。

最大の見所は、50歳で故郷に帰ってから
晩年まで17年かけて仕上げた作品《スラヴ叙事詩》。
およそ縦6メートル、横8メートルの
巨大なカンヴァスに描かれた20点の油彩画が一挙に来日。

どのくらい大きな作品かというと…
サッカーのゴールを2つ重ねたよりも大きい!

そんな巨大な作品を20点一気に展示できるのは、
日本国内でも国立新美術館くらいしかないんです。

ではこの巨大な作品、どうやって日本まで運んだんでしょうか。

実は、絨毯のようにくるくる巻いて持ってきました。
一般の絵画も枠を外せば丸めることはできますが、
どうしても絵の具にひびが入る危険があります。
でもこの《スラヴ叙事詩》は、
丸めて運ぶことを想定して描かれていたようです。

入場者数15万人突破!「奇跡の展覧会」と呼ばれる理由は?

《スラヴ叙事詩》は、ミュシャが生まれ故郷の国のために、
国の歴史を描きたいと思って作り上げた作品。
そのため、チェコの人も本当は国外に出したくないお宝。

今回、20点も日本に持ってきて展覧会が開けたこと、
このこと自体がもう「奇跡」なんです。
1点来日するだけでもすごいのに、それが20点。

この機会を逃すと、もう2度と日本では見られないでしょう。

「ミュシャ展」に行く時は、単眼鏡を持っていこう!

縦6メートル、横8メートルの大きな作品ですが、
表現はとても細やか。
展覧会に行く時は、単眼鏡を持っていくと
高いところまでよく見えますよ。

<国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業『ミュシャ展』>

2017年3月8日(水)ー 6月5日(月)国立新美術館 企画展示室2E
http://www.mucha2017.jp

アートテラーとに〜さん

ブログはこちら:http://ameblo.jp/artony/

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