3月10日(日)の放送では参議院議員の、武見敬三さんをお迎えして、
「キャスター時代のお話」をお伺いしました。
淵澤 けさで武見さんの回は3度目の放送なんですが、
大変、お話が分かりやすい!というのも、武見さんは
1984年テレビ朝日の「CNNデイウォッチ」ではキャスターを。
1987年テレビ朝日の「モーニングショー」では総合司会を
務められていたんですよね!
自見 キャスターになられたきっかけを教えてください。
武見 私がハーバードで研究員をやっていた時に、
筑紫哲也さんが取材に訪れて、現地の通訳をやったのがきっかけで
筑紫さんと知り合いました。
そうしたら、テレビ朝日がCNNと契約を結んで
ダイジェスト番組をやることになって。
どうやら最初、筑紫さんに声がかかったようなんだけど、
筑紫さんは断った。
そして筑紫さんから「武見さん、あんたやらない?」と。
自見 また「モーニングショー」は奥様向けの番組で
芸能ニュースなども扱ったそうですね。
武見 これは面白かったんだよね~。
梨本勝さんの芸能ネタなどを通じて、私の感性が広がりました。
スキャンダルネタは、くだらないという人もいるけど、
それが世相の一部を表しているんですよ。
真面目に真正面から見るだけでは、
社会というものはわからないなと思いました。
そして大事なところは(コーナーを)しめる時!
自見 しめる時?
武見 だいたい20秒でしめます。
その時に大切なのがキーワード。
物事にかかわるキーワードを見つけて
パシッと言う。それだけでいい!
ラジオだってテレビだって同じ。
長い理屈を等々と述べたって誰も聞いちゃいない。
そのかわりキーワードだけは必ず記憶に残る。
その出来事の一番わかりやすいキーワードを見つけ出して
一言、言えばいい!
自見 これは国会答弁でも役に立っていますか?
武見 間違いなく役になっています!