2010年の放送開始以来、世界中で大ヒットしたあの英国ドラマがついに映画化されました。
『ダウントン・アビー』です。
舞台は20世紀初め、イギリス・ヨークシャーのダウントン村にある大邸宅“ダウントン・アビー”。
グランサム伯爵クローリー家の家族とその使用人達の生活に、タイタニックの沈没など、歴史上の出来事がさり気なく織り込まれたヒューマンドラマです。
お好きな方いらっしゃいますよね。私も大好きで、シーズン6まで全部観ました。
落ち着くところに落ち着いた登場人物たちが、映画では何を見せてくれるのでしょうか?
今回はスクリーンに、嬉しくなっちゃうお馴染みのメンバーが勢揃いしました。
でも、ドラマを見ていなくても大丈夫!この作品だけでも充分に楽しめますよ。

DOWNTON ABBEY
期待が膨らむ映画はどんなストーリーなのでしょうか?
ある日、ダウントン・アビーに、国王ジョージ5世と王妃のメアリーが訪れることになり、一家も使用人達も大興奮。パレードや、豪勢な晩餐会の準備をしなければなりません。今やダウントンを切り盛りしている長女のメアリーは、引退していた元執事のカーソンに助けを求めます。
しかし、屋敷を下見に来た国王の従者達は、“すべての世話は自分達が行うので手出しはするな”というのです。そんな理不尽な!…ダウントン・アビーのプライドにかけて、使用人達はある計画を思いつきます。
一方、先代の伯爵夫人バイオレットと従姉妹の財産争いをはじめ、スキャンダルや恋などが次々と巻き起こり、そのたびにダウントンの命運も危うくなります。
果たして彼らはこの一大事を無事乗り切って、ダウントン・アビーはこのまま存続できるのでしょうか?
貴族の華やかな生活と影の部分、そして使用人達の人間模様が丁寧に描かれているのが、この作品の魅力だと思っているのですが、映画でも裏切られませんでした。
ロマンス、サスペンス、コメディ…すべての要素が揃っているのです。
そして登場人物たちを纏めているのがダウントン・アビーという緑の芝生に囲まれた大邸宅。
あの景色の中で繰り広げられる物語に私たちは一喜一憂してしまうのです。
今回は家のテレビで見るダウントン・アビーとは違います。
巨大なスクリーンで、景色や屋敷の美しさ、当時の衣装の豪華さなどをたっぷりご堪能下さい。
20世紀初頭のイギリスの貴族の生活をあなたも是非肌で感じて下さいね。
『ダウントン・アビー』
2020年1月10日(金)、TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
監督:マイケル・エングラー 脚本: ジュリアン・フェローズ
出演:ヒュー・ボネヴィル、ジム・カーター、ミシェル・ドッカリ―、エリザベス・マクガヴァン、マギー・スミス、イメルダ・スタウントン、ペネロープ・ウィルトン
スコープサイズ/ドルビーデジタル/2019年/イギリス・アメリカ映画/原題:Downton Abbey/字幕翻訳:牧野琴子/配給:東宝東和
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