番組でご紹介した作品をブログでも味わって頂く「サンデー早起キネマ」
今週ご紹介したのは、今話題のノンストップ脱出ミステリー
『仮面病棟』
原作は、“ポスト東野圭吾”と呼び声も高い、医師で小説家の知念実希人さんの同名のベストセラー小説です。
舞台は満床の入院患者を抱える田所病院。
ある日、先輩に“当直を代ってくれ”と頼まれた若き外科医の速水が、病院にやってきます。
しかしその夜、突然、不気味なピエロの仮面をつけた凶悪犯が現れ、病院を占拠。
犯人は近くのコンビニを襲って銃を発砲。撃たれた女子大生の瞳を人質として連れてきます。
重い鉄格子で閉ざされ、危険な密室と化した病院から脱出を試みる速水と瞳ですが、出口を探すうちに不可解な病院の異変に気付いてしまいます。
入院記録のない患者たち、隠された病室、あるはずのない最新鋭の手術室、そして凶悪犯に占拠されたにもかかわらず警察への通報を拒否する院長とスタッフ。
何か変だ…この病院は一体何を隠しているのか?
そして凶悪犯は何のためにこの病院を占拠したのか?
謎を追ううちに次々と明らかになる想像を絶する深い闇、そして国家ぐるみの巨大な陰謀!
病院の仮面がはがれた時、姿を現すまったく違う別の顔…その“衝撃の真実”とは?!
謎を追う青年医師・速水役は、坂口健太郎さん。
驚きましたが、初の単独主演だったんですね。心に大きな悲しみを抱え、医師として自信を失っていた速水がどう変わっていくのか…見所です。
そして、一緒に脱出を試みる女子大生・瞳は、永野芽郁さんが演じました。
“難しい役どころをよくぞ!”という好演でした。
全ての秘密が暴かれると、“ああ、そうだったのか?!”と愕然とします。
なぜなら、観ている私たちは、謎に包まれた事件の真相を、気付かないうちに既に目撃していたからなのです。自分に見えていたものとは全く違う真実が、そこにあったのです。
目に見えるものがすべてではない…出来事に隠されたもう一つの真実。
かなりの衝撃です!
真実を確かめるため、すぐさま、もう一度、最初から見返したくなります。
『仮面病棟』
全国公開中
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/kamen-byoto.jp/
Ⓒ2020映画「仮面病棟」製作委員会