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日本産婦人科医会 木下勝之会長「お母さんに気づいてほしい、子供の甘えの感情」

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8月18日(日)の放送では 公益社団法人:日本産婦人科医会、会長の木下勝之さんをお迎えして「ストレス時代の子育て」についてお伺いしました。

自見  淵澤さん!ストレスにはネガティブストレスと
   ポジティブストレスがあるって、 知っていますか?

淵澤 ストレスって悪いことなんじゃないですか?

木下 小児科医の自見先生が一番ご存知だと思いますが、
   子供さんが育っていく過程において、
   いろんな試練があるじゃないですか。
   例えば初めて幼稚園に行く時。
   子供はお母さんにしがみついて離れません。
   泣き叫びます。でもどこかで乗り越えなくてはならない。
   というようなストレスは大事です。
   他にも例えば悲劇的なこと。身近な方が亡くなってしまったとか。
   ショックとしては、耐えがたいストレスです。
   でも、乗り越えて行きます。
   そばに、支えてくれるオトナの人がいるから乗り越えられる。
   「トレラブルストレス」と言って、
   耐えられることの出来るストレスなんです。
   「レジリエンス」という困難を緩和し、乗り切っていくチカラ。
   子供が育っていく上で、非常に大切な資質なんです。
    
 自見 人が成長していく過程において、大事なことなんですね。
   その根本が、木下会長がよくおっしゃっている
   「愛着形成期」にあると思いますが今はスマホ世代になっています。
   スマホ世代のお母さんと子供の関係について、どのようにお考えですか?

木下 日本にとって真剣に考えていかなければならないと思います。
   と申しますのも、お母さん達は妊娠中からスマホ漬けです。
   そして子育て中、お母さんはスマホを見ながら、
   泣き叫ぶ子供をあやします。
   そういう時代になってしまってそれでいいの?と思っていまして。
   どのように育児をしていくのか?僕は基本は母子関係だと思っています。
   「甘える」。お母さんに慕っていく時に、お母さんは応えてあげる。
   「甘えの感情」が解りますよね。
   そういったことからはじまることなんです。
   それは非常に大事なことで。健康な素直な「甘え」は
   将来、様々な人間関係を作っていく上での基本になるんです。
  
 自見 是非、見つめあって、向かい合って、いただきたいですね。

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