番組でご紹介した作品をブログでも味わって頂く「サンデー早起キネマ」
“毒を持って毒を制す！”
新しい韓国ノワールエンタテインメントが日本上陸！
極悪組長と暴力刑事が手を組み、無差別連続殺人鬼を追い詰めるというスリリングな凶悪バイオレンスアクションムービーです。
でも、ただの暴力映画ではありません。
韓国独特の笑いあり人情あり恐怖あり…なによりアクションが素晴らしい
『悪人伝』
凶暴な暴力団の組長チャン・ドンスがある雨の夜、何者かに刃物でめった刺しにされます。
奇蹟的に一命をとりとめたドンスは、対立する組織を疑い、手下を使って犯人捜しを開始。
一方、事件の捜査に当たるのは、暴力的な手段も辞さない荒くれ者の刑事チョン・テソク。
まだ警察も世間も、誰も気づいていませんでしたが、彼はこの事件が一連の連続殺人事件の一つだと確信していました。
手がかりを求めてドンスに付きまとうチョン刑事。
相手よりも早く犯人を捕まえようと、バチバチ！敵意をむき出しにしています。
しかし、なかなかシッポを出さない狡猾な殺人鬼を出し抜くためにはお互いの情報が必要だと悟り、いつしか共に戦うことを決意。
2人は犯人を捕まえることができるのか？その先には何があるのか？
主人公の組長ドンス役は、私の大好きなマブリーことマ・ドンソク（ラブリーとマをかけています。韓国ではマブリーで通じます）。
「新感染ファイナルエクスプレス」「犯罪都市」「神と共に第二章」など、話題の作品に出演。
強面のゴツイ見た目と心根の優しさとのギャップが魅力です。
今回は極悪暴力団の組長ですから、今までの役とは違い残忍で酷いことも沢山しますが、どこか捨てきれない人情味があるんですよね…こういう役をやらせたらピカイチだと思います。
一方のチョン刑事は、映画・ドラマに活躍中のキム・ムヨル。
この作品のために鍛え上げ、１５キロ増量。スタントも自らこなしました。
極悪組長をモノともせず渡り合う姿がカッコいい！
今年韓国で公開の主演作品が沢山あるので、日本での公開も待ち遠しいです。
さらに、連続殺人鬼役のキム・ソンギュの演技力には脱帽です。
何のために淡々と殺人を続けるのか、表情が見えず、ホントに恐ろしい！
「犯罪都市」でも、中国マフィアの手下を演じ強烈な印象を残しました。
役によって七変化、別人に見えます。まさにカメレオン俳優です。
タイトルは、韓国でもそのまま『悪人伝（악인전）』。
最後の最後に、深い意味があると気づきました。
シルベスター・スタローン制作でハリウッドでのリメイクも決定。
本当の悪人を探しに是非映画館に！
シネマート新宿ほか ７月17日（金）公開予定
公式サイト：http://klockworx-asia.com/akuninden/
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【キャスト】マ・ドンソク、キム・ムヨル、キム・ソンギュ
【スタッフ】監督・脚本：イ・ウォンテ
【クレジット】2019年／韓国／110分／カラー／シネマスコープ／5.1ch／原題：악인전（THE GANGSTER, THE COP, THE DEVIL）／韓国語／配給：クロックワークス
